マンゴーの日持ち|丸ごと常温・切ったあと冷蔵庫?長持ちする保存方法

マンゴーは人気のトロピカルフルーツですが、日持ちや保存方法について知っていますか?実は冷蔵保存だとマンゴーにとって寒く、傷みやすくなってしまいます。今回は、

  • マンゴーの日持ち
  • マンゴーの栄養と効果・効能
  • マンゴーは腐るとどうなる?
  • マンゴーの保存方法

この3つのテーマについてご紹介いたします。

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マンゴーとはどんな果物?

学名 Mangifera indica
分類 ウルシ科マンゴー属
原産地 インド、マレー半島
英語名 mango
フランス語名 mangue
中名 芒果
旬の時期 6月〜8月
主な産地:国産 沖縄、鹿児島、宮崎
主な産地:輸入 フィリピン、メキシコ

マンゴーの歴史は長く、ミャンマーやインド東部では約4,000年前から栽培が行われていたと言われています。日本には明治時代に伝来し、本格的に栽培されるようになったのは1970年代のことです。

黄色い皮は熟すと赤色に変わり、トロピカルな南国の味が特徴です。現在では沖縄県や宮崎県などの暖かい地域を中心に栽培・生産が行われています。

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マンゴーの栄養と効果

栄養

マンゴーは抗酸化作用のあるビタミンCビタミンEをたっぷり含み、葉酸・カリウムも豊富で栄養価値の高い果物です。

  • ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
  • ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
  • 葉酸:葉酸は、細胞分裂の核酸合成に不可欠であり、胎児の発育や妊婦において重要なビタミンです。胎児の場合は、脊椎の正常な分化を促進し先天性の奇形リスクを減らします。赤血球の分化に特に関わっており、貧血予防に効果があります。アミノ酸代謝にも関わるビタミンです。
  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。

効果・効能

マンギーが持つ抗酸化ビタミンはがんの抑制や、免疫機能を高める効果があります。また、疲労回復効果もあるので、疲れやすい夏に食べたい果物です。

効果効能
  • がん抑制
  • 疲労回復
  • 美肌効果
  • 老化防止

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マンゴーの日持ち

マンゴーの日持ち日数の目安は、常温・冷蔵・冷凍それぞれ下記の日数となっています。

マンゴーの日持ち
  • 常温保存…未完熟:1〜2週間 / 完熟後:約3日
  • 冷蔵保存…丸ごと:向いていません! / カットマンゴー:2日前後
  • 冷凍保存…約1ヶ月

マンゴーの日持ちは、追熟前か追熟後かによって異なります。追熟前のマンゴーは固く、甘みが弱いので追熟させて甘くする必要があります。

完熟後は3日を目安に消費しましょう。また、カットしたものは傷みやすいので冷蔵保存しますが、丸ごとマンゴーは冷蔵保存が向いていない果物です。理由と詳しい保存方法については記事の後半でご紹介いたします。

マンゴーは腐るとどうなる?

マンゴーは腐るとどうなるのでしょうか?腐ったマンゴーの特徴まだ食べられるマンゴーの特徴を、それぞれ確認してみましょう。

腐ると…
  • 種の周りが茶色く変色している
  • 皮が柔らかくぶよぶよになっている
  • 腐敗臭がする
  • 黒い斑点ができている
  • 茶色っぽい汁が出ている

マンゴーは25度以上になるとすぐに傷んでしまうと言われています。傷み始めると 皮は柔らかくぶよぶよ になり、 茶色っぽい汁 が出るようになります。

また、すぐにわかる皮の状態として 黒い斑点がある ことも傷んでいる目印です。外側は一見大丈夫でも、 切ってみたら種の周りが茶色く変色している! なんて時も腐っているので注意しましょう。

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まだ食べられるマンゴーの見分け方

マンゴーが腐っているのかどうなのか、わかりにくいマンゴーを見分けるポイントを見てみましょう。

 押すと皮が凹むくらい柔らかい

 皮が赤く変色している

 切ると水気が出てくる

これらは全てマンゴーが熟したことによる状態です。柔らかさ皮の赤さ水っぽさの全てが熟していることに関係しています。これ以外に臭いがあったり茶色い汁が出たりなどしていなければ、食べることができます◎

マンゴーが腐る原因3つ

マンゴーが腐りやすくなる原因を3つ見てみましょう。

 暖かい場所で長期間保存している

 7度以下の冷蔵庫内で保存している

 傷が付いている

マンゴーは暖かい環境を好む果物ですが、熟した期間を超えると一気に腐敗期間に変わってしてしまいます。追熟したマンゴーは、それ以上暖かい場所で保存すると傷みやすいです。しかし寒さにも弱いので、7度以下の場所で保存すると“低温障害”を引き起こし、傷む原因となってしまいます。

また、傷が付いているとそこから変色したり雑菌が入って腐りやすくなってしまいます。マンゴーを選ぶ時はできるだけ綺麗な状態のものを選びましょう。

マンゴーの保存方法

マンゴーの常温保存・冷蔵保存・冷凍保存それぞれの方法は下記になります。

常温保存

マンゴーは「追熟」の有無によって常温での保存期間が異なります。追熟してからできるだけ日持ちさせたい場合は、8度程度の環境で保存すると熟しを抑えてそのままの状態をキープすることができます。

常温保存
  • 直射日光が当たらない場所で保存する
  • 風通しの良い場所に保存する

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冷蔵保存

マンゴーは20度以上の暖かい地域で育つので低温に弱いフルーツです。冷蔵庫内は6度前後ですが、マンゴーは7度以下の場所で保存すると低温障害を引き起こしてしまうのです。そのため、マンゴーは冷蔵ではなく常温保存することをオススメします◎

ですが、カットしたマンゴーは傷みやすので冷蔵保存します。冷蔵保存の手順はこちらです。

冷蔵保存
  1. 断面が空気に触れないようにラップで覆う
  2. ビニール袋に入れて野菜室へ入れる

冷凍保存

すぐに食べないマンゴーは冷凍保存も可能です。

冷凍保存
  1. 皮を剥き食べやすいサイズにカットする
  2. 複数個ずつラップに包む
  3. 密閉袋に入れて冷凍庫に入れる

まとめ

この記事をまとめると

  • マンゴーの日持ち日数は、常温:未熟→1〜2週間/冷蔵:2日前後(カットの場合)/冷凍:約1ヶ月
  • マンゴーは寒すぎると低温障害を起こすので、冷蔵保存はあまり向いていない!
  • カットマンゴーは傷みやすいので、野菜室で保存する!

マンゴーは市販で冷凍モノが通年販売されていますが、生マンゴーは夏限定の果物なので是非旬の時期に堪能しましょう♩完熟していない時は追熟させ甘くしてから食べてみてくださいね。

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