ライ麦パンは食感や味わいが通常の白いパンと比べて特徴的なパンの種類ですが、どのくらい日持ちするのでしょうか?今回は、
- ライ麦パンの日持ち・賞味期限
- 腐るとどうなる?消費期限切れは食べられる?
- 長持ちするライ麦パンの保存方法
この3つのテーマについてご紹介いたします。
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目次
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ライ麦パンとは?
“ライ麦パン”は、ライ麦を原料として作ったパンのことです。ライ麦パンはヨーロッパを中心によく食べられているパンの種類で、記事が薄茶色いのが特徴です。
ライ麦パンは通常の食パンに比べてGI値が低く、ダイエット中でも食べやすいパンとして人気があります。小麦粉よりもビタミンや鉄分・亜鉛などの栄養素が多いのも特徴です。
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ライ麦の栄養・効果
栄養
ライ麦は食物繊維の他、ビタミンB1・B2・B6・B12・葉酸・パントテン酸・ナイアシンなどのビタミンB群が豊富に含まれています。炭水化物の代謝をサポートする効果があり、体の負担を軽減してくれます。
- パントテン酸:パントテン酸は、人間の体内で副腎皮質ホルモンの合成に関わります。コエンザイムAと呼ばれる体内の炭水化物、たんぱく質、脂質全ての代謝に関わるパーツの一部として使用されます。ストレス耐性の効果も上げるビタミンです。
- 葉酸:葉酸は、細胞分裂の核酸合成に不可欠であり、胎児の発育や妊婦において重要なビタミンです。胎児の場合は、脊椎の正常な分化を促進し先天性の奇形リスクを減らします。赤血球の分化に特に関わっており、貧血予防に効果があります。アミノ酸代謝にも関わるビタミンです。
- ビオチン:ビオチンは、代謝における酸化反応に関わる過程で活躍します。炭水化物、脂質、たんぱく質全ての三大栄養素の代謝に関わり、分解された物質がエネルギーになる過程に携わっています。また、ヒスタミンが過剰分泌されることによって起こるアトピー等アレルギーの予防効果があると注目されています。
- ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
- ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
効果・効能
ライ麦に含まれているビタミンB群や食物繊維には、このような効果が期待できます。
- 便秘解消・予防
- 美肌効果
- アトピー性皮膚炎予防
- アンチエイジング効果
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ライ麦パンの日持ち・賞味期限はどのくらい?
ライ麦パンの日持ち日数(賞味期限)の目安は、常温・冷蔵・冷凍それぞれ下記の日数となっています。
- 常温保存…約4日
- 冷蔵保存…約4日
- 冷凍保存…約1ヶ月
ライ麦パンを美味しく食べられる日持ちの目安は約4日で、市販であれば1週間程度日持ちもしますが味や風味・食感が落ちてしまいます。
乾燥もしてくるので、5日以上過ぎたライ麦パンはフレンチトーストなどに加工すると、乾燥も気にならず美味しく食べることができます。長期保存したい場合は、冷凍保存がオススメです。冷凍で約1ヶ月日持ちします。
ライ麦パンの消費期限は?
上記で紹介した日持ちは、美味しく食べることができる期限の「賞味期限」に当たるものです。これに対し、「消費期限」は腐敗や劣化などで食品の安全性がなくなる期限です。
ライ麦パンの消費期限は約1週間!
1週間経ったライ麦パンは味や食感が変わってしまっていますが、消費期限で見るとギリギリ食べることは可能です。消費期限切れのパンは腐ることもあるので、食べない方が安全です◎
パン屋さんのライ麦パンの日持ちは?
スーパーやコンビニなどで販売されているライ麦パンには、保存料など添加物が使用されているものがほとんどですが、パン屋さんのライ麦パンは無添加のものが多いです。
そのため、日持ちは約2日となります。保存料が使用されていない分傷むのが早いですが、安全性が高いのでオススメです◎ホームベーカリーで作ったライ麦パンも同じく2日が日持ちの目安です。
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ライ麦パンは腐るとどうなる?
ライ麦パンは腐ったり傷んだりするとどうなるのでしょうか?食べ忘れてしまうとパンも腐ってしまいます。腐ったライ麦パンの特徴を確認してみましょう。
- カビが生える
- 乾燥して固くなる
- 湿気てしまう
- 味や風味が落ちる
ライ麦パンはカビが生えたら腐っている証拠ですが、その前に味や風味が落ちたり、乾燥して固くなってしまいます。食べられない事はないですが、乾いたライ麦パンは美味しくありません。
ビニール袋に入れていても乾燥は進むので、購入してから2〜3日の美味しい間に消費するのが理想的です◎
ライ麦パンが腐る・傷む原因
ライ麦パンが腐ったり傷んだりする原因はこちらです。
- 湿度の高い場所で保存している
- 購入後2日以上経っている
- 保存中のパンを手で触った
ライ麦パンは常温保存でOKですが、湿度や室温が高いとカビが生えやすいです。また、カビは生えなくても購入後2日以降は味や食感・風味が落ちてしまいます。
また、残りのライ麦パンを手で触ると雑菌が付いて傷むのが早くなるので注意しましょう。
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ライ麦パンを長持ちさせる保存方法
ライ麦パンを長持ちさせる常温保存・冷蔵保存・冷凍保存それぞれの方法は下記になります。
常温保存
ライ麦パンは常温保存OKなので、2〜3日で消費できる場合は涼しい室内で保存しましょう。
- 乾燥しないよう封をしっかり閉じる
- 湿度の高い場所で保存しない
冷蔵保存
ライ麦パンの常温保存と冷蔵保存の日持ちはあまり変わりませんが、冷凍はしないけれど4日〜5日ほど日持ちさせたい時には冷蔵保存がオススメです。
- ラップに包んでから密閉袋に入れると乾燥しにくい
冷蔵庫内は乾燥しているので、ビニール袋に入れていてもライ麦パンはすぐに硬くなってしまいます。できるだけ乾燥を防ぐために、ラップに包んでから密閉袋に入れるようにしまよう。
冷凍保存
ライ麦パンを美味しい状態で2日以上日持ちさせたい場合は、購入後すぐに冷凍保存するのがオススメです。
- 一切れずつラップやアルミホイルで包む
- 保存袋に入れ、しっかりと空気を抜く
- 冷凍庫に入れて保存する
アルミホイルがない場合は、ラップでももちろん代用OKなのですが、より美味しく食べるにはアルミホイルをおススメします。実はアルミホイルは熱伝導がよく、冷凍庫に入れると急速に冷凍が可能になります。冷凍するときの過程で、でんぷんの破壊が行われてしまうとパンがパサパサしてしまうのですが、急速に冷凍ができればこの破壊を防ぐことができるため、ふわふわ感をより残したまま冷凍保存が可能となります。
解凍方法
冷凍ライ麦パンの解凍方法は、電子レンジの解凍機能を使うか、そのままトースターで焼く方法があります。ライ麦パンのカットが厚くなければ、凍ったままトースターで焼くことができます◎
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まとめ
この記事をまとめると
- ライ麦パンの日持ち日数は、常温:3〜4日
- 冷蔵:3〜4日
- 冷凍:約1ヶ月
- ライ麦パンを長持ちさせるコツは乾燥させないこと!
ライ麦パンを3日以上日持ちさせたい時は、購入後すぐに冷凍保存すると美味しくキープすることができます。時間が経つと乾燥してくるので、上手く保存して美味しく消費してみましょう♩
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