じゃがいもの日持ち・保存期限|2ヶ月持つ?ピンク・黒く変色は腐ってる?

じゃがいもは料理のアレンジが豊富な野菜ですが、どのくらい日持ちするか知っていますか?変色も起きやすい野菜ですが、中には腐っているわけではないこともあります。そこで今回は、

  • じゃがいもの日持ち
  • じゃがいもの栄養と効果・効能
  • じゃがいもは腐るとどうなる?
  • じゃがいもの保存方法

この3つのテーマについてご紹介いたします。

スポンサードリンク

じゃがいもとはどんな野菜?

漢字だと 馬鈴薯
学名 Solanum tuberosum
分類 ナス科ナス属
原産地 南アメリカ
別名 ジャガタライモ、五升イモ、二度イモ

じゃがいもの原産地は、南アメリカの標高3,000〜4,000mのアンデス山脈と言われています。当時、じゃがいもやとうもろこしが食生活を支えていました。

日本へは、1,600年頃にオランダ人が長崎へ持ち込んだという説があり、明治時代からようやく全国的な栽培が始まりまりました。初めは食用ではなく観賞用としてじゃがいもが扱われていたそうです。

スポンサードリンク

じゃがいもの栄養と効果

栄養

じゃがいもは炭水化物が多い野菜ですが、食物繊維ビタミンC・鉄分・葉酸・ペクチンなどの栄養成分も含まれています。

  • 炭水化物炭水化物はブドウ糖・果糖などから構成されているものを総称です。大きく分類すると体内に吸収されてエネルギー源になる「糖質」、消化吸収されずエネルギーにならない「食物繊維」とに分類できます。
  • ペクチン(水溶性&不溶性):ペクチンは、植物の細胞壁に含まれている多糖類で、砂糖やさんを加えることでゼリーの様なとろみに変化します。水溶性と不溶性の2種類に分類することができ、主な働きは便秘・下痢の解消、コレステロール値、血糖値を下げる栄養素です。
  • ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
  • 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。

効果・効能

ビタミンCには強い抗酸化作用があるため、免疫力を上げたり美肌効果・生活習慣病予防効果などを期待することができます。また、葉酸は女性に欠かせない栄養素の一つで、胎児の形成を助ける働きがあるので妊婦さんは必見です。

効果効能
  • エネルギー源となる
  • むくみ解消
  • 便秘解消・予防
  • 美肌効果
  • 生活習慣病予防

スポンサードリンク

じゃがいもの日持ち

じゃがいもの日持ち日数の目安は、冷蔵・冷凍それぞれ下記の日数となっています。

じゃがいもの日持ち
  • 常温保存…3〜4ヶ月
  • 冷蔵保存…2〜3ヶ月
  • 冷凍保存…約1ヶ月

じゃがいもは、冷凍保存より常温・冷蔵保存の方が長く日持ちする野菜です。保存方法については後ほどご紹介しますが、涼しい時期れあれば常温保存も可能です◎

じゃがいもは腐るとどうなる?

じゃがいもは腐るとどうなるのでしょうか?腐ったじゃがいもの特徴まだ食べられるじゃがいもの特徴を、それぞれ確認してみましょう。

じゃがいもは腐るとどうなる?

腐ると…
  • 白カビ・黒カビが生えている
  • ぶよぶよして柔らかくなっている
  • 変な匂いがする
  • 酸っぱい味がする

じゃがいもは腐るとカビが生えやすく、見た目で判断できることが多いです。白や黒・緑のカビが生えたら腐っています。また、臭いが出たり食べてしまった場合は酸っぱい味がするのが特徴です。

ピンク・赤に変色した時は?

赤やピンク色に変化する場合、2つ原因が考えられます。

  • 「低温障害」…じゃがいもが生育中土の中にいる時、寒い日が続いて土の温度が低い状態で育った場合や、収穫後の保存環境が寒い場合にも起こるもの。表面ではなく内部が変色している方が多く見られる
  • 「酸化」…切ったじゃがいもは空気に触れることで、元々持っているポリフェノールという成分の色が赤から黒へと変色する

黒・紫に変色した時は?

黒や紫色に変色する場合、メラニンが原因となっています。

  • 「メラニン」…じゃがいもにはチロシンという成分が含まれており、チロシンが空気と触れて酸化することによりメラニンが発生する。このメラニンが黒や紫といった色への変色に繋がる

じゃがいもが腐る原因は?

じゃがいもが腐る原因には、乾燥や湿気などの湿度問題”・”日光の当てすぎ”が考えられます。乾燥するとじゃがいもから水分が抜けて傷みやすくなり、湿度が高くてもじめじめしてカビが生えやすくなります。

また、日光が当たると変色やソラニンという毒成分の生成を促進させてしまいます。じゃがいもを正しく保存することで長期間保存できるので、保存のコツについて見ていきましょう。

スポンサードリンク

じゃがいもの保存方法

じゃがいもの常温保存・冷蔵保存・冷凍保存それぞれの方法は下記になります。

常温保存

新聞紙や紙袋に入れて冷暗所で保存します。じゃがいもの入った袋と一緒にりんごを一緒に入れるとりんごが出す「エチレンガス」がじゃがいもの発芽を防いでくれるのでおすすめです。

冷蔵保存

じゃがいもは長期保存ができる野菜です。冷蔵保存の手順はこちらです。

冷蔵保存
  1. じゃがいもを1個ずつ(又は複数個小分けに)新聞紙で包む
  2. ビニール袋に入れて軽く口を閉じて冷蔵庫に入れる

冷やしすぎを防ぐために、野菜室があればそちらへ入れましょう。水気があると傷みやすくなるので、キッチンペーパーできちんと拭いてから保存します。

冷凍保存

じゃがいもは必ずゆでてから冷凍します。冷凍保存の手順はこちらです。

冷凍保存
  1. 茹でやすいサイズに切ってから茹でる
  2. ラップに包んで密閉袋に入れる
  3. 金属バットの上にのせ、冷凍庫へ入れる

冷凍したじゃがいもは食べる前日に冷蔵室に移して自然解凍するのがベストですが、急ぐときは電子レンジでも解凍できます。

スポンサードリンク

まとめ

この記事をまとめると

  • じゃがいもの日持ち日数は、常温:3〜4ヶ月/冷蔵:2〜3ヶ月/冷凍:約1ヶ月
  • じゃがいもは冷えすぎると良くないので、冷蔵庫よりも野菜室がオススメ!

じゃがいもは長期保存できる野菜なので、大量にストックがある場合も安心です。上手く保存して色々なじゃがいも料理にアレンジしましょう♩

スポンサードリンク