オクラの日持ち・保存期限|ふにゃふにゃ柔らかい・黒い斑点は腐ってる?

オクラはネバネバが体に良い夏野菜ですが、どのくらい日持ちするか知っていますか?黒く変色しやすいオクラの保存期限や保存方法についてまとめてみました。今回は、

  • オクラの日持ち
  • オクラの栄養と効果・効能
  • オクラは腐るとどうなる?
  • オクラの保存方法

この3つのテーマについてご紹介いたします。

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オクラとはどんな野菜?

分類 アオイ科トロロアオイ属
原産地 アフリカ北東部
由来 英語名称がokraである
英語でいうと okra
別名 【和名】カメリカネリ、陸蓮根(おかれんこん)
旬の時期 7月〜9月
主な生産地 高知、鹿児島、沖縄

オクラは熱帯のアフリカで生まれたスタミナがつく野菜の代表格です。実はエジプトでなんと2000年前に栽培されていたという記録もあったりします。現在は品種改良なども進み熱い地域以外でも作れるようになり、全国的に普及しています。

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オクラの栄養と効果

栄養

オクラのネバネバしている成分は、ムチンペクチンといった水溶性食物繊維になります。また、抗酸化作用の強いビタミンEも含んでいます。

  • 水溶性食物繊維:水溶性食物繊維は、食物繊維の中で水に溶けやすい分類のもので、主な働きは腸内細菌の餌となり、善玉菌を増やすと同時に酪酸や酢酸と言ったエネルギーの材料になります。腸内環境を整える効果が高く、便秘や下痢と言った不調を改善していきます。免疫力や肌も綺麗にする栄養素です。
  • ビタミンA:ビタミンAは、抗酸化作用、皮膚や肌の粘膜を作る、人間の視覚情報の伝達に関わるビタミンです。体内にある活性酸素を協力に除去し、肌の生成にも関わるため美肌作用、体内へのウイルスや細菌の侵入を防ぎます。加えて、視覚情報に関わる神経伝達に不可欠なロドプシンの生成の主成分にもなっています。
  • ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。

効果・効能

オクラを食べることでこのような効果効能があります。健康のために良いだけではなく、嬉しい美肌効果も期待できます。

効果効能
  • 整腸作用(下痢・便秘改善)
  • がん予防
  • コレステロールの上昇抑制
  • 胃腸病の予防
  • 血糖値を下げる
  • 高血圧の改善・予防
  • 肌荒れ防止

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オクラの日持ち

オクラの日持ち日数の目安は、冷蔵・冷凍それぞれ下記の日数となっています。

オクラの日持ち
  • 常温保存…約2日
  • 冷蔵保存…3〜4日
  • 冷凍保存…約1ヶ月

オクラは基本的に冷蔵庫か野菜室で保存します。スーパーでは常温で販売されていることも多いですが、傷みやすいので注意しましょう。

オクラは腐るとどうなる?

オクラは腐るとどうなるのでしょうか?腐ったオクラの特徴まだ食べられるオクラの特徴を、それぞれ確認してみましょう。

オクラは腐るとどうなる?

腐ると…
  • 表面に加え断面まで茶色く変色している
  • 水分が抜けてふにゃふにゃ柔らかい
  • 変な匂いがする
  • 切る前から表面がぬめぬめしている

オクラの表面は緑色をしていますが、傷み始めると ガクのあたりから茶色や黒に変色 していきます。それが徐々に 種などの内側まで茶色く なっていきます。

また、 切る前から表面がぬるぬるとヌメリ気 を持っていたり、酷い場合には 変な匂いがしてぐにゃぐにゃ なんてこともあります。

まだ食べられるオクラの見分け方

まだ食べられる傷みかけのオクラを見分けるポイントを見てみましょう。保存していたオクラがこんな風に変化することがあるので、見極め方をご紹介します。

 ガクの部分だけ茶色く変色ししている

 水分が抜け少し柔らかい

 表面が全体的に茶色い

 表面に黒い斑点がある

オクラは傷み始めると表面やガクが茶色や黒く変色します。また、黒くぽつぽつとした斑点ができることがありますが、傷ができていることや、低温障害といってオクラにとって温度が低い環境で保存されたことによるものです。

臭いや表面のぬめりなど他に問題がなければ食べることができますよ。時間が経つと水分が抜けてしなしなになりますが、食べても問題ありませんので早めに消費しましょう◎

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オクラが腐る原因3つ

オクラが腐りやすくなる原因を3つ見てみましょう。

 温度が高い場所で保存している

 湿っぽい湿度の高い場所で保存している

 単に長期間放置してしまっている

オクラ以外の野菜でも言えることですが、高温多湿は腐敗の元です。傷んだオクラ、このような場所で保存していませんか?

オクラの保存方法

オクラの常温保存・冷蔵保存・冷凍保存それぞれの方法は下記になります。

常温保存

オクラはできれば冷蔵・冷凍保存がオススメですが、常温で保存する場合は日の当たらない場所で、生のままキッチンペーパーや新聞に包みヘタを下にして立てておくと良いでしょう◎

冷蔵保存

オクラを冷蔵保存する時は、下処理しておくことで長持ちします。

冷蔵保存
  1. 「ガク」を削ぎ落とし、うぶ毛をとる
  2. かために塩茹でする
  3. 熱を冷まし、水気をよく拭きラップをして冷蔵庫へ

冷凍保存

冷凍保存する場合は、2パターンあります。

冷凍保存
  1.  生のまま冷凍する:板ずりをしたら水気を拭きとり、重ならないように密閉袋にいれる。空気をしっかり抜くことが大切
  2. 茹でてから冷凍する:板ずりをしたらさっと茹で、ザルにあげて粗熱をとる。水っぽくなりやすいので冷水にはさらさないのがポイント。水気を切り密閉保存袋に重ならないように入れ、空気をしっかり抜いて冷凍庫へ

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まとめ

この記事をまとめると

  • オクラの日持ち日数は、常温:約2日/冷蔵:3〜4日/冷凍:約1ヶ月
  • オクラは常温だと傷みやすいので購入後は野菜室or冷蔵庫へ!

オクラは栄養価が高く、健康効果・美容効果ともに期待できるので是非普段の食事に取り入れてみてくださいね。

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