オリーブオイルは体に良いオイルとして人気ですが、どのくらい日持ちするか知っていますか?開封後からどんどん風味や味が落ちていくので、できるだけ早く消費した方が美味しく食べることができます。今回は、
- オリーブオイルの日持ち
- オリーブオイルの栄養と効果・効能
- オリーブオイルは腐るとどうなる?
- オリーブオイルの保存方法
この3つのテーマについてご紹介いたします。
スポンサードリンク
目次
|
|
オリーブオイルとは?
英名 | olive oil |
栄養成分 | 脂質、ビタミンE、ビタミンK、オレイン酸、ポリフェノールなど |
主な生産国 | スペイン、イタリア、ギリシャ |
100gあたりのカロリー | 約920kcal |
オイルという言葉の語源は、アラビア語で「オリーブ」という意味です。今では世界中にたくさんのオイルがありますが、古くはオイルといったら、オリーブオイルしかなかったのです。紀元前3000年頃には地中海沿岸にてオリーブからオリーブオイルが作られた記録が残っています。その後、ローマ帝国が他国を征服するたびに、その土地にオリーブの木を植えて、栽培地域を広げていきました。現在では、地中海沿岸のみならず、中東、南米やアメリカ、オーストラリアなど幅広い地域で作られています。
スポンサードリンク
オリーブオイルの栄養と効果
栄養
オリーブオイルには脂質、ビタミンE、ビタミンK、オレイン酸、ポリフェノールなどの栄養成分を含んでいます。
もちろん100%オイルなのでカロリーとしては高いですが、一般的なサラダ油と違ってオレイン酸が悪玉コレステロールを減らし、生活習慣病予防になるので積極的に使いたいオイルです。
- 脂質:脂質は、1gあたり9kcalのエネルギーを生み出す三大栄養素の中での一番のエネルギー源です。人間の体内では、取り入れた糖質をグリコーゲンとして保存するだけではなくて脂質にすることで、生体維持に必要なエネルギーが無く
- ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
- ビタミンK:ビタミンKは、骨の形成に関わり、ビタミンDとともにカルシウムを取り込むことを助けます。加えて、体内の傷を治すプロトロンビンの働きを助けるため、血小板が傷を塞ぐ働きを助けるビタミンです。不足すると、傷の治りが遅くなります。
- オレイン酸:オレイン酸は、生活習慣予防の効果が高く、血管内の環境改善効果が高い脂肪酸です。悪玉コレステロールの量を減らし、出来た過酸化脂質の量を減らすことで、血管壁へのプラーク生成を抑制します。結果として、動脈硬化や心疾患の予防に役立つ栄養素です。
効果・効能
オリーブオイルの主成分はオレイン酸で、以下のように健康食品として素晴らしい働きをしてくれます。
- 悪玉コレステロールを減少
- 血圧を下げる
- 動脈硬化、心臓病の予防
- 血糖値の上昇の抑制
スポンサードリンク
オリーブオイルの日持ち
オリーブオイルの日持ち日数の目安は、未開封と開封後で異なります。
- 未開封→約2年
- 開封後→約3ヶ月
オリーブオイルは未開封であれば2年ほど日持ちします。オイル類は空気に触れることで劣化していくので、開封後は3ヶ月以内に消費しましょう。
オリーブオイルは特に香りが良いオイルなので、時間の経過と共に風味がどんどん落ちていきます。
オリーブオイルは腐るとどうなる?
オリーブオイルは腐るとどうなるのでしょうか?腐ったオリーブオイルの特徴・まだ食べられるオリーブオイルの特徴を、それぞれ確認してみましょう。
- 開封直後と比べて色が変わっている
- 香りが薄くなっている
- 味や風味が落ちている
オリーブオイルは種類によって色が黄色や黄緑色など様々ありますが、直射日光に当たることで 元の色から変色 していきます。これはオイルに含まれている「クロロフィル」という成分が光合成したことによるものなので、オリーブオイルはできるだけ日光に当たらないように保存するのがポイントなのです。
また、 香りや味が徐々に落ちて風味が悪く なっていきます。腐るわけではないので食べることはできますが、 品質的には悪くなっている ので、開封したらできるだけ早いうちに消費しましょう。
スポンサードリンク
オリーブオイルが劣化する原因
オリーブオイルはが傷みやすくなる原因を3つ見てみましょう。
❶ 開封後長期間経っている
❷ 直射日光に当たる場所で保存している
❸ 温度の高い場所で保存している
オリーブオイルは「酸化」・「時間経過」・「光」に弱いオイルなので、開封してから長期間経っていたり、直射日光が当たる場所で保存することによって劣化が早まってしまいます。
また、温度の高い場所で保存するのもNGです。特に開封したオリーブオイルは、酸化して風味や味がすぐに落ちてしまいますので、できるだけ早めに消費しましょう。
オリーブオイルの保存方法
オリーブオイルを保存する上で気を付けるべき点は、風味を損なう要因の「酸化」です。紫外線に当たると酸化が進みやすくなる為、黒く遮光されている瓶に入ったオリーブオイルを選ぶことが重要です。また開封したら、すぐに使い切ってしまいましょう。
オリーブオイル保存の要点は
- 常温でOKだけれど、紫外線に当てない事
- 透明の瓶やプラスチックより、遮光されているオリーブオイルを選ぶ事
- 開封後は早めに使い切る事
スポンサードリンク
まとめ
この記事をまとめると
- オリーブオイルの日持ちは、未開封:約2年
- 開封後:約3ヶ月
- 風味や香りは開封後からどんどん落ちていく!
オリーブオイルは腐りにくい食材ですが、風味や香りが空気に触れることで落ちてしまいます。開封後はできるだけ早く消費するのが美味しく食べる一番のポイントです!
スポンサードリンク