しいたけは通年購入できるキノコの代表ですが、日持ちはどのくらいか知っていますか?常温・冷蔵・冷凍、どの保存方法が良いのでしょうか?また、腐った時の見分け方にも着目しました。今回は、
- 生しいたけの日持ち
- 生しいたけの栄養と効果・効能
- 生しいたけは腐るとどうなる?
- 生しいたけの保存方法
この3つのテーマについてご紹介いたします。
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目次
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しいたけとは?
学名 | Lentinula edodes |
分類 | キシメジ科シイタケ属 |
別名 | ナバ、ナラノコ |
英語名 | japanese mushroom |
旬の時期 | 3月〜5月、9月〜11月 |
主な生産地 | 徳島、群馬、岩手 |
しいたけの栽培が始まったのは江戸時代初期と言われています。しいたけが好む菌はクヌギの木に多く生息しており、クヌギの木が多いのが大分県でした。しいたけの栽培は大分の地で始まったと言われているのは樹木の環境にありました。
カサ部分が分厚いものが良いしいたけとされ、生の他に干ししいたけが料理に使われています。きのこ類は旨味が豊富に含まれているので、味に深みを出したい時にも重宝する野菜です。
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しいたけの栄養と効果
栄養
しいたけはヘルシーな食材で、旨味成分のグアニル酸のほかビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンDを含んでいます。
- ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
- ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
- ビタミンD:ビタミンDは、カルシウムの働きをサポートし主に骨形成を助けます。加えて、筋肉や神経伝達において不可欠なカルシウム濃度の調整も担っています。細菌の研究では、ウイルスや細菌に対する免疫効果の向上する。抗うつ作用も注目されています。
効果・効能
しいたけが持つビタミンDがは、カルシウムの吸収を高め骨の健康維持に働きます。また、低カロリーで食物繊維が豊富なのでダイエットにも取り入れたい食材です。
- がん予防
- 骨粗しょう症予防
- 高血圧予防・改善
- 便秘解消・予防
- 肥満予防
食べ過ぎで腹痛・下痢に?
しいたけを食べ過ぎて下痢や腹痛を経験されたことのある方もいると思います。実はそれは単なる食べ過ぎではなく、因は食物繊維にあります。しいたけには不溶性食物繊維と水溶性食物繊維が含まれます。
不溶性食物繊維とは、「水に溶けにくい」食物繊維のことで、腸内で大きくふくらみ、腸を刺激することで便通を良くしてくれる働きがあります。
詳しくはこの記事をチェック!
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生しいたけの日持ち
生しいたけの日持ち日数の目安は、冷蔵・冷凍それぞれ下記の日数となっています。
- 常温保存…約3日
- 冷蔵保存…約1週間
- 冷凍保存…約1ヶ月
しいたけは販売時は常温ですが、家庭では冷蔵庫・野菜室で保存しましょう。また、 キノコ類は冷凍することで旨味がアップする ので、冷凍するのもオススメです。
生しいたけは腐るとどうなる?
生しいたけは腐るとどうなるのでしょうか?腐った生しいたけの特徴・まだ食べられる生しいたけの特徴を、それぞれ確認してみましょう。
- ひだや表面が黒っぽく変色している
- 表面がぬるぬるとして水が出ている
- 酸っぱい臭いがする
- 白いふわふわしたカビが生えている
しいたけはカサの部分が茶色くなっているのが通常の色ですが、傷み始めると 濃い茶色や黒に変色 していきます。
また、 カサの表面がぬるぬるしてヌメリがあったり、水気が出る こともあります。しいたけはきのこの香りが特徴的ですが、腐ると
酸っぱい臭いを発します 。また、 白くてふわふわしたカビが生える こともあります。
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まだ食べられる生しいたけの見分け方
まだ食べられる生しいたけを見分けるポイントを見てみましょう。保存していた生しいたけがこんな風に変化することがあるので、見極め方をご紹介します。
❶ 表面がぬるぬるとしてぬめり気がある
❷ 軸がピンク色っぽく変色している
❸ 乾燥してパサパサ気味になっている
❶しいたけが持つ性質が原因:表面が湿っぽくぬるぬるとしている事がありますが、これはしいたけの性質なので食べても問題はありません。意外ですが、 しいたけの90%は水分 でできています。多少のぬめり気は品質に関係しないので安心しましょう。
❷チロシンという成分原因:しいたけは 傷み始めると軸がピンク色に変色 していることがあります。
これは「チロシン」という成分によるもので、酸化したことによりピンク色や赤色っぽく変色します。チロシンに毒性はなく、赤カビではありませんので食べても問題はありません◎
❸水分が抜けていることが原因:しいたけの90%は水分でできているので、 日数が経つごとに蒸発して乾燥 していきます。表面がカサカサになっていても食べられますが、風味や味は通常時と比べて落ちている証拠です。食べても問題はありませんので早めに消費しましょう。
生しいたけが腐る原因3つ
生しいたけが腐りやすくなる原因を3つ見てみましょう。
❶ 湿度の高すぎる場所で保存している
❷ 収穫してから日数が経っている
❸ 温度の高い場所で保存している
しいたけ以外の野菜でも言えることですが、高温多湿は腐敗の元です。傷んだしいたけ、室内で保存していませんか?正しい場所で保存していても、あまりに長期間放置していると腐ってしまいます。
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生しいたけの保存方法
生しいたけの常温保存・冷蔵保存・冷凍保存それぞれの方法は下記になります。
常温保存
常温保存でも約3日日持ちしますが、長持ちさせるためには冷蔵保存をオススメします。
冷蔵保存
生しいたけを冷蔵保存する時は、パックのままだと水分がこもってカビが生えたりと傷みやすくなってしまいます。長持ちさせる保存方法はこちらです。
- 生しいたけをキッチンペーパーに包む
- 密閉袋に入れて冷蔵庫に入れる
冷凍保存
生しいたけは冷凍することで旨味がアップするので、購入後すぐに冷凍してもOKです!
- 生しいたけの石づきを切り落とす
- 密閉袋に入れる
- 金属バットにのせて冷凍庫へ入れる→早く凍らせる小技!
冷凍しいたけは解凍時間を設けず、そのまま料理に入れましょう。解凍すると水が出る原因となるほか、苦味成分もでてくるので味が悪くなってしまうことがあります。
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まとめ
この記事をまとめると
- 生しいたけの日持ち日数は、常温:約3日/冷蔵:約1週間/冷凍:約1ヶ月
- しいたけは冷凍すると旨味がアップするので冷凍保存もオススメ!
しいたけには食物繊維が豊富に含まれているので、お通じに効果的です。美味しく保存して腸内美人を目指しましょう♩
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