いちじくはぷちぷち食感と甘みが美味しい果物ですが、旬の時期に加工しておけば長い期間楽しむことができます。自家製したいちじくの甘露煮は、どのくらい日持ちするのでしょうか?今回は、
- いちじくの甘露煮の日持ち
- いちじくの栄養と効果・効能
- いちじくの甘露煮は腐るとどうなる?
- いちじくの甘露煮を長持ちさせる保存方法
この3つのテーマについてご紹介いたします。
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目次
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いちじくの甘露煮とは?
“甘露煮”は、水と砂糖で煮詰めて果物などを加工したものです。ジャムほど砂糖を加えないため、甘さ控えめで果物本来の味を残すことができます。
ジャムにできる果物はほとんど甘露煮にすることができ、未開封のまま保存して長期保存することができます。
甘露煮の食べ方
そのまま食べたり、ヨーグルト・ケーキ・アイスなどに添えて食べられることが多い
皮ごと?
いちじくの甘露煮は、皮ごと作ることができます。いちじくは完熟していれば手が簡単に皮を剥くことができますが、皮ごと煮込んでも美味しく作れるのでそのままでOKです!
いちじくの皮には毒性が全く含まれておらず、食べることができます。皮には、 ポリフェノールや食物繊維 が含まれているため、丸ごと食べた方が健康に効果的です。
詳しくはこの記事をチェック!
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いちじくの栄養
いちじくには、強い抗酸化作用を持つビタミンEや、女性に必須な葉酸、お腹の調子を整えるペクチンなどの食物繊維が豊富に含まれています。また、カリウム・亜鉛・鉄分などのミネラル類もバランスよく含まれています。
- ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
- 葉酸:葉酸は、細胞分裂の核酸合成に不可欠であり、胎児の発育や妊婦において重要なビタミンです。胎児の場合は、脊椎の正常な分化を促進し先天性の奇形リスクを減らします。赤血球の分化に特に関わっており、貧血予防に効果があります。アミノ酸代謝にも関わるビタミンです。
- ペクチン(水溶性&不溶性):ペクチンは、植物の細胞壁に含まれている多糖類で、砂糖やさんを加えることでゼリーの様なとろみに変化します。水溶性と不溶性の2種類に分類することができ、主な働きは便秘・下痢の解消、コレステロール値、血糖値を下げる栄養素です。
- 亜鉛:亜鉛は、酵素の材料だけではなく、タンパク質や核酸の代謝に大きく関わるミネラルです。細胞分裂に関わるため舌や髪の毛の維持に多く使われます。皮膚や粘膜の維持にも欠かせないため、不足しがちなミネラルの一つです。
食べ過ぎるとどうなる?
いちじくには健康効果のある栄養が含まれているため、できるだけ沢山食べなければ!と思ってしまうかもしれませんが、食べ過ぎると副作用が出ることも。
何事も節度が大切なので、1日の量は増やさず、適量を毎日コンスタントに食べるようにしましょう。いちじくの食べ過ぎによる副作用には、このようなものがあります。
- 消化不良
- 下痢・腹痛
- 肥満
詳しくはこの記事をチェック!
アレルギーはある?
いちじくによるアレルギー症状にはどのようなものがあるのか、詳しい症状を見ていきましょう。アレルギー症状はある日突然発症することもあるので、これまでいちじくを食べても問題のなかった方でも、今後発症する可能性はあります。
詳しくはこの記事をチェック!
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いちじくの甘露煮の日持ち
手作りいちじくの甘露煮の日持ちは、未開封か開封後かによって異なります。甘露煮を作る際は、熱い状態でガラス製の瓶に入れ、熱いうちに蓋をすることで密閉状態にさせます。密閉状態が保たれている方が日持ちが良く、開封後は早めに食べるのが基本です。
- 未開封…約2週間
- 開封後…4〜5日
- 冷凍……約1ヶ月
いちじくの甘露煮の日持ちは、未開封の密閉状態であれば常温保存で約2週間、開封後は冷蔵庫で4〜5日、冷凍すれば約1ヶ月となっています。
開封後は空気に触れることで瓶の中に雑菌が入ることもあり、 冷蔵庫で保存していても腐る ことがあります。一度開けたらできるだけ早く消費しましょう。
いちじくの甘露煮は腐るとどうなる?
いちじく甘露煮は腐るとどうなるのでしょうか?未開封でしっかり密閉できていれば腐ることはありませんが、未開封でも蓋の閉めが甘く隙間から空気が侵入している場合は腐ることもあります。腐ったの甘露煮の見分け方はこちらです。
- 白カビ・緑カビ・黒カビが生えている
- いちじくが黒く変色している
- いちじくがどろどろ溶けて柔らかい
- 変な臭いがする
甘露煮は腐るとカビが生えやすく、白や緑・黒色といったカビが甘露煮や容器に生えてしまいます。カビが生える原因は、空気中に存在している菌が繁殖したことや、水分・温度などがあります。
甘露煮の一部にカビが生えている場合、目に見えない菌が甘露煮中に付着している可能性があるので、カビた部分を取り除いても食べることはできません。
茶色く変色しても食べられる?
いちじくの甘露煮トは煮詰めると茶色く変色することがありますが、いちじくに含まれる ポリフェノールが酸化したことが原因 で、腐っているわけではないので食べることができます。
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いちじくの甘露煮を長持ちさせる保存方法
手作りいちじくの甘露煮甘露煮をできるだけ長持ちさせる保存方法についてご紹介します。上手く保存できれば半年〜1年も日持ちするので、いちじくの大量消費にもオススメですよ。いちじくの甘露煮保存のコツはこちらです。
- 瓶の容器を煮沸消毒しておく
- 熱いうちに瓶に入れ逆さにして冷ます
- 開封後は必ず冷蔵庫に入れる
- 甘露煮をすくう時は綺麗で乾いたスプーンを使う
- いちじく全体がシロップに漬かるようにする
甘露煮を保存する上で大切なのは“煮沸消毒”と“密閉保存”です。瓶などガラス製の容器でないと煮沸消毒できないので、タッパーはオススメしません。
また、 熱いうちに瓶に入れ逆さまにすることで空気の侵入を防ぎ、密閉することができます◎ 開封後は綺麗なスプーンですくい、冬場でも必ず冷蔵庫で保存しましょう。
冷凍保存
甘露煮を更に長持ちさせたい時は、冷凍保存もオススメです。ガラス製は冷凍できないので、冷凍保存する場合はジップロックなどの密閉袋かプラスチック製の容器に入れます。
プラスチック容器だと密閉できないので、密閉袋に入れて空気をしっかり抜く方をオススメします。冷凍保存の日持ちは約1年で、解凍後の日持ちは約2週間です。
一度解凍した冷凍いちじくの甘露煮は、もう一度冷凍しない!小分けに冷凍しておくのが便利◎
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まとめ
この記事をまとめると
- いちじくの甘露煮の日持ちは、未開封:約2週間 / 開封後:4〜5日 / 冷凍:約1ヶ月
- いちじくの甘露煮を長持ちさせるコツは、①煮沸消毒 ②密閉保存
- いちじくの甘露煮は腐ると、カビが生える・臭い・黒く変色する
いちじくの甘露煮は家庭でも簡単に作ることができるので、是非旬の季節に作り置きしてみましょう。アイスやケーキにのせてリッチなおやつタイムを過ごしてみませんか?♩
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