ブリは冬に旬の時期を迎える魚ですが、どのくらい日持ちするか知っていますか?冷蔵・冷凍それぞれの日持ちは、どのくらいなのでしょうか?今回は、
- ブリの日持ち
- ブリの栄養と効果・効能
- ブリは腐るとどうなる?
- ブリの保存方法
この3つのテーマについてご紹介いたします。
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目次
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ブリとは?
英名 | Yellowtail |
別名・和名 | 鰤 |
エネルギー(100gあたり) | 257kcal |
糖質量(100gあたり) | 0.3g |
ぶりは、アジ科ブリ属の魚で冬に旬を迎えます。「カンパチ」「ヒラマサ」と共に鰤御三家とも呼ばれています。日本では長崎県・島根県・千葉県が主な生産地です。
ぶりは成長するにつれて呼び名が変わる出世魚です。大きさに加え、地域によってもその呼び名は異なります。
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ブリの栄養と効果
栄養
ぶりをはじめとする魚類には、DHAやEPAといった脳に働きかける栄養素が含まれています。サプリにも使われており、脳の老化防止にも効果があると言われています。
また、ビタミンB1・B2・ビタミンDなどのビタミン類も豊富です。お肉では摂ることのできない栄養成分がいくつかあるので、普段から取り入れるようにしましょう。
- DHA(ドコサへキサエン酸):DHA(ドコサヘキサエン酸)は、脳や血管、加えて代謝にも関わる多くの健康効果を持つ栄養素です。脳の栄養素としての働きは特に有名で、脳の発達や神経の機能維持に使われています。眼精疲労の解消や情報伝達にも使用され、疲労を軽減します。血液の脂質を減少させ、脂肪燃焼も助ける栄養素です。
- IPA/EPA(イコサペンタエン酸):IPA(イコサペンタエン酸)はEPAにとも呼ばれ、人間の血管性の病気を予防する働きが特に強く、ドロドロになっている血液をサラサラにする力が強い脂質です。そのため、心筋梗塞や脳梗塞と言った病気や高血圧の改善効果があります。最近の研究ではアレルギー症状の改善も報告されている栄養素です。
- ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
- ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
- ビタミンD:ビタミンDは、カルシウムの働きをサポートし主に骨形成を助けます。加えて、筋肉や神経伝達において不可欠なカルシウム濃度の調整も担っています。細菌の研究では、ウイルスや細菌に対する免疫効果の向上する。抗うつ作用も注目されています。
効果・効能
ぶりは焼いたり煮たりお刺身として食べたり、アレンジも豊富なので楽しみながら栄養摂取ができますね。
- 脳の働きを活性化させる
- 糖尿病・心臓病・動脈効果予防
- 血液サラサラ効果
- 中性脂肪を下げる
- コレステロール値を下げる
- 生活習慣病予防
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ブリの日持ち
ブリの日持ち日数の目安は、冷蔵・冷凍それぞれ下記の日数となっています。
- 冷蔵保存…1〜2日
- 冷凍保存…2〜3週間
ブリは冷蔵保存で1〜2日、冷凍保存で2〜3週間日持ちします。冷蔵保存中も劣化してしまうので、すぐに食べない場合は冷凍保存がおすすめです。
刺身は翌日でも食べられる?
お刺身のブリを翌日食べるのはあまりおすすめではありません。生魚は鮮度が落ちるスピードが速いので、購入したその日のうちに消費するのが望ましいです。
ブリは腐るとどうなる?
ブリは腐るとどうなるのでしょうか?腐ったブリの特徴・まだ食べられるブリの特徴を、それぞれ確認してみましょう。
- ぬるぬるしてヌメリがある
- ねっとりしている
- 酸っぱい臭い・生臭いにおいがする
- 黒く変色している(※特に血合い部分)
ぶりが腐るとこのような状態になります。スーパーに販売されている状態で、傷んできたぶりを見分けるには「色」がポイントになります。黒っぽく変色しているぶりは、傷んでいる証拠ですので選ばないようにしましょう。特に血合い部分が黒く変色しやすいです。
購入後の見分け方ですが、ぬるぬる・ねっとりしたぶりには注意が必要です!ヌメリはぶりの臭いの原因にもなりますので、臭いでもよく見極めましょう。
どろどろして身が溶けているぶりは、だいぶ腐敗が進んでいます。味も変わっている可能性があり、食中毒の原因となりますので廃棄しましょう。
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傷んだぶりを生で食べるとどうなる?
傷んだぶりを生で食べると、「アニサキス食中毒」により体調不良に陥る可能性があります。
アニサキスとは?
生魚に寄生している白い糸のような寄生虫。
…ブリ以外にも、鯖・イワシ・マグロ・鮭・アジ・カツオなどに付着している
アニサキスは加熱することで死滅するので、しっかり火を通すことが大切です。万が一生きたアニサキスを食べてしまうと、このような症状が出る場合がありますので、傷んだブリには注意しましょう。
- 激しい腹痛や下痢
- アレルギー反応
ぶりが腐る原因
ぶりはどんな状態だと腐りやすいのでしょうか?できるだけ長持ちさせるためにも、ぶりが腐りやすくなる原因を3つ見てみましょう。
❶ 賞味期限を過ぎている
❷ 常温で放置してしまった
❸ 見切り品を購入した
ぶりは魚介類なので腐るのが早い食材です。表記されている消費期限・賞味期限を過ぎてしまったり、うっかり常温で放置してしまうと腐ってしまいます。この場合、黒っぽく変色していることが多いです。傷んでいる証拠ですので、できるだけ選ばないようにしましょう。
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ブリの保存方法
ブリの冷蔵保存・冷凍保存それぞれの方法は下記になります。
冷蔵保存
こちらの2ステップの手順を踏んで、美味しく安全に保存しましょう。
- 汚染物質や生臭さを取り除くために、冷水をかける
- 汚れと水気をよく拭き取ってからパーシャル室へ
冷凍保存
冷凍保存する場合の保存期間は、2~3週間になります。
空気が入らないようにラップに包みます。さらに冷凍用保存袋に入れてから冷凍しましょう。使うときには自然解凍します。
まとめ
この記事をまとめると
- ブリの日持ち日数は、冷蔵:1〜2日
- 冷凍:2〜3週間
- ブリを美味しく保存するには購入後冷水で洗う!
ブリはすぐに消費しない場合は冷凍保存がおすすめです。冷蔵庫で保存していても臭いが出るので、その日のうちに食べない場合は冷凍保存で鮮度良く保存しましょう。
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