ヒラメ冬〜春に旬の時期を迎える魚ですが、どのくらい日持ちするか知っていますか?冷蔵・冷凍それぞれの日持ちは、どのくらいなのでしょうか?今回は、
- ヒラメの日持ち
- ヒラメの栄養と効果・効能
- ヒラメは腐るとどうなる?
- ヒラメの保存方法
この3つのテーマについてご紹介いたします。
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目次
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ヒラメとは?
英名 | Olive flounder |
別名・和名 | 平目 |
エネルギー(100gあたり) | 103kcal |
糖質量(100gあたり) | 微量 |
ヒラメ(平目)はヒラメ科ヒラメ属の魚で、大きいものは1m以上にまで成長します。水深10〜200mの海に生息し、日本では宮城県・青森県・北海道などの東北地域で収穫されます。
最近では、鹿児島県や宮崎県などの温暖地域での養殖が進んでいて、冬から春にかけた時期に旬を迎えます。漢字では「平目」や「鮃」と書きます。
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ヒラメの栄養と効果
栄養
ヒラメは低脂質・高タンパクでヘルシーな魚です。カリウムやマグネシウムなどのミネラル類も含まれていますが、他の魚と比較すると栄養素も淡白です。
- たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
- ビタミンB12:ビタミンB12には、細胞分裂に関わり、特に乳児や人間の血球の文化には不可欠な栄養素です。細胞分裂の際の、DNAの複製に関わるため、不足すると正常な組織が作られず体の機能維持に影響が出ます。神経伝達や脂質代謝にも関わる酵素です。
- カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
- リン:リンはカルシウムと結合し、リン酸化カルシウムとなり骨と歯の材料になります。そのため、カルシウムとセットで摂ることが大事です。また、細胞の遺伝子情報の核酸に不可欠なミネラルです。加えて三大栄養素から分解したエネルギーを蓄える最終形態ののアデノシン三リン酸の材料にも必要です。
- マグネシウム:マグネシウムは、健康な骨を作る上でビタミンDを活性型にする働きや、エネルギー代謝、たんぱく質の合成を担います。マグネシウムは、体内の酵素の要になる触媒や酵素反応を助ける働きを含めると300種類以上サポートしています。血圧の調整機能もあり、片頭痛や冷え性の改善にも効果があるとされています。
効果・効能
ヒラメに含まれている栄養成分により期待できる効果はこちらです。
- むくみ改善
- 冷え性改善・予防
- 筋肉を作る
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ヒラメの日持ちはどのくらい?
ヒラメの日持ち日数の目安は、冷蔵・冷凍それぞれ下記の日数となっています。
- 冷蔵保存…1〜2日
- 冷凍保存…2〜3週間
ヒラメは冷蔵保存で1〜2日、冷凍保存で2〜3週間日持ちします。冷蔵保存中も劣化してしまうので、すぐに食べない場合は冷凍保存がおすすめです。
刺身は翌日でも食べられる?
お刺身のヒラメを翌日食べるのはあまりおすすめではありません。生魚は鮮度が落ちるスピードが速いので、購入したその日のうちに消費するのが望ましいです。
ヒラメは腐るとどうなる?
ヒラメは腐るとどうなるのでしょうか?腐ったヒラメの特徴・まだ食べられるヒラメの特徴を、それぞれ確認してみましょう。
- ぬるぬるしてヌメリがある
- ねっとりしている
- お腹がぶよぶよ柔らかい
- 強烈に生臭いにおいがする
ヒラメが腐るとこのような状態になります。スーパーに販売されている状態で、傷んできたヒラメを見分けるには「柔らかさ」がポイントになります。お腹の部分がぶよぶよと柔らかくなっているヒラメは、傷んでいる証拠ですので選ばないようにしましょう。
購入後の見分け方ですが、表面がぬるぬる・ねっとりしたヒラメには注意が必要です!ヌメリは臭いの原因にもなりますので、臭いでもよく見極めましょう。
どろどろして内臓部分が溶けているヒラメは、だいぶ腐敗が進んでいます。味も変わっている可能性があり、食中毒の原因となりますので廃棄しましょう。
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傷んだヒラメを食べるとどうなる?
傷んだヒラメを食べると、「クドア食中毒」により体調不良に陥る可能性があります。
クドアとは?
ヒラメに寄生している寄生虫。
…稀にヒラメに寄生している寄生虫で、激しい嘔吐や下痢の症状が出る可能性があります
クドア中毒にならないためには、加熱することが重要です。万が一生きたクドアを食べてしまうと、体調不良になる場合がありますので注意しましょう。
ヒラメが腐る原因
ヒラメはどんな状態だと腐りやすいのでしょうか?できるだけ長持ちさせるためにも、ヒラメが腐りやすくなる原因を3つ見てみましょう。
❶ 賞味期限を過ぎている
❷ 常温で放置してしまった
❸ 見切り品を購入した
ヒラメは魚介類なので腐るのが早い食材です。表記されている消費期限・賞味期限を過ぎてしまったり、うっかり常温で放置してしまうと腐ってしまいます。この場合、黒っぽく変色していることが多いです。傷んでいる証拠ですので、できるだけ選ばないようにしましょう。
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ヒラメの保存方法
ヒラメの冷蔵保存・冷凍保存それぞれの方法は下記になります。
冷蔵保存
こちらの2ステップの手順を踏んで、美味しく安全に保存しましょう。
- 汚染物質や生臭さを取り除くために、冷水をかける
- 汚れと水気をよく拭き取ってからパーシャル室へ
冷凍保存
冷凍保存する場合の保存期間は、2~3週間になります。
空気が入らないようにラップに包みます。さらに冷凍用保存袋に入れてから冷凍しましょう。使うときには自然解凍します。
まとめ
この記事をまとめると
- ヒラメの日持ち日数は、冷蔵:1〜2日
- 冷凍:2〜3週間
- ヒラメを美味しく保存するには購入後冷水で洗う!
ヒラメはすぐに消費しない場合は冷凍保存がおすすめです。冷蔵庫で保存していても臭いが出るので、その日のうちに食べない場合は冷凍保存で鮮度良く保存しましょう。
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