ベーコンはよく食べられている加工肉ですが、どのくらい日持ちするのでしょうか?長期保存できるイメージのあるベーコンですが、家庭ではどんな保存のバリエーションがあるのでしょうか?今回は、
- ベーコンの日持ち
- ベーコンの栄養と効果・効能
- ベーコンは腐るとどうなる?
- ベーコンの保存方法
この3つのテーマについてご紹介いたします。
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目次
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ベーコンとは?
エネルギー(100gあたり) | 405kcal |
糖質量(100gあたり) | 0.3g |
ベーコンは豚肉を塩漬けした加工食品です。原料の豚肉の形を整え食塩や砂糖、香辛料などの調味料を加え漬け置きします。塩を抜いてスモークした後パック詰めします。
英語のベーコン(Bacon)はゲルマン語が由来で、本来はロース肉(背中の肉)を意味します。そのため、ヨーロッパではロース肉でベーコンを作ります。
しかし、アメリカでバラ肉(腹の肉)が使われるようになり、その習慣が日本に伝わったため、日本のベーコンは一般的にバラ肉を加工して作られています。
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ベーコンの栄養と効果
栄養
ベーコンはお肉でできているので、たんぱく質をメインとした栄養素が含まれています。脂質も多い加工肉ですが、脂質は体にとって一番のエネルギー源です。ベーコンの原料となっているのは豚肉なので他に、ビタミンB1・B2を含んでいます。
- 脂質:脂質は、1gあたり9kcalのエネルギーを生み出す三大栄養素の中での一番のエネルギー源です。人間の体内では、取り入れた糖質をグリコーゲンとして保存するだけではなくて脂質にすることで、生体維持に必要なエネルギーが無くならないようにしています。細胞膜やホルモンの材料になり、コレステロールや中性脂肪として存在しています。
- たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
- ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
- ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
効果・効能
ベーコンに含まれるビタミンB類やたんぱく質には、このような効果があります。
- 集中力を増やす
- 体内の活性酸素除去
- 肌や髪を健康に保つ
- 新陳代謝の活性化
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開封後のベーコンの日持ちはどのくらい?
ベーコンの日持ち日数の目安は、冷蔵・冷凍それぞれ下記の日数となっています。
- 冷蔵保存…約1週間
- 冷凍保存…約1ヶ月
ベーコンは基本的に冷蔵庫で保存します。保存料が使用されていることがほとんどなので日持ちしますが、賞味期限切れはカビが生えたり腐ってしまうので注意しましょう。
ベーコンは腐るとどうなる?
ベーコンは腐るとどうなるのでしょうか?腐ったベーコンの特徴・まだ食べられるベーコンの特徴を、それぞれ確認してみましょう。
- 乾燥して乾いている
- カビが生えている
- ぬるぬるしている
- 酸っぱい臭い・変な臭いがする
ベーコンは傷み始めると 乾燥して します。感触としては ぬるぬるとヌメリが出る ことがあります。
また、臭いも様々で 酸っぱい臭いや変な臭い を発することもあります。腐ったベーコンは腹痛や下痢・嘔吐の原因となりますので、廃棄するようにしましょう。
まだ食べられるベーコンの見分け方
ベーコンが腐っているのかどうなのか、わかりにくいまベーコンを見分けるポイントを見てみましょう。
❶ 賞味期限から2〜3日過ぎている
❷ 乾燥している
ベーコンは賞味期限から2〜3日過ぎていても、冷蔵庫に入れて保存していたのであれば食べられる場合があります。よくお肉を見て、問題がなければ食べることができます。また、冷蔵庫での保存中に乾いてしまうことがありますが、乾燥しているだけなら食べることができますので、よく見極めましょう。
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ベーコンが腐る原因
ベーコンが腐りやすくなる原因を3つ見てみましょう。
❶ 常温で放置してしまった
❷ 賞味期限をはるかに超えている
ベーコンは絶対に常温で保存するものではないので、室温で保存しているとその間に傷んでしまうことがあります。また、賞味期限は数日であれば過ぎていても食べることができますが、1週間近く過ぎてしまった場合は要注意です。よく見極めて食べるようにしましょう。
ベーコンの保存方法
ベーコンの常温保存・冷蔵保存・冷凍保存それぞれの方法は下記になります。
常温保存
ベーコンはスーパーでの販売時も冷蔵保存されています。常温保存は傷みやすいので、家庭でも冷蔵庫で保存しましょう。
冷蔵保存
ベーコンは脂が多く酸化しやすいので注意が必要です。開封したらすぐに密封して冷蔵室に入れましょう。保存には生のまま保存する方法と加熱処理して保存する方法があります。
- 生で保存する場合…かたまりベーコンはパックから出して、酢または日本酒を含ませたペーパータオルで表面を拭きます。空気が入らないようにラップでぴっちり包みポリ袋に入れます。スライスベーコンを購入した際も同じ方法で保存できます。
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加熱して保存する場合…かたまりのベーコンの場合は1cmくらいの厚さに切り、カリカリになるまで焼き、冷めたら使いやすい枚数に分けてラップに包み、保存袋に入れます。
冷凍保存
生のベーコンはラップとアルミホイルで冷凍保存します。手順は次の2ステップです。
- ラップで包む…スライスベーコンはラップにはさみながらたたみます。ブロックベーコンは全体をラップで包みます。
- ラップの上からさらにアルミホイルで包んで、酸化と乾燥を防ぎます。
まとめ
この記事をまとめると
- ベーコンの日持ち日数は、常温:NG!
- 冷蔵:約1週間
- 冷凍:約1ヶ月
- ベーコンは未開封でも冷蔵保存を!
ベーコンには保存が使用されていることがほとんどなので、あまり傷みやすい食材ではありませんが、賞味期限切れしているものは味や匂いが変わっているので注意しましょう。
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