ひじきで下痢になる?そのまま便に出たけど食べ過ぎ?消化不良?腹痛や軟便の原因解説

和食の副菜に使いやすいひじきは、乾物になっているものもあるのでお家に常備している!なんて方もいらっしゃるかもしれませんね。

今回はひじきを食べた際に起こりやすい

  • ひじきの食べ過ぎによる下痢
  • ひじきが消化されずに便と排出される原因
  • ひじきに含まれるヒ素について

などを詳しく見ていきますよ。

スポンサードリンク

ひじきの栄養素

ひじきには、代表的な栄養素の

  • カルシウム:ひじきに含まれるカルシウムは牛乳の約12倍にもなるとも!
  • 食物繊維:ひじきに含まれている食物繊維はごぼうの約7倍とも!
  • マグネシウム:ひじきに含まれているマグネシウムはアーモンドの約2倍とも!
  • ビタミンA:皮膚を健康に保つ作用がある!
  • 鉄分:免疫力強化や疲労回復、成長期のお子さんや貧血気味の方に!
  • カリウム:ミネラルの一種で、血圧を下げる効果が!
  • 亜鉛:必須のミネラルの1つで、免疫機能の改善効果が!

など多くの栄養素が含まれています。更にひじきは、様々な食材を使って調理されることが殆どなので掛け合わせなどによっては栄養価を高めることも可能です。

貧血にも効果的

ひじきには鉄分といった造血作用を活性化させる成分が多く含まれています。このことからひじきは貧血予防にも効果的と言われているんです。

特に妊娠中のお母さんや、貧血になりやすい女性にとって鉄分は必要不可欠なものですのでひじきを積極的に摂っていただきたいですね!そのほかにもマグネシウムや亜鉛などのミネラルが豊富に含まれているのもひじきの大きなメリットです!

 

スポンサードリンク

ひじきを食べ過ぎて下痢になる人が多数

ひじきを食べ過ぎると、必ずお腹を下してしまう…実はそんな方は多いようなんですよ。

食物繊維について

食物繊維は

  • 水溶性食物繊維:水に溶ける食物繊維。腸内で水分を抱え込んでゲル状成分となり、有害成分を吸着し排出してくれる。
  • 不溶性食物繊維:腸内細菌の分解を受けにくく、水分を吸収し便のカサを増やす。腸壁を刺激して腸の蠕動運動を促してくれる。

の2種類に分類されます。

下痢・腹痛・軟便の原因

ひじきに豊富に含まれる食物繊維は水溶性食物繊維で、便を柔らかくしたり善玉菌を増やす働きがあります。この水溶性食物繊維の効果により軟便や下痢になったり、整腸作用の働きによって腹痛が起きる場合があります。

嘔吐など別に不調を感じられる症状が見られない場合は、水溶性食物繊維の効果が高いでしょう。

スポンサードリンク

食べたひじきが原型のまま便に出る 

トイレで衝撃の再会…!なんてご経験はありませんか?

体調不良でなくても、ひじきの場合は原型のまま便と共に排出されてしまうケースもあるようです。

食べたものがそのまま出る原因  

便は、

  • 吸収できなかった食べ物や水分
  • 腸内細菌など

から形成されています。食べたものがそのまま排出されるのは、吸収できなかったため便になって出てきているのです。

  • 便秘解消をしたい場合は、消化に悪い食材(食物繊維が豊富)なもの
  • 消化不良・嘔吐などの体調不良の場合は、消化に良い食材(食物繊維の少ない)もの

を選ぶと良いでしょう。

ひじきやわかめ等の海藻類

吸収されず排出される食材の1つに、ひじきやわかめ・海苔などの海藻類が挙げられます。

風邪気味・嘔吐をしている時などは、吸収されず排出されやすいので摂取を避けるようにしましょう。

しいたけやえのき等のきのこ類

海藻類以外に、しいたけ・えのきなどのきのこ類も、吸収されにくい食材の1つです。

消化吸収能力の弱い赤ちゃん・高齢者の方などの場合は、原型のまま排出されやすいです。

スポンサードリンク

ひじきはヒ素が多く含まれる

ヒ素は自然環境内に広く存在している元素で、食品に含まれるヒ素には主に「有機ヒ素」と「無機ヒ素」の2種があります。その中でも特に注意の必要なものは無機ヒ素です。

無機ヒ素は除去して食べる  

ひじきに含まれているヒ素は無機ヒ素が多く、無機ヒ素は水溶性(水に溶けやすい性質)なため適切な下処理を行う事で、安心して食べることが可能と農林水産省も情報提供しています。

ひじきを調理する前に

  • 水洗い
  • 水戻し
  • 茹でこぼし

などをするだけで低減させることが可能です。またひじきの加工製品の場合も、上記の工程を施されている場合が多いので減少させられているケースが多いようです。

ためしてガッテンでも紹介された調理法  

ひじきは非常にたくさんの水分を吸収することのできる食品で、スポンジのような性質を持っています。その性質を上手に利用することで、安心安全にしっかりと味の染みたひじき料理を作ることができますよ。

  1. ひじきの調理の際は、必ず「水洗い」「水戻し」「茹でこぼし」などを行いましょう。
  2. 戻した後のひじきを、軽く絞り、お皿に広げて電子レンジで加熱します。
  3. その後、お好みのひじき料理を作ります。ひじきの水分が飛んでいるので、だし汁などをしっかり吸ってくれますよ。

食べ過ぎ注意?日本人の一日の摂取量

一般的なひじきの摂取量で健康被害が起きることは、まず無いでしょう。調理の際は必ず水戻しなどを行えば、安心して食べることのできる優秀な食材の1つです。

スポンサードリンク

赤ちゃんは食べてもよい?  

離乳食でひじきを使用する際は吸収の良い食材ではないですが、時期によっては便秘改善効果もあるのでおススメです。

  • 離乳食初期(5~6ヶ月) 控える
  • 離乳食中期(7~8ヶ月) 様子を見ながら与える・必ず茹でて細かくする
  • 離乳食後期・完了期(9ヶ月~) 必ず茹でて食べやすい大きさにする

妊娠中は?

必ずひじきの「水洗い」「水戻し」「茹でこぼし」をしてから調理しましょう。

妊娠中の便秘や貧血・胎児の発育に必要なカルシウムなど必要な栄養素が豊富に含まれているので、おススメの食材です。

スポンサードリンク

まとめ

この記事をまとめると

  • ひじきには水溶性食物繊維が豊富
  • ひじきに含まれる無機ヒ素は「水洗い」「水戻し」「茹でこぼし」で安全に食べられる
  • ひじきは、離乳食・妊娠中の食事にもおススメ

スポンサードリンク