健康や体にいいはちみつですが、乳児には食中毒の原因になるから食べさせてはいけないと耳にしたことはありませんか?そんな話を聞いてしまうと子供や大人が食べても大丈夫なのかと心配になりますよね?そこで今回は、
ボツリヌス症とは
感染する年齢は?予防方法は?
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目次
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はちみつで食中毒に?
症状
吐き気、おう吐、視力障害、言語障害、物を飲み込みづらくなる
ボツリヌス症の症状は神経症状が現れるのが特徴です。重症になると呼吸麻痺により死亡することもあります。
ボツリヌス菌の毒素は、アセチルコリンと呼ばれる神経伝達物質が神経から放出されるのを阻害することにより、筋肉を麻痺させます。アセチルコリンは筋肉の受容体と相互作用し、筋肉を刺激して収縮させ末梢神経の機能に深刻なダメージを与えます。
原因はボツリヌス菌
ボツリヌス菌芽胞は、畑の土俵や湖沼に生息していて作物を育てるうえで完全に排除するのはとても難しい菌です。酸素がない場所で繁殖しやすいので、缶詰や真空パックで保存された食品にも注意が必要です。
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ボツリヌス症とは
感染する原因
ボツリヌス症の毒素は自然界のなかで知る限り、もっとも強力な毒です。発症することは稀ですが、代表的な3つの病型をご説明します。
食餌性(しょくじせい)ボツリヌス症は、ポツリヌス菌によって作られた毒素が混入した食材を食べることで生じます
・創傷性ボツリヌス症
創傷性(そうしょうせい)ボツリヌス症はポツリヌス菌が傷口から侵入した際に起こります。傷口以外ではきちんと消毒されていない注射器を通して感染する例もあります
・乳児ボツリヌス症
乳児(乳児)ポツリヌス菌は筋力低下を引き起こす感染症です。6ヶ月未満の乳児に最も多く起こり、最初の症状は便秘から始まることが多いです
はちみつ以外で感染する?
ビン詰、缶詰、容器包装詰め食品、保存食品、無酸素状態の食品でアスパラガス、豆類、ビート、トウモロコシなど、酸の含有量が少ないものを保存したものに多くみられます。芽胞は腸内や密閉容器の中など、水分と栄養素があって酸素がない環境におかれると増殖して毒素を作り始めます。
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感染する年齢は?予防方法は?
赤ちゃんにはちみつは危険?
栄養が豊富なはちみつですが、腸内環境がまだ整っていない赤ちゃんに与えないようにしてください。最近では、はちみつのラベルに注意表示をすることが義務化されました。
症状としては、便秘が数日間続き、全身の筋力が低下する脱力状態になり、哺乳力の低下、泣き声が小さくなる等、筋肉が弛緩することによる麻痺症状が特徴です。適切な治療により回復しますが、発見が遅れると命に関わることもあるので様子がおかしかったら、すぐにかかりつけのお医者さんに相談するようにしてください。
大人も注意すべき?
大人はボムリヌス菌の芽胞を食べても腸内では増殖せず排出されると言われていますが、すでに増殖している食品を食べてしまうと食中毒になる危険性もあります。最悪、命に関わるので注意が必要です。
感染しない為には
では、感染しない予防策として何ができるのかと言いますと調理する際にしっかり火を通すことです。
ポツリヌス菌は先ほどご説明したとおり120℃で4分以上加熱しないと死滅しないのですが、菌が発生する毒素は80℃以上30分、もしくは100℃以上で失活するという研究データーがあります。
フランスなどでは煮込んだ料理やソースの仕上げに濃度と風味をつけるために仕上げにはちみつを入れることがありますが、心配な方は少し早めに入れて熱を通した方が安心かもしれません。
予防が大切
食中毒の予防として大切なのが「つけない」、「増やさない」、「やっつける」を意識することが重要になります。ボツリヌス菌はつけないは難しいですが、増やさないとやっつけるは自分の工夫次第で改善していくことができます。
命にかかわるガン細胞や感染力が高いコロナウイルスも、今やどんな人の体の中にも存在していて、検査を受けても陰性になるのは自己免疫力が体の中の悪いものと日々戦って増やさないように守っていてくれるからです。なので、栄養をバランスよくとり病気にならない体作りをしていくことが、とても大切です。
はちみつには、天然の抗菌物質であるプロポリスが含まれているため老化予防、肥満予防などに効果があります。これから流行る花粉症のアレルギー症状にも効果があらます。
まとめ
この記事をまとめると
- 乳児は腸内環境を整っていないのでハチミツを食べさせないようにしましょう
- ポツリヌス菌は酸素がない状態で活動を始めるので缶詰などにも注意が必要です
- 菌の耐熱性は高いが、毒素は100℃であれば数分で死活するので加熱が大切です
いかがでしたでしょうか?
はちみつには確かにボツリヌス菌が含まれますが、美容にも健康にもいい成分もたくさん含まれていて、ポツリヌス菌の毒素の中にも筋肉の痙攣を緩和したり、しわを減らしたりと美容に使われることもあります。メリットとデメリットを理解したうえで生活の役に立てていただけたら幸いです。
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