牛ロースの部位はどこ?何種類に分けられる?それぞれの特徴は? |

牛肉といえばロース、サーロイン、バラ、モモ、スネなど様々な部位がありますが、どの部位がどういった特徴を持っているかというのをしっかりと把握している人は少ないですよね。

実は牛肉の部位には最も美味しく食べることができる調理法や、それぞれの特徴があるのです。今回の記事では食肉の中でも、牛肉の部位について解説していきたいと思います。

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1 牛肉ってそもそもどんな食品？
2 牛肉の部位の解説
3 ロースって何？
- 3.1 上ロースって最近見ないけど・・・
4 まとめ

牛肉ってそもそもどんな食品？

牛肉は主に９つの部位に分けられており、それぞれの場所で比較的はっきりとした特性を持っています。肉質が柔らかい部分はステーキやグリルなどの焼肉料理に向いており、固い肉などはシチューなどの煮込み料理に向いていると言われています。

牛一頭から取れる食肉部位というのは約300kgほどで、体重の4割程度しかありません。牛肉というのは他の肉に比べて若干独特な風味が強く残ってしまうのですが、ビタミンや鉄などの貴重な栄養素を豊富に含むと言われています。

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牛肉の部位の解説

では早速それぞれの牛肉の特徴について解説していきたいと思います。

ネック

ネックというのは首の部分の牛肉のことを言います。牛の体の中でも良く運動する部位なので筋肉のキメが荒く、他の部位に比べて硬いという特徴を持ちます。ただしその代わり旨味成分がとても豊富で、じっくり煮込んで旨味を引き出すシチューなどの煮込み料理に最適です。

細切れやひき肉として利用されることもあります。

肩ロース

肩ロースはきめの細かい肉質が柔らかい部位であり、程よく脂肪がのっているので薄切りにしてしゃぶしゃぶや焼き肉などに使われることが多い部位です。非常に人気の高い部位でもあります。厚めに角切りにすることで煮込み料理としても使うことができるとても使い勝手の良い部位でもあります。

リブロース

リブロースとは肩ロースとサーロインの間にあるお肉のことを言います。霜降りもよく肉質もとても良いのですき焼きやステーキなどの肉自体を味わう料理に適していると言われています。ローストビーフとして使われることも多い部位です。

サーロイン

サーロインは牛肉の中でも運動量の少ない筋肉なので非常に柔らかく、牛肉の代表的な部位です。特にサーロインステーキというのはかなり人気があり、一センチメートル以上の厚切りにしたとしても、とても柔らかいステーキとして食べることができます。

ヒレ

ヒレはサーロインの内側にある部位のことをいい、脂肪が少ないので油で焼いたり揚げたりする料理に向いていると言われています。シャトーブリアンと呼ばれる高級ステーキはヒレの最も太い部分を使うものです。

バラ

バラ肉とは肋骨の周辺の部位を言います。前足に近い「かたばら）と後ろ足に近い「ともばら」というものがあります。非常に味がよく、しっかりとした旨味成分をもっているため牛丼や焼肉用などに使われることが多いです。

もも

もも肉は牛の後ろ足の付け根の筋肉のことをいいます。内ももと外ももというように場所によって名前が変わり、内ももは牛肉の中でも最も脂肪の少ない部位とされています。脂肪が少ないのでローストビーフや煮込み料理に適しているといわれています。

ランプ

ランプは腰から腿にかけての部位のことをいい、肉のキメがとても細かく柔らかな赤身肉のことを言います。適度な脂肪を持っておりステーキやソテーにして食べるのが一番美味しく食べる方法です。

すね

すね肉はふくらはぎの筋肉のことで、しっかり発達しているので肉質はかなり固めです。長時間煮込むとコラーゲンが溶け出して食感がほろほろになりとても美味しく食べることができます。シチューやカレーなどの煮込み料理に最適です。

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ロースって何？

牛肉や豚肉などに共通している言葉に「ロース」というものがありますよね。知ってるようで知らない言葉の一つだと思いますが、ロースというのは肩から腰にかけての背中の部分のお肉のことを言います。

ロースというのは英語のロースト（roast)からきた言葉であり、ローストするのに適したお肉の部位として扱われていました。先ほどの説明でも肩ロースやリブロースなどの言葉が出てきましたよね。ちなみにリブロースの中でも、肋骨がついた状態で販売されるリブロースのことを「チョップ」といいます。

上ロースって最近見ないけど・・・

ちなみに焼肉業界でよく効く「上ロース」という言葉は、最近見られなくなっていますよね。実はもも肉やランプなどの赤身肉を「ロース」、実際の肩ロースやリブロースなどにあたる部分を「上ロース」と入っている時期もありました。ですが2010年に消費者庁が、景品表示法違反であるとしたためであり表記の見直しがされたためほとんどこの名前を聞くことはなくなりました。

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