グラタンに使う鶏肉の部位はどこがいい?もも肉・胸肉?下処理・加熱方法

自家製グラタンには、好きな具材を入れられるのが魅力です。緑黄色野菜を入れて彩りの良いグラタンにしたり、お肉を使ってタンパク質豊富なグラタンにしたりとアレンジ豊富ですが、グラタンに使うお肉と言えばやっぱり”鶏肉”ではないでしょうか?鶏肉にも種類は様々ですが、どの部位が合うのでしょう?今回は、

  • グラタンに使う鶏肉のオススメの部位
  • グラタンに鶏肉を使う時の下処理
  • 鶏肉に含まれる主な栄養素
  • 鶏肉の生焼けには注意!食中毒症状は?

これらのテーマについて紹介いたします。

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グラタンってどんな食べ物?

“グラタン”は、フランス発祥の郷土料理で、オーブンで表面を焦がす調理法で作られたものです。現在ではマカロニやじゃがいもなど好みの具材を使用し、ホワイトソースをかけて食べられている洋風料理です。

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グラタンに入れる鶏肉の部位はどこがいい?

グラタンに入れるお肉は、牛肉・豚肉・鶏肉の中で鶏肉が一番よく合います。鶏肉はタンパク質が豊富なので、炭水化物メインになりがちなグラタンの栄養価をアップさせることができます。

グラタンに入れるには、鶏肉のどこ部位が一番相性が良いのでしょうか?グラタンと相性の良い鶏肉の部位について、いくつか見ていきましょう!

もも肉

鶏肉の部位の中でも特にしっとり&ぷりっとしているもも肉が、やはり一番オススメです。もも肉には程よく脂肪分が含まれているため、ジューシーで旨味もあるのが特徴の部位です。

胸肉

もも肉の次にオススメなのは、鶏胸肉です。もも肉と比べると脂肪分が少ないため、パサパサとした食感なのが難点です。しかし、その分カロリーが低いのでダイエット中の食事にはオススメです。脂肪分が少なくタンパク質が多いので、筋肉作りにも効果のある食材です。

胸肉のパサパサした食感を防ぐには、調理前に叩いて繊維質をほぐす方法があります。また、片栗粉をまぶして茹でることで、しっとりさせる方法もあります。グラタンを作る前の下処理として試してみてください。

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鶏肉に含まれる主な栄養素

鶏肉には、体の筋肉を作る元となるタンパク質が豊富に含まれています。そのためダイエット中にもオススメの食材で、特に胸肉やささみは高タンパク・低脂質です。

他にも、ビタミンB群やアミノ酸であるトリプトファンなど栄養豊富です。トリプトファンは、精神的ストレスを緩和させたり、睡眠の質をアップさせるといった効果もあります。

  • たんぱく質たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
  • トリプトファン:トリプトファンは、脳内物質メラトニン、セロトニンの材料です。メラトニンは人間の睡眠の質に関わる物質で、セロトニンは脳内を穏やかにする働きがあります。不足すると睡眠の質が低下やいつもイライラすると言った症状が現れます。摂取することで冷静で穏やかな思考を保ちます。
  • ビタミンB6:ビタミンB6は、たんぱく質をアミノ酸に分解し、再合成して筋肉や必要な組織を作る働きがあります。加えて、体内のホルモン分泌のバランスも整える働きを持っています。エネルギー代謝にも関わり、加えて神経伝達にも関わる多くの役割を持つビタミンです。
  • 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。

グラタンに鶏肉を入れる時の下処理

鶏肉をグラタンに入れる場合は、鶏肉に火を通しておくとトースターでも作ることができます。オーブンを使って高温で焼き上げる場合は生の鶏肉をそのまま入れても中まで加熱できますが、トースターだけではお肉が生焼けとなってしまいます。

生焼けの鶏肉を食べると食中毒となることもあるので、加熱方法には注意しましょう。下処理としては、塩胡椒やスパイスなどで味付けをしておくと旨味とコクがアップするのでオススメです◎

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生焼け鶏肉の食中毒とは?

鶏肉が生焼けの場合、食べると食中毒を起こす可能性があります。その原因菌は、黄色ブドウ球菌などです。

黄色ブドウ球菌とは、牛・豚・鶏どのお肉にも起こり得る食中毒で、その割合は牛が13%・豚8%・鶏36%となっています。

黄色ブドウ球菌はエンテロトキシンという毒成分を生成する働きがあり、それによって激しい嘔吐・腹痛・下痢などの急性胃腸炎を発症します。健康体であれば食べてしまっても無症状で済むこともありまうすが、免疫力が下がっている妊娠中やお子様はより注意が必要です。

妊娠中に食中毒になると?
  • 治療に必要な薬が制限される
  • 繰り返す下痢によって子宮収縮が起こる
  • 子宮収縮によって酸素や栄養が届きにくくなる
  • 酷い場合は流産に繋がる可能性もゼロではない

まとめ

この記事をまとめると

  • グラタンに鶏肉を入れるとタンパク質が摂れて栄養価アップ!
  • オススメはしっとりして旨味が強いもも肉!ヘルシー志向なら胸肉!
  • 生のまま鶏肉をグラタンに入れる場合は、高温オーブンでしっかり加熱を
  • 鶏肉の生焼けは食中毒となることもあるので、トースターで作る場合は加熱済みのお肉を使うこと

グラタンはマカロニをメインとして作る方法もありますが、鶏肉を入れることで栄養価が高くなるのでオススメですよ。ダイエット中は高タンパクの胸肉を使ってみましょう。旨味重視の方は、もも肉を使って作ってみてくださいね!

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