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突然ですが、日本の自殺率はG7(先進7カ国首脳会議)の中でトップであることをご存じですか?ストレスは誰しもが受けているものですが、うまく発散できず、精神的に病み、自殺する人が毎年2万人以上いるのが現在の日本です。今回の内容は、ストレスに効果があるとされるGABAを含んだ「GABAチョコレート」についてまとめてみました。果たしてGABAチョコレートはストレスに効果があるのでしょうか。今回は、
- GABAチョコレートとは
- GABAチョコレートは食べても意味ない?
- GABAチョコレートの効果的な食べ方
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目次
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GABAチョコレートとは
- GABAの正式名称:γ(ガンマ)-アミノ酪酸(らくさん)
- 英語名:Gamma-Amino Buryric Acid
その頭文字をとって「GABA(ギャバ)」と呼ばれています。
GABAは、動植物など広く自然界に存在する物質で、人間をはじめとするほ乳類の脳や脊髄などの中枢神経に特に多く存在します。主に、興奮した神経を落ち着かせたり、ストレスをやわらげたりリラックスさせるなど抑制性の神経伝達物質として働いています。
また逆に、ドーパミンやグルタミン酸などのように興奮性の神経伝達物質も存在しています。
通常は、脳内で抑制性と興奮性の神経伝達物質はバランスよく保たれています。
しかし、強いストレスにさらされると、緩和するために必要な物質が大量に使われるために不足します。
そこに注目し、「ストレス社会と戦うために積極的にGABAを摂取しましょう!」という商品が次々と開発されています。その商品のひとつが「GABAチョコレート」(以降、GABAチョコと表示)です。
GABAの効能
期待される効果としては、
- 血圧を抑制する
- ストレスを低減する
- 睡眠の質を向上する
- 血糖値を下げる
などが挙げられます。GABAには糖尿病患者や予備軍の人にとってもうれしい効果が期待できるというわけです。
機能性表示食品とは
機能性表示食品とは、科学的な根拠に基づいて健康を維持するために良い効果が表示されている食品のことです。簡単に言うと、人の体にとって、うれしい効果がある食品ということ。
ただし、「機能性表示食品」と記載して販売するためには、その食品が健康維持や増進に役立つ機能があることを事業者が国に届ける義務があります。この表示があれば、企業の責任ももとで科学的に確認されている食品だということです。
GABA チョコは、ストレス低減や睡眠の質向上に対して科学的根拠が実証されているので「機能性表示食品」として販売されています。
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GABAチョコレートは食べても意味ない?
意味がないといわれる理由
ネットの口コミなどでは「GABAチョコは食べても意味ない」という意見も見受けられます。
その理由の一つとして、GABAは脳に直接取り込まれて作用するわけではないことが挙げられています。「GABAは血液脳関門を通過できない」のです。
血液脳関門とは
血液脳関門(blood-brain barrier=略称BBB)は、血液と脳(そして脊髄を含む中枢神経系)の組織液との間の物質交換を抑制する機構のこと
脳内でGABAを分泌させるには、まず、タンパク質を十分に摂取しておくことも大切です。たんぱく質をしっかり消化してアミノ酸にするには、しっかりとよく噛んだ上で、胃腸がしっかり働くことも大事です。
また、LグルタミンをLグルタミン酸に転換する酵素の働きには、ナイアシンというビタミンB群の一種が不可欠。ちなみに、ナイアシンは、魚介類、肉類、きのこ類、穀類などに含まれています。
さらに、Lグルタミン酸からGABAに転換する酵素の働きには、ビタミンB6が不可欠だとされています。ビタミンB6は赤身の魚やささみ、ヒレ肉などの肉類、サツマイモや雑穀、バナナなどに含まれています。
そういった総合的な働きがあってこそ効果があるのです。
実際に効果はある?
GABAが血液脳関門を通過できないため、脳に直接作用しないという理由により、GABAチョコは意味がないと言われています。
しかし、そもそも科学的証拠があるから「機能性表示食品」として販売されているのです!
もともとチョコレートには、γ-アミノ酪酸が含まれています。γ-アミノ酪酸は、アミノ酸のひとつで、主に抑制性の神経伝達物質として機能している物質です。
メンタルバランスを目的として販売されているGABAチョコは、さらにγ-アミノ酪酸を濃縮したGABAパウダーが含まれます。チョコレート100gあたり280mgのγ-アミノ酪酸を含有させることでよりほっこりできるチョコレートであることが言えます。
GABAチョコレートの効果的な食べ方
食べるタイミングは?
GABAは、ストレスを抑制する効果が確認されている成分です。ストレスを感じている人の場合、毎日のちょっとした合間のおやつ代わりに食べてみてはいかがでしょうか。
GABAは体内に入ってから30分から2時間ほどで効果が現れると言われています。また、GABAは効果時間が現れてから2時間ほどだと言われています。そのため、こまめに摂取する方が安定して効果を得られるようです。
では、一日あたりどのくらいの量を食べたらいいのでしょうか?
一日の適量
GABAの1日あたりの摂取量の目安は30mg~100mgです。公式サイトによると100gあたり280mgのGABAが配合されているとのことなので、1粒あたり約6mgのGABAを摂取することができます。
商品の裏側には、1日の摂取量の目安として5粒(約30mg)と記載されています。
ちなみに、日常の食生活から摂取されるGABAの自然摂取量は、通常のバランス良い食生活をしていれば上回っているとされています。
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まとめ
今回は、GABAチョコについてご紹介しましたが、いかがでしたか?
この記事をまとめると
- GABAは、γ(ガンマ)-アミノ酪酸(らくさん)の略
- GABAの効果は、血圧抑制・ストレス低減・睡眠質の向上など
- GABAチョコが意味がないと言われる主な理由は「血液脳関門を通過できない」から
- とはいえ、ストレス低減や睡眠の質向上に対して科学的根拠が実証がある「機能性表示食品」である
- 摂取量の目安は一日5粒
何より、「GABAチョコを食べればストレス低減する!」と信じて食べることが一番の効果ではないでしょうか。
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