唐辛子アレルギーの症状|かゆみ・下痢・腹痛・喉、顔に出る?息苦しい?

辛党の人にとって欠かせないものの1つに「唐辛子」があります。料理やお菓子の大切なアクセントとなるものですが、そんな唐辛子にアレルギーがあるのを知っていますか?そこで今回は、

  • 唐辛子アレルギーの特徴
  • 唐辛子アレルギーの症状
  • 唐辛子アレルギーの対処法

コチラの内容について紹介していきます。

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唐辛子アレルギーの特徴


そもそもアレルギーとは、体内の免疫細胞がある条件によって異常を起こしたり、過剰に反応してさまざまな症状を引き起こす病気です。何か食べた後に具合が悪くなった場合、特定の食物アレルギーである可能性があります。

唐辛子でアレルギー反応が出る?

唐辛子を食べて違和感を感じた場合は唐辛子アレルギーを疑いましょう。

食物アレルギーには、小麦粉や卵などの広く知られたものの他にもさまざまな種類があり、唐辛子でもアレルギー反応を起こす可能性は十分にあります。

カプサイシンとは?

唐辛子によるアレルギーを「カプサシン」によるものだと思う人もいますが、これは誤解です。

カプサイシンは、唐辛子やその仲間に含まれる辛味成分であって、アレルギーに直接関係するものではありません。

 ただし、食べ過ぎた場合や感受性が人より強い場合、辛味に弱い(慣れていない)人は、辛味に加えてアレルギー症状のように痛みを感じる可能性があります。 

カプサイシンの副反応

唐辛子に含まれる カプサイシンには、体を温めたり疲労回復効果が期待できます。

その一方で、過剰摂取した場合、痛み以外にも次のような症状を引き起こす可能性があります。

  • 流涙症
  • 鼻液漏
  • 排尿障害
  • 胃食道逆流症
  • 高血圧
  • うつ病
  • パニック障害
  • 睡眠障害など

アレルギーをひどくする?

既述のようにカプサイシンは、アレルギーとの直接的な関係はありません。ただし、食べ過ぎは次のようなアレルギー症状によく似た症状も引き起こします。

  • のどの痛み
  • 吐き気
  • 粘膜の炎症
  • 嘔吐

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唐辛子アレルギーの症状

アレルギー
唐辛子には「カプサイシンの過剰摂取」に注意すべきであることが分かりました。では、カプサイシンとは別の唐辛子アレルギーを発症したとき、一体どんな症状が考えられるのでしょうか。

遅効型アレルギーとは?

実は食物アレルギーは発症時間の違いによって、大きく次の2つに分かれています。

  • 即時型アレルギー:食べてすぐに症状が出る
  • 遅延型アレルギー:食べてから数時間~数週間後に症状が出る

唐辛子アレルギーは「遅延型」に分類されるため、不調の原因がアレルギーだと発覚しにくい傾向にあります。

遅効型アレルギーの症状

アレルギー症状と言えば一般的に、皮膚のかゆみやくしゃみ、鼻水などが挙げられます。ですが、遅効型アレルギーの場合、他にも次のような症状を引き起こす可能性があります。

遅効型アレルギーの症状

  • 片頭痛
  • 慢性じんましん
  • 腹痛・消化不良
  • 肌荒れや湿疹
  • ゆううつ
  • イライラ・集中力の低下
  • 肩こり
  • めまい
  • 筋肉、関節の痛み
  • 慢性疲労
  • むくみ
  • 体重増加
  • 喘息
  • 不妊
  • 不眠

どんな症状が出るかや度合いは人それぞれです。唐辛子を食べたときに1つでも当てはまることがあれば、アレルギーのサインかもしれません。

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唐辛子アレルギーの対処法

食物アレルギーは今や私たちにとって非常に身近な病気であり、ただの好き嫌いと認識するのはとても危険です。もし唐辛子を食べて違和感を感じたら、これから紹介する正しい対処を行なってください。

温かい物を飲んで安静に

もし唐辛子が原因で具合が悪くなってしまったら、まずはぬるめのお湯を飲むようにしてください。

下痢を起こしている場合でも、ぬるめのお湯であれば胃を刺激することなく食道や胃の粘膜についた唐辛子を洗い流すことができます。

アレルギー科・内科へ

唐辛子アレルギーは遅効型ですので、区別がつきにくいです。ですが、 重症化すると呼吸困難になったり数日間寝込む可能性もあります。

度々違和感を感じる場合や治るのが遅い場合には、必ずアレルギー科・内科を受診してください。

遅効型アレルギーを調べる

遅効型アレルギー(唐辛子アレルギー)は、 専門知識のあり体制が整っているアレルギー科や内科を受診すれば、 調べることができます。

 ただし、「IgG」や「IgA」といわれる抗体の値を調べる血液検査で、即時型アレルギーと違い 保険が適用されない自費診療ですので注意しましょう。 

唐辛子が入った食べ物を避ける

アレルギー症状が軽症だったり、少しすれば回復するからと言って油断は禁物です。

唐辛子アレルギーの可能性がある場合は、パスタや鍋、キムチやラー油など唐辛子が入った食べ物を避けるようにしましょう。

まとめ

「唐辛子アレルギーの症状|かゆみ・下痢・腹痛・喉、顔に出る?息苦しい?」について紹介してきましたがいかがでしたか?

この記事をまとめると

  • 唐辛子でアレルギー反応は出る
  • 唐辛子にはアレルギーの他にカプサイシンに注意
  • カプサイシンには神経症状など多くの副作用がある
  • 唐辛子アレルギーは遅効型
  • 遅効型アレルギーの症状は神経症状や消化器症状など多岐に渡る
  • 唐辛子で違和感を感じたら病院を受診する
  • 唐辛子による違和感は専門機関で遅効型アレルギーを調べる
  • 唐辛子で違和感を感じたら唐辛子を避ける

今まで何の違和感を感じなかったものが突然ダメになる、食物アレルギーにはそんな特徴があります。特にお年寄りや小さな子ども、体調不良の人も重症化しやすいので、注意してくださいね。

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