腐ったえのきを食べたら食中毒に!症状|腐ると見た目はどうなる?

きのこは一年中値段がほとんど変わらず、旨味や栄養素を多く含んでいることから、たまねぎやじゃがいもなどと同様に常備野菜として浸透してきました。買い物に行けばとりあえずキノコ類は何かしら買う、というご家庭も多いのではないでしょうか?

今回は、そんなキノコ類の中でも「えのき茸」について詳しく紹介していきます。エノキを含むキノコ類は、冷蔵保存しておけば比較的日持ちするような感覚があります。エノキが腐ってしまった場合はどのような変化がみられるのでしょうか

そこで今回は、

  • 腐ったえのきを食べてしまった!
  • えのきは腐るとどうなる?見た目はや匂いは?
  • 買ったばかりのえのきのぬめりは何?

これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。

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腐ったえのきを食べてしまった!

下痢・腹痛

腐った食品を食べてしまえば、体調によっては食中毒などにかかる可能性も高いでしょう。腐ってしまったエノキを食べてしまった場合、どのような症状が出るのでしょうか?詳しく紹介していきます。

食中毒に注意

腐っているエノキを食べてしまった場合は以下のような症状を引き起こす可能性があります。

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 腹痛
  • 発熱

一般的な食中毒と同じ症状ですから、症状は見分けがつきやすいでしょう。腐っているかわからないけど勿体ないから食べちゃえ!とグレーゾーンのエノキを食べた後に、これらの症状が出た場合は速やかに最寄りの医療機関にかかりましょう。

症状が出るまでの時間

腐ったエノキを食べてしまった場合、食中毒にかかることは避けられません。エノキの食中毒と言えば、「リステリア菌」と呼ばれる原因菌であることが多いです

リステリア菌による食中毒は、ひどい場合死に至るケースも報告されている怖い食中毒です。妊娠中の方などがかかった場合は流産になる可能性もあります。

また、リステリア菌が原因の食中毒の場合は、具体的な症状が出るまでの潜伏期間は、食後数日~数週間に発症する可能性もあるなど幅広いです。症状が見られた場合はすぐに医療機関へ受診しましょう。

下痢や嘔吐を繰り返すことも多いため、水分補給をこまめに行いましょう。

アレルギーにも注意

えのきはアレルギー症状が出る可能性のある食材でもあります。特に赤ちゃんや子供は大人よりも発症しやすいので、初めて食べさせる時は注意しましょう。

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えのきは腐るとどうなる?見た目や匂いは?

ここからは、エノキが腐っているかどうか見分ける具体的な方法について紹介していきます。グレーゾーンのエノキを食べるか捨てるか、判断する際に参考にしてみてください。

黒・茶色く変色する

エノキと言えば、通常は白色ですよね。品質劣化により、白色→黄色→茶色→黒色の順番で腐敗が進行していきます。茶色く見える場合は腐敗が進行していますから、食べずに廃棄しましょう。

カビが生える

黒っぽいカビが生えたエノキは腐敗が進行していますから、諦めて廃棄しましょう。キノコ類は白色のフワフワとしたカビが生えることもあります。これは気中菌糸と呼ばれ、食べることが可能なものです。

これとは違い、色が黒色や茶色ようなカビが見られた場合は腐ってしまっています。カビの生えていない場所も細菌が飛沫している可能性もありますから、食べずに廃棄した方が無難です。

ぬるぬる・ぬめりが出る

エノキは品質が劣化してくると、全体的にヌメリが出てくることも多いです。この場合も腐敗が進行している可能性が高いですから、食べずに廃棄するようにしましょう。

酸っぱい臭いがする

パッケージを開けると、むわっと酸っぱいような臭いを感じる場合もあります。これも腐っている証拠ですから、食べずに廃棄しましょう。あまり匂いに敏感ではないという方の場合は、ご家族などに代わりに判断してもらいましょう。

糸を引く

エノキを調理しようと触った際に、ぬるぬるネバネバとした感覚を感じ、糸を引いているなどの変化がある場合もあります。これは典型的な腐敗した状態ですから、食べずに廃棄しましょう。

舌がピリピリする

腐ったエノキを調理した場合、食べた際にピリピリとした感覚を感じる場合もあります。このような感覚を感じた場合は、腐敗した細菌が料理全体へ回っていることが考えられます。調理したお料理ごと廃棄しましょう。

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買ったばかりのえのきのぬめりは何?

ヌメリを感じるエノキは腐っていると説明しましたが、購入した当日であってもヌメリを感じる場合もあります。この場合も腐敗が進行しているのでしょうか?詳しく紹介していきます。

賞味期限はどれくらい?

エノキを調理すると、購入したばかりなのにヌメリを感じるという方も多いでしょう。実はエノキにはムチンと呼ばれる水溶性食物繊維が含まれており、水との親和性が高いためトロっとしたような出来栄えになります

調理後のエノキがトロっとしているのは、このムチンが原因のため食べることは可能ですが、調理前から滑っとしている場合は腐敗が進行しています

エノキの賞味期限は、冷蔵保存で1週間程度と言われています。状態を確認してから食べるようにしましょう。

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えのきは冷凍保存もオススメ

エノキの保存方法について紹介していきます。エノキなどのキノコ類の一大産地長野県では、エノキを凍らせる「えのき氷」と呼ばれる商品も有名です。具体的な保存方法について紹介していきます。

保存方法

エノキの保存方法は、冷蔵保存か冷凍保存がおススメです。具体的な保存期間は、冷蔵保存が1週間程度、冷凍保存は1か月程度です。用途によりうまく保存方法を変えると良いでしょう。

まとめ

今回は、エノキの保存方法や、腐った場合の見分け方について紹介していきました。

この記事をまとめると

  • エノキは白色→黄色→茶色→黒色の順番で色が変わり、茶色以降は食べられない
  • 調理前からヌメリや水気を帯びている場合は注意
  • 保存方法は冷蔵で1週間程度、冷凍で1か月程度

いかがでしたか?エノキを選ぶ際の参考にしてみてくださいね。

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