「エシャロット」はネギに似た野菜ですが、生で食べることはできるのでしょうか?また、食べ過ぎると腹痛になるという噂があるようですが、それって本当なのでしょうか?今回は、
- エシャロットの味/栄養/効能
- エシャロットは生で食べられる?
- 食べ過ぎると腹痛になる・
- どこまで食べられる?下ごしらえ・レシピは?
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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エシャロットってどんな野菜?
学名 | Allium oschaninii |
分類 | ユリ科ネギ属 |
英語名 | shallot |
仏名 | echalote |
中名 | 胡葱 |
おいしい時期 | 周年 |
日本で一般的に売られているエシャロットは、生食用に軟白栽培された若いラッキョウのことが多く、香りやクセが少ないのが特徴です。やや辛みがあるものの、生で食べることができ、葉の部分はてんぷらやかき揚げにすると美味しく食べられます。
一方でフランス料理に欠かせないものとして知られているエシャロットは、茶色の皮に包まれた細長くて小さな玉ねぎのような野菜です。
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どんな味?
エシャロットの味ですが、辛みの強いらっきょうによく似ています。ネギのようなツンとした香りがあり、生シャキシャキとした食感です。辛いのが得意ではない方は、クセが強いと感じるかもしれません。
栄養は?
エシャロットには、ねぎ類に共通する辛み成分である硫化アリルやアリシンが含まれています。また、食物繊維お多く含まれています。
- 硫化アリル:硫化アリルは、抗酸化作用や抗がん作用があるにんにくやねぎ類のツンとする香り成分です。抗菌作用も持ち体内に入った細菌の駆除効果だけではなく、血中のコレステロールの低下や肝臓の解毒補助を担う栄養素です。
- アリシン:アリシンは、にんにくや玉ねぎと言った独特の辛味の香り成分で、加熱する前のアリインが変化してできる成分です。抗菌作用を持つため、細菌やウイルスを殺す抗菌作用が協力で、食中毒、風邪予防の他、抗がん作用、加えて、疲労回復効果もあります。
- 食物繊維:食物繊維は、植物の細胞壁を構成する、人間の消化酵素では消化できない成分とされています。食物繊維は、植物しか作り出すことしか出来ず、水に溶けるか溶けないかで種類が分かれます。人間の腸内環境を整える免疫力改善等の働きがあります。
効能
エシャロットに含まれる硫化アリルには新陳代謝を活発にする働きがあり、食物繊維は老廃物の排出効果が期待できます。それ以外にもエシャロットには、このような効能があります。
- 疲労回復
- 免疫力増進
- 便秘の予防や改善
- 血液サラサラ効果
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エシャロットは生で食べられる?
エシャロットには玉ねぎのような辛みがありますが、そのまま生で食べることができます!特有のツンとした香りや辛みが苦手でなければ、酢漬けや味噌漬けなどにして生食するのもオススメです。エシャロットの料理レシピについては、k時の後半でご紹介いたします。
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どこまで食べられる?
「エシャロットはどこまで食べられるの?」と疑問に思うかもしれませんが、エシャロットはひげ根っこのギリギリ上の部分まで食べることができます。
日本で販売されているエシャロットは、らっきょうを生食用として軟膏栽培されたものが多く、らっきょうと同じように根元ギリギリを食べることができます◎
葉は食べる?
エシャロットには細いネギのような葉がありますが、この部分も味噌汁や炒め物など料理に使うことができますよ。イメージとしてはネギと同じで、根っこに近い白い部分〜上の緑の部分まで食べることができす。
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エシャロットは食べ過ぎると腹痛になる?
エシャロットに含まれる 硫化アリルは刺激が強い成分 なので、 食べ過ぎると胃の中の粘膜を刺激して腹痛を起こす可能性があります 。適量であれば症状が出ることはすくないですが、生のエシャロットを食べ過ぎると起こりやすいので、食べ過ぎには注意しましょう。
エシャロットの下ごしらえ
エシャロットを家庭で調理する際の下ごしらえについて、簡単にご紹介したいと思います。基本的にはひげ根っこ以外食べることができるので、お好みで色々な料理にアレンジしてみましょう。
- ひげ根っこを中心によく洗い、土や泥を落とす
- 根っこギリギリのところでカットし、根っこは捨てる
- 茎と葉でカットして2つに分ける
エシャロットは白い茎の部分と、緑の葉の部分でアレンジできる料理が異なることが多いので、下処理の段階で2つにカットしておくと便利です。
葉は密閉袋に入れて冷蔵庫で保存します。冷凍保存はクタクタになり、解凍した時にべちゃっとしてしまうのでオススメできません。
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茹でる
エシャロットを茹でるには、沸騰したお湯で約1〜2分が目安です。エシャロットは茹でることで辛みが緩和されるので、生で食べるには刺激が強すぎると感じる方は軽く湯がいてから調理しましょう。
茹でることでエシャロットに含まれる辛み成分の硫化アリルが流れ出るので、辛さが弱くなるのです。
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エシャロットの美味しいレシピ
エシャロットを使った美味しいレシピをいくつかご紹介したいと思います。エシャロットは珍しい野菜に思いますが、ハウス栽培されていることが多いので、実は通年出回っています。値段は少しお高いですが、栄養豊富なので是非使ってみてくださいね。
おつまみ
引用:楽天レシピ
エシャロットはお酒のおつまみにぴったりの野菜です。こちらはこんがり焼いたエシャロットを、醤油で味付けしたシンプルなおつまみです。炒めることでエシャロットがしんなりし、柔らかい口当たりになりますよ。しっかり加熱するほど辛みが緩和されるので、お好みで火加減を調整しましょう。
炒め
引用:Eレシピ
エシャロットは豚肉と合わせて味噌炒めや、おかか炒めにすると、シャキシャキ食感が美味しいボリュームたっぷりな一品に◎ お好みで豆板醤など辛み調味料を加えれば、白いご飯がどんどん進むメイン料理になりますよ。
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イタリアン
引用:エピレシピ
エシャロットは和風の味付けも合いますが、オリーブオイルと合わせてバジル風味のイタリアンにしても美味しくいただくことができます。こちらはバジルソースと絡めて冷奴にのせた、イタリアンと和を合わせた一品です。
酢漬け
色々な生野菜を一度に食べられる「酢漬け(ピクルス)」は、お酢に含まれるクエン酸で免疫力アップ効果・血液サラサラ効果が期待できます。
酢漬け液は、お酢・砂糖・塩の家庭にある材料のみなので、作るのも簡単です◎ 冷やしておけば、食事の副菜として重宝します。お酒のおつまみとしても合いますよ。
天ぷら
引用:cookpad
エシャロットの天ぷらは、衣のサクサク食感とエシャロットのシャキシャキ食感を楽しめる蕎麦にぴったりな一品です。葉っぱの部分はあまり向いていないので、白い茎の部分だけサッと揚げましょう。
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まとめ
「エシャロットは生でも食べられる?」というテーマについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- エシャロットは生食できる野菜
- 葉っぱも食べることができるが、茎の部分と別で調理するのがオススメ
エシャロットは特有の辛みが香りが美味しい野菜なので、お子様は苦手かもしれませんが、大人のおつまみとしてはとても美味しいので、是非色々な料理に挑戦してみてくださいね。
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