ドーナツは人気のお菓子ですが、家庭で手作りすることもできます。揚げる時の油には、どんな種類があるのでしょうか?そこで今回は、
- ドーナツの歴史・特徴
- 揚げ油の種類には何がある?
- 油の温度は何度がいい?
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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ドーナツってどんなお菓子?
“ドーナツ”は、小麦粉を主原料とした生地を油で揚げたお菓子です。卵・砂糖・バターなどを加えたもので、輪っか状やボール状など形は様々です。
歴史
ドーナツの起源は、オランダで誕生した「オリーボーレン」というお菓子ではないかと言われています。オリーボーレンは小麦粉・砂糖・卵で作った生地を酵母で発酵させ、ラードで揚げたボール状のお菓子です。
日本には明治時代に伝来したと言われていますが、本格的にドーナツが普及したのは1970年に「ダンキンドーナツ」、1971年に「ミスタードーナツ」がオープンしたことがきっかけです。ミスタードーナツは現在でも好まれているドーナツ店ですが、アメリカのファストフード店であるダンキンドーナツは既に撤退しています。
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名前の由来
『ドーナツ(doughnut)』という名前は、”生地”を意味するDough(ドウ)と”ナッツ”を意味するNut(ナッツ)が由来と言われています。かつては真ん中にクルミをのせたものが一般的だったため、この名前が付きました。
ドーナツを揚げる油の種類は?
ドーナツは生地を油で揚げるのが一般的な作り方ですが、どんな油で揚げるのが良いのでしょうか?特に揚げ油に決まりはないので、好みの油を使って揚げてOKです。ドーナツの揚げ油としてオススメなオイルの種類を、いくつか紹介します!
サラダ油
英名 | Vegetable oil,blended oil |
別名・和名 | サラダ油 |
エネルギー(100gあたり) | 92kcal |
糖質量(100gあたり) | 0g |
サラダ油は、サラダなどに生で使うことのできる油の総称です。原料は様々で、ゴマや菜種・とうもろこし・大豆・ベニバナ・米などがあります。日清オイリオが「日清サラダ油」を開発したことが誕生のきっかけで、日本のオリジナル油です。
オリーブオイル
英名 | olive oil |
栄養成分 | 脂質、ビタミンE、ビタミンK、オレイン酸、ポリフェノールなど |
主な生産国 | スペイン、イタリア、ギリシャ |
100gあたりのカロリー | 約920kcal |
オイルという言葉の語源は、アラビア語で「オリーブ」という意味です。今では世界中にたくさんのオイルがありますが、古くはオイルといったら、オリーブオイルしかなかったのです。紀元前3000年頃には地中海沿岸にてオリーブからオリーブオイルが作られた記録が残っています。その後、ローマ帝国が他国を征服するたびに、その土地にオリーブの木を植えて、栽培地域を広げていきました。現在では、地中海沿岸のみならず、中東、南米やアメリカ、オーストラリアなど幅広い地域で作られています。
オリーブオイルには脂質、ビタミンE、ビタミンK、オレイン酸、ポリフェノールなどの栄養成分を含んでいます。
もちろん100%オイルなのでカロリーとしては高いですが、一般的なサラダ油と違ってオレイン酸が悪玉コレステロールを減らし、生活習慣病予防になるので積極的に使いたいオイルです。
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ココナッツオイル
英名 | Coconut oil |
栄養成分 | ラウリン酸など |
別名 | ヤシ油 |
100gあたりのカロリー | 約862kcal |
ココナッツオイルは、ココヤシの実から抽出される油です。ココナッツの甘い香りが特徴で、涼しい場所で保存すると白く固まるのが特徴です。温めると液体となり、色は透明になります。
ココナッツと聞くと甘いイメージがありますが、甘くなく香りのみです。糖質は含まれていませんがカロリーは高いので、摂取量には注意が必要です。
ココナッツオイルが持つラウリン酸には、母乳の質を高める効果や便秘解消効果があります。ラウリン酸は母乳の質を高めるだけではなく、腸内環境を良くして便秘を解消する効果もあります。しかし、 摂りすぎると下痢することがあるので注意 しましょう。
カメリナオイル
カメリナオイルは、美容や健康に良いオイルとして知られています。その原料は『カメリナサティバ』というアブラナ科の植物です。オイルは黄色く、ナッツのような香りがするのが特徴です。やや青臭さもあるため、苦手と感じる方もいます。
カメリナオイルには、オメガ3・6・9やビタミンE・βカロテンなどが含まれています。ビタミンEには抗酸化作用があるため、シミやしわなどアンチエイジングに効果的です。酸化と熱に強く、加熱してもこれらの成分は減ることがありません。
体に良いカメリナオイルですが、独特の青臭さがあるので苦手な方も多いようです…!
MCTオイル
MCTオイルとは、ココナッツやパームに含まれる「中鎖脂肪酸油」だけを抽出したものです。ダイエットに効果的なオイルとして知られ、筋トレ中の方もよく使用しているヘルシーなオイルです。
mctオイルは無味無臭で、何の味もありません。ココナッツオイルには、ほのかなココナッツの甘い香りと味がするのが特徴ですが、mctオイルはココナッツを原料としているものの香りもないのです。
ココナッツオイルにも中鎖脂肪酸が含まれていますが、その含有量は約60%。それに対し mctオイルの中鎖脂肪酸含有量は100% です!mctオイルはココナッツやパームから「中鎖脂肪酸だけを抽出したもの」なので、中鎖脂肪酸の濃度が遥かに高くなっています。
mctオイルには腸を弱酸性に保つ働きがあり、腸内環境を悪くする原因である悪玉菌の活動を抑え、便通や腸内環境を良くしてくれる働きがあります。そのため、便秘解消に効果的です◎ しかし、MCTオイルを過剰摂取をすると腹痛や下痢を起こしてしまう可能性もあります。
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ドーナツを揚げる油の温度は?
油の種類についてご紹介しましたが、揚げる時の温度は170〜175度が適温です。高すぎると中心部まで火が通る前に表面が焦げてしまったり、低すぎるとカラッと揚がらないので注意しましょう。
まとめ
この記事をまとめると
- ドーナツの揚げ油はお好みでOK!オイルによっては香りや味があるので相性に注意
- ヘルシーに食べたいならサラダ油よりもオリーブオイルなどがオススメ
- 揚げ油の適温は170〜175度
ドーナツは家庭で手作りできますが、油を使ったお菓子なのでカロリーには要注意です…!ヘルシーなオリーブオイルやココナッツオイルを使って、美味しく食べてみてください♩
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