ドーナツが油っぽい原因は?脂っぽくないドーナツの作り方を解説

時間と手間をかけて作ったドーナツ。

揚げたてフワフワを味わうために手間ひまかけて作ったのに、いざ食べてみると何だか油っぽい…なんて経験をしたかたは実は多いのでは?

折角作ったのに、理想とは程遠い完成形だとガッカリしてしまいますよね。そこで今回は、ドーナツが油っぽくなってしまう原因を中心に、失敗しないドーナツの作り方についてご紹介していきます。

ポイントさえ押さえれば上手にドーナツを揚げることができますよ。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

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ドーナツが油っぽい原因は?

ドーナツが油っぽくなってしまうのには、いくつかの原因が…。ドーナツを作る際には下記のポイントに注意する必要がありますよ。

生地の水分が多い

生地の水分が多いと、油へ入れたときに生地が固まらず余計な油だけを吸っている…という状態に。

ドーナツを作る際には、生地をあらかじめ固めにしておくと油に入れたときに形も崩れずカリカリ食感の美味しいドーナツを作ることができますよ。

油の温度が低すぎる

油の温度を低くして揚げると、生地が上手くまとまらず油を吸ってしまう原因に…。

低温で揚げることによって、焦げつくことはありませんが生地が緩くなってしまいドロドロになってしまう可能性が高いです。

ドーナツを揚げる際には、レシピに表示されている温度を守ることが大切ですよ。

一度にたくさん入れて揚げる

生地を一度にたくさん入れることによって油の温度が急激に下がりドロドロ・ベトベトのドーナツに。

多少調理時間は長くなってしまいますが、油の温度を一定に保つためにも少量ずつ油の中へ入れるのが良いでしょう!ドーナツの大きさにもよりますが、一度に入れる目安として2~3個ほどにするとよさそうです。

MEMO
揚げ油の温度は一定に保つことが最重要!

揚げたドーナツをすぐに冷まそうとする

揚げたてドーナツをすぐに冷まそうとすると、中に含まれている油が外に出てきてしまいベトベトに…。

すぐに冷まそうとするのではなく、油をきりながら時間をかけて粗熱をとると良いでしょう!

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油っぽくないドーナツの作り方

どうせ作るのであれば美味しいドーナツを作りたいものです。

下記でご紹介するポイントを押さえると、外はサクサク!中はフワフワ!子供から大人までが絶賛するドーナツができますよ。

油の温度

ホットケーキミックスを使用して作る場合の目安として…

『ホットケーキミックス1袋(150g)・卵1個(Mサイズ)・砂糖(10g)・溶かしバター(20g)を混ぜ生地にしたものを180℃に油でキツネ色になるまで揚げる』【MORINAGA参照】

ドーナツは天ぷらと同様に油の温度が高すぎるとすぐに焦げ油を吸いやすくなってしまいがち…。温度は170℃~180℃がベストでしょう。

生地の水分

生地の水分が多いと油の中に入れたときに生地が固まらず、ドロドロとした状態のものに…。

ドーナツを作る際の生地の目安としては…

  • オールドファッションのように、サクッとした食感のドーナツであれば『耳たぶ位の固さ』
  • フワフワとした食感のドーナツであれば『耳たぶ位の固さより気持ちゆるめ』
MEMO
フワフワのドーナツを作る際には、生地がゆるいので絞り袋に入れるかスプーンなどですくうと形成しやすいですよ!

ショートニング

ドーナツを作る際には、ショートニングを使用するかたも多いのではないでしょうか。しかし、そもそもショートニングとはどのようなものかご存知ですか?

『ショートニング』とは…?

  • 動物・植物油脂を原料とした練りこみ専用の固形油脂
  • 乳成分や水分を含まず、ほぼ100%が油脂成分
  • 白色の無味無臭の油脂
  • 一般的に認識されている個体状以外にも粉末状、液体状などさまざまな形で生産されている
  • 19世紀末のアメリカで、ラードの代用品として誕生した

ドーナツを作る際にショートニングを入れることによって下記のような利点があります。

  1. ドーナツ自体に旨味や風味が加わる
  2. 食感が滑らかになり食べやすい
  3. ショートニングには、粘土のように形が変わり、なおかつ戻らない性質があります。この性質があることで生地の中に上手く油脂が入り込み伸びの良い生地が出来る

ショートニングを使うことによって、生地がぽろぽろせず油で揚げる際にも形が崩れにくくなるでしょう。形の崩れたドーナツは油っぽいものに…。

ぜひ一度ショートニングをお試しあれ。

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まとめ

いかがでしたか?

今回は、ドーナツが油っぽくなってしまう原因を中心に失敗しないドーナツの作り方についてご紹介しました。

この記事をまとめると

  • 生地に水分量が多い・油の温度が低い・一度に沢山揚げる・ドーナツをすぐに冷まそうとすると油っぽいドーナツに…。
  • 油の温度は170℃~180℃で!
  • サクサクドーナツは『耳たぶ位の硬さ』、フワフワドーナツは『耳たぶより気持ち緩めの固さ』が目安!
  • ショートニングを使うことによって生地が形成しやすく、食感も滑らかに!

せっかく時間と手間をかけて作るのならば美味しいドーナツを食べたいものですよね。今回ご紹介したポイントさえ押さえれば失敗なしのドーナツを揚げることができるでしょう。

砂糖やきな粉をまぶしてシンプルに食べても良し!生クリームやフルーツを乗せてアレンジしても良し!なドーナツ。ぜひご家庭で楽しんでくださいね。

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