皆さんはじゃがいもはお好きですか?じゃがいもと言うとスーパーで販売されているものを何となく選んでいるという方も少なくないと思いますが、それぞれ全く違った特徴を持つのでそのじゃがいもに合う使い方をしてあげるのが一番です!
今回の記事では、
- 男爵いもとは?
- メークインとは?
- キタアカリとは?
- それぞれの使い方は?
これらについて解説していきたいと思います。
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目次
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男爵いもとは?
男爵いもは、明治時代にアイリッシュ・コブラーという品種を試験栽培し普及させたものです。当時時は正式な品種名が不明だったため、初めて導入した川田男爵にちなんで「男爵いも」と名付けられました。
栽培環境適応力が高く貯蔵中も品質の劣化が少ないため、日本で最も収穫量が多い品種のじゃがいもです。ここでは、男爵いもの特徴について紹介します。
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特徴
男爵いもは、丸くごつごつとした形で芽のくぼみが深い特徴があります。サイズは6cmから大きいものですと10cmを超えるものもあり、まちまちです。糖度は約5度と数あるじゃがもの品種の中では高くない方ですが、加熱した後のほくほくとした食感が美味しいじゃがいもです。
主な生産地
じゃがいもと言えば北海道を思い浮かべるのではないでしょうか?北海道はじゃがいもの生産量が全国NO.1で、男爵いもは9〜12月が旬の時期とされているのですが、中でも10月が一番の旬と言われています。
北海道に続き、静岡県・茨城県・千葉県・埼玉県でも生産されており、寒い地域以外でも生産が可能な野菜です。1年を通じてスーパーで手にいれることができますよね。
男爵いもが適した料理
男爵いもはほくほくとして程よい甘みを持つので、フライドポテトやじゃがバターなどで食べるととても美味しいと言います。ただし煮崩れしやすいので、出来る限り煮物などには使用しない方が良いでしょう。カレーなどにはあまり適していません。
逆に煮崩れしやすい特徴を用いてマッシュポテトや粉ふきいもにするというのはとても良い手段でしょう!
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キタアカリとは?
1988年に品種登録された「男爵」と「ツニカ」を交配して育成された固定品種が、キタアカリになります。
粉質でほくほくした食味から「栗じゃが」「黄金男爵」と呼ばれています。食感が「男爵」の母似なら、父親の「ツニカ」は害虫であるジャガイモシストセンチュウに抵抗する性質があり、キタアカリも同じように害虫に対しての自己防衛力を受け継ぐ食用として初めての品種になります。
男爵いもとの違いは?
キタアカリは、扁球状で表皮は男爵より粗く、目の部分に赤紫色の着色があります。それに対して男爵は、ゴツゴツ球形になります。目のくぼみが多く皮が向きづらいのが男爵の特徴の一つとなります。
食味はどちらもホクホク系になりますが、キタアカリの方が男爵より甘味があります。ただキタアカリは、男爵より煮崩れしやすいです。
キタアカリが適した料理
キタアカリは、甘く香りも良いじゃがいもです。煮崩れをさけて食べるなら電子レンジで加熱してジャガバターやフライするとよいでしょう!逆に、粉質の特徴を活かして粉ふきイモやマッシュポテトにするのもおススメです。
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メークインとは?
メークインの原産はイギリスで、大正時代にアメリカを経由して導入された品種です。5月の女王を意味する「May Queen」と名付けられたのは、中世時代の春の祭りで選ばれる女王にちなんだという説があります。男爵いもに次いで生産量の多い品種です。ここでは、メークインの特徴について紹介します。
特徴
男爵いもが丸くてゴツゴツしている形なのに対して、メークインは細長い卵型で形が不揃いになることが多いのが特徴です。さらに表面がツルツルなめらかであるというのも面白い特徴ですよね!果肉は男爵いもよりやや淡い黄色で、1年を通して流通していますが比較的多く出回るのは10月頃です。
粘性の特徴を持つじゃがいもで低温で貯蔵をすることでさらに甘みが増していきます。5月頃のメークインが一番甘いとされています。
メークインに適した料理
煮崩れしにくいので、いもの形を残したい煮込み料理に向いています。強い火力で煮るのではなく、静かにじっくりと煮込むとだしやスープの味がよく染み込みます。煮汁やスープが濁りにくく、様々な料理に活用できます。糖分が多いので、揚げ物にすると色つきやすくなります。
肉じゃが・煮物・おでん・カレー・シチューなどいもの形をとどめた煮込み料理がベストですね!
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- 男爵いもは丸くてゴツゴツしているのが特徴的
- 男爵いもは崩れやすいので煮込み料理ではなくそのまま食べるのがおすすめ
- キタアカリは男爵芋とのミックスで作られたじゃがいもで甘い香りが特徴的
- キタアカリもそのまま食べるのがおすすめ
- メークインは粘性のじゃがいもで煮込み料理にも形を保つことができる
- それぞれの特徴を生かしたじゃがいも料理を作ってみよう!
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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