ダニは冷蔵庫でも死滅しない?死滅するための温度は?対策方法

皆さんはダニの被害にあったことはありますか?ダニの被害というと、粉物の中にダニが侵入してしまったり、ダニアレルギー症状が出てしまうというものがありますよね。

私たちが生活している空間というのは、ダニにとってもとても快適な空間であり、油断していると家中にダニが発生してしまう恐れがあります。

今回の記事では、

  • ダニの好きな環境とは
  • どんな食材にダニが沸くのか
  • 冷蔵庫でダニは死ぬのか
  • ダニを死滅させるには
  • ダニの発生対策

これらについて解説していきたいと思います。

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ダニの好きな環境

ダニは温度20℃以上で湿度60%の環境を好みます。これは人間が生活する中でも「快適」と感じる環境と同じなので、家の中のいわゆる「常温」はダニにとってもとても居心地が良い空間になります。

特に温度が一定で安定しているキッチンの上の棚、食糧庫、シンク下の空間などはダニにとって最高に良い環境の場所です。ダニの繁殖を防ぐには「ダニが繁殖しにくい環境に保存しておく」というのが一番です。

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特に粉物は危険

ダニが発生しやすい一番の食材は「粉物」です。コナダニの大好物は小麦粉などの粉類だけでなく、チョコレートなどのお菓子、砂糖や味噌などの調味料、削り節や干しシイタケ、ドライフルーツなどの乾物、医薬品、ワラなど。

特に小麦粉の中でもホットケーキミックスは、コナダニの発生率が群を抜いて高いとされています。

この中でも粉物は、小麦粉は「コナダニ」や「ケナガコナダニ」の発生する場所としては最高の空間であると言えます。

またこれらのダニ達を放置してしまうと、コナダニ達を捕食する「ツメダニ」というダニがわく可能性があります。ツメダニは人間を刺すダニなので、直接的に害を与えてくる可能性もあるのです。

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ダニによる健康被害

ツメダニのように直接人間を攻撃してくる可能性のあるダニはもちろんのことながら、一見すると害がなさそうなダニであっても人体にたくさんの影響を与える可能性があります。

たとえばダニを体に取り込んでしまうことで「ダニアレルギー」の症状が出てしまう可能性があります。ダニアレルギーになるとアトピー性皮膚炎や気管支喘息、アレルギー性結膜炎、アレルギー性鼻炎などの疾患を発症することがあります。

ダニは非常に小さいので口から入り込むだけでなく、ダニの死骸が空気の対流によって巻きあがり、それを私たちが吸い込んでしまうことでアレルギーを発症することもあります。ここからわかる通り、ダニを発生させないように環境を整えるというのはとても大切です。

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ダニの活動が止まる温度・死滅する環境

ダニは10℃以下、湿度50%以下の環境では繁殖することができなくなるので、この環境の条件を満たす「冷蔵庫」に保存した場合は、ダニの被害にあうことはないといえます。

粉物などは購入したままの紙袋のまま冷蔵庫に入れてしまうと、湿気を吸収したり冷蔵庫内のにおいを吸収してしまうので「密閉容器に移してから」冷蔵庫に入れるようにしましょう。

さらに冷蔵庫の中でもどこに入れるかがとても肝心です。たとえば野菜室は野菜の乾燥を防いで鮮度を保つためのスペースですが、湿度を高く保ってしまう場所なので粉物のような湿度を低く保ちたい食品にはあまり向いていません。

なので粉物を入れるときには野菜室以外で、少しスペースに余裕がある場所に入れるようにしましょう。

ダニが死滅する温度

冷蔵庫がダニの繁殖できないという場所ということですが、繁殖できないからと言って死滅するわけではありません。

ダニを完全に死滅させるには高い温度が必要になってきます。ダニを死滅させるには60℃以上の高温か、‐20℃くらいの低い温度が必要とされています。なのでダニを完全に死滅させるには「冷凍庫」で保管するのが良いのです。

ただしダニは死滅したからと言って、アレルギーの原因物質が消えるわけではなく、ダニの死骸を体内に摂取してしまうことによってアレルギーを引き起こしてしまう恐れは十分にあります。

ダニを死滅させることを考えるよりも、まずはダニを繁殖させない、侵入させないことを考えた方がよいでしょう。

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常温でもダニ対策したいなら

冷蔵庫にしまうのがおすすめということはわかったけれど、どうしても冷蔵庫にスペースがなかったり、冷蔵庫に入れたくないという方もいらっしゃると思います。そのような人のために、最近では「ダニ対策商品」というものがたくさん販売されています。

ウッディラボから販売されているダニ除けシリカ(外部リンク)

例えば食糧庫や棚に置くだけでダニが苦手な天然の香りをまとわせて、ダニの侵入を防ぐものや、ダニを発生させたくない食材に直接入れる乾燥材などもあります。

中には食料品には使うことができない強力なものもありますので、使用するときには製品解説をしっかり確認してから使用するようにしましょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • ダニは温度20℃以上で湿度60%の環境を好む
  • 人間の居心地の良い温度はダニにとっても快適な温度
  • キッチンの食糧棚やシンクしたの空間などはダニが発生しやすい
  • 特に粉物はダニが繁殖しやすい空間を作り出す
  • ダニは冷蔵庫に入れただけでは死なない
  • 冷蔵庫では繁殖することはできないので、ダニが発生しやすい食材は冷蔵庫に入れておくのが正解
  • 常温でもダニの発生を抑制したいなら、ダニ対策商品を使おう

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。 

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