大根の苦みを取る方法はレンジが最適?他の方法やアレンジを紹介

生でも煮物にしても食べられる大根。いろいろな料理に活躍する野菜ですが、いざ食べてみたら苦味が強くて食べられなかったという経験はありませんか?苦味の強い大根に当たるとがっかりしてしまいますよね。でも、大根の苦味の原因や苦味の取り方を知っていれば、そのような大根もむだなく食べることができます。そこで、今回は

  •  大根の苦味を取る方法は?
  •  大根の下処理の仕方
  •  苦味を取った大根のアレンジ方法
  • 苦味が少ない大根の品種2種
についてご紹介いたします。

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大根の苦みを取る方法は?  

大根の苦味は電子レンジで取ることができます。茹でるよりも短時間でできるので忙しいときにはぜひ電子レンジを使ってみてください。その他の方法や苦味の原因も知っておくとその時に合うベストな方法で苦味を取ることができます

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レンジが一番最適って本当?

電子レンジが1番というわけではありませんが、電子レンジを使うと時短が可能です。

電子レンジを使った苦味を取る方法
  1. 大根は皮を剥いて、好みの厚さにカットする
  2. 耐熱容器に大根が重ならないように並べる
  3. 大根が半分くらい浸かる量の水を入れて、ふんわりとラップをする
  4. 500wで5分加熱したら、大根の上下を入れ替えてふんわりとラップをして再度5分加熱する
  5. 大根を水にさらす
注意点
加熱後はとても高温になっているので火傷に注意してください。

レンジ以外でおすすめの方法

電子レンジ以外にも苦味を取る方法はあります。苦味を取るためには苦味の原因を知ることが大切です。 大根の苦味の主な原因は3つ です。

大根の下部
 大根は葉に近い上部ほど苦味が少なく、根に近い下部になるほど苦味が強くなります。 これは下部ほど『イソチオシアネート』という辛味や苦味の原因になる成分の含まれる量が多くなるからです。そのため1本の大根でも上部と下部では苦味の強さが違います。

皮の近くの部分

大根の皮の近くは辛味や苦味のある繊維が多く集まっています。苦味を少なくするためには、大根の皮は厚めに剥くことが大切です。

夏の大根は苦味が強い

大根は年中スーパーに並んでいますが、本来の旬の時期は冬です。冬の大根は甘みが増し、苦味が少ないのが特徴です。夏の大根は冬の大根に比べて甘みが少なく、苦味が強くなる傾向があります。

簡単にできる大根の苦味を取る方法

秋から冬に収穫される冬の大根のほうが夏の大根よりも甘みが強く苦味が少ないので、大根の苦味が苦手な方は旬の時期の大根を食べるのがおすすめです。また皮周辺の硬い部分は苦味や辛味を多く含む繊維があるので大根の皮は5mm程度を目安に厚めに剥くようにしましょう。

サラダなど生の状態で食べる場合には大根の上部を使うと良いでしょう。

苦味のある大根は米のとぎ汁で下茹でをするとより苦味を抑えられます。米のとぎ汁にはデンプンが含まれます。このデンプンが大根の苦味の原因になるアクを取り込んで、さらに大根に含まれるジアスターゼという成分はデンプンと混ざることで糖を作ります。そのため、水で下茹でするよりも甘みのある大根になります。

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大根の下処理の仕方  

大根は生のまま食べることができますが、そのままだと辛味や苦味を感じてしまうことがあります。煮物にするときにも味が染み込みづらく、えぐみを感じてしまうことがあるので、おいしく食べるためには下処理がとても大切です。

塩での茹で方  

大根の塩茹ではまとめて作っておけば、味噌汁の具や煮物などアレンジができ調理の時短になります。塩味が付いているので、そのままドレッシングや味噌だれをかけるだけで副菜にもなります。

作り方レシピ
  1. 大根は皮を剥いて、好みの大きさにカットする
  2. 鍋に大根を入れて、大根がすべて水を被る位の量まで水を入れる
  3. 塩を小さじ1〜2程度入れて火にかけ沸騰させる
  4. 大根が柔らかくなるまで10分程度煮る

すぐに使わない分は粗熱を取ったあとで、煮汁ごと密閉袋に入れて冷蔵庫で保存すれば3日程度日持ちします。

辛味を抜く方法

大根サラダにする場合には、千切りにした大根を水にさらせば苦味が抜けます。ぬるま湯に3分ほど浸けるのも効果的です。熱湯だと火が通ってシャキシャキとした食感がなくなってしまいます。

煮物にする場合には、米のとぎ汁で下茹でをするのが効果的ですが、とぎ汁がない場合には米を直接湯の中にいれても大丈夫です。大さじ1程度が目安です。米がない場合には米と同じようにデンプンを含む片栗粉でも代用できます。

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苦みを取った大根のアレンジ方法  

大根のおすすめのアレンジ方法をご紹介します。

大根サラダにする  

シャキシャキの大根サラダはいくらでも食べられるほどおいしいです。苦味や辛味を抑えて、シャキシャキの食感を出すためには繊維に沿って千切りするのがポイントです。

厚めに皮を剥いた大根をまな板の上に置き、縦に薄くスライスします。重ねて繊維に沿って縦に千切りします。千切りにした大根は冷水に5分程度浸けると辛味が抜けてパリッとした食感になります。ザルに上げてよく水を切ってから皿に盛り付けましょう。

大根おろしにする

辛味の少ない大根おろしにするためには大根の上部を使い、細胞をなるべく傷付けないように円を描くように優しくおろすことが大切です。力を入れておろしたり、目の細かいおろし金を使うと細胞が壊れて辛味が出やすくなってしまいます。目の粗いおろし金を使って優しくおろしましょう。

それでも苦味や辛味が感じられる場合には、大根おろしをしばらく置いておきます。大根の辛味成分には揮発性があるので時間の経過とともに苦味は軽減されます。大根おろしを電子レンジで加熱するのもおすすめです。あまり長く加熱すると火が通ってしまうので食べる前に500wで10秒程度加熱してみてください。

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苦みが少ない大根の品種2選  

辛味が少ない大根があります。代表的な2種類をご紹介します。

やよい美人  

初夏に収穫される夏大根ですが、苦味が少なく、やわらかくて食感の良い大根です。

早太り聖護院

丸い大根で甘みが強く生食にも煮物にも適しています。秋から冬にかけて収穫されます。

まとめ

『大根の苦みを取る方法』についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。

この記事をまとめると

  • 大根の苦味は電子レンジで取れる
  • 大根の苦味は米のとぎ汁を使って下茹ですると良い
  • 皮の剥き方や食べる部分を意識するだけでも苦味は軽減できる

大根はいろいろな料理に活躍する万能な野菜です。でも苦味があると食べづらくなってしまうので、ぜひ下茹でをしてから調理してくださいね。

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