コリアンダーとシードパウダーの違い｜カレー以外の使い方･効能は?

タイ料理に欠かせないパクチーはコリアンダーとも言われますが、コリアンダーシードパウダーとどんな違いがあるか知っていますか？今回は、

これらのテーマについて紹介いたします。

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コリアンダーとは？

コリアンダーの歴史は古く、古代ギリシャ時代には薬用として用いられていました。睡眠作用や胃に効くものとして食べられており、やがてヨーロッパに広く普及します。

「パクチー」と呼ばれることもありますがこれはタイ語で、一番馴染みのある呼び方でです。英語では「コリアンダー」、中国語では「香菜(シャンツァイ)」と言います。日本にも平安時代には扱われていたことが書物によって残されています。タイ料理など、アジア料理には欠かせない香草です。

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どんな味？まずい？美味しい？

コリアンダーの味にはクセがあるので、好き嫌いが分かれます。特有の苦味があるのが特徴で、匂いも嫌われる原因の一つです。この匂いが苦手な方からは「カメムシ」と言われています。コリアンダーの和名は「カメムシソウ」で、強烈な臭いを例えるものとして「カメムシ」の名前を取ったと言われています。

使い方

コリアンダー(パクチー)の使い方は、生のままサラダにしたり、タイ料理のトムヤムクンなどスープにのせたり、ベトナム料理のフォーにのせたりと様々です。

日本でもパクチーが二人気となり、スーパーでも手に入れやすくなりました。餃子に入れたパクチー餃子も流行っています。

コリアンダーシードパウダーとは？

コリアンダーシードは、コリアンダー(パクチー)と同じ植物から採れる種子のことです。生のコリアンダーとは違い乾燥しているもので、主にスパイスとして利用されます。

シードパウダーとは、その種子を粉砕してパウダー状にしたものです。パウダー状にすることで料理への溶けが良く、味が出やすくなります。コリアンダーシードの殻は食べず、中身の部分を使用します。

使い方

コリアンダーシードパウダーは生のパクチーよりも香りが弱く、甘みのある爽やかな香りをしています。炒め物やスープの香り付けとして利用することが多いです。

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コリアンダーシードパウダーの効能

コリアンダーに含まれる栄養素と、体への効能についていくつかご紹介いたします。

女性ホルモン･生理

コリアンダーに含まれている『ゲラニオール』という成分には、女性ホルモンのバランスを整える効果があると言われています。ホルモンバランスによる生理不順にも効果があるとされています。

男性ホルモン

コリアンダーは女性ホルモンのバランスを整えるだけではなく、男性ホルモンの『テスロステロン』を分泌させる効果もあることがわかっています。これは女性も持っているホルモンの一つで、筋肉質な体型やがっしりした骨格などを構成します。

更年期

ホルモンバランスが整うと、更年期障害にも良い影響があります。更年期障害症状が出るのは、生理が終わる50歳前後です。症状としてはイライラしたり、汗をかきやすくなったり、人によって様々です。女性ホルモンと男性ホルモンのバランスが整うことで、このような症状を緩和させる効果が期待できます。

デトックス

コリアンダーにはデトックス効果があり、体に蓄積した有害物質を体外に排出する効果があると言われています。これを体内の循環を促す『キレート作用』と言います。

肌荒れ

キレート作用が起こることで、肌荒れの改善効果が期待できます。デトックス効果によって便秘が解消され、それにより肌荒れが良くなることや、体内の不順物質が外に出ることで美肌につながります。

肝臓･癌

コリアンダーは肝臓の健康維持や、癌予防に効果があると言われています。一度に食べる量はあまり多くないパクチーですが、その栄養素にはこれらの効能があることがわかっています。

解毒効果

コリアンダーにはハーブの中でも特に解毒効果があります。食事と一緒に食べることで食中毒予防にも効果があるとされています。

コリアンダーをパウダーにすることはできる？

コリアンダーことパクチーはスーパーなどで購入することができますが、生のパクチーからコリアンダーシードを作ることはできません。パクチーは葉や茎の部分なのに対し、コリアンダーシード種子なので、同じ植物でも部位が違うためです。

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まとめ

コリアンダーとシードをはどちらも同じ植物から採れるものですが、部位や使い方に違いがあります。パクチー(コリアンダー)が苦手な方は、香りが優しいシードパウダーから試してみてください。

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