アーモンドは食後に食べるのが正解?食前・食中・間食がベスト?

最近栄養価が高いとして非常に優秀だと言われているアーモンドは皆さんお好きでしょうか?アーモンドはミックスナッツとして販売されているなかでも代表的なナッツで、そのまま食べる以外にもスイーツなのに入っていることが多いですよね。

そんなアーモンドですが実は様々な研究によって「食べるタイミングによって身体に良い効果が得られる」ということが報告されています。

今回の記事ではアーモンドを食べるタイミングによって効果が変わることについて詳しく説明していきたいと思います。

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アーモンドは食べるタイミングによって効果が変わるって本当?

アーモンドは摂取するタイミングによって様々な効果をもたらしてくれることが研究によって明らかになっています。その研究によると以下のような結果が明らかになりました。

  • 食前にアーモンドを食べると脂肪の吸収を抑制してくれる
  • 食事中にアーモンドを食べると血糖値の上昇を抑えられる
  • 間食にアーモンドを食べるとコレステロール値が下がる

食前、食事中、間食にアーモンドを食べることによって様々な効果を期待することができるんですね!特に食前にアーモンドを食べると脂肪の吸収を抑制してくれるということでダイエットにもなく使うことができそうです!

ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

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食前に食べると脂肪の吸収を抑制する理由

食前にアーモンドを食べた人は体脂肪率や内臓脂肪の量などが減少し、体の総脂肪量が少なくなったという研究結果があります。さらに他の研究では毎日56gのアーモンドを食べた被験者は、胴囲が14%も減少したという結果もあり高いダイエット効果が報告されています。

この研究では三食の食事の前に約19g(19粒ほど)のアーモンドを食べており、19gを食前に食べることによってお腹が膨れて食欲が抑えられることが大きな理由ではないかと言われています。

確かにアーモンドはカリカリと歯触りの良い食感を持っており、しっかりと噛まなければ飲み込むことができないですよね。よく噛むということが満腹中枢を刺激して、全体の食事量を減らしてくれるようになりそうです。

食事中にアーモンドを食べると血糖値の上昇を抑制できる理由

研究では食事中にアーモンドを食べることによって血糖値の上昇が抑えられたという研究結果が出ています。これについては詳しい理由が分かってはいないものの、皮付きのアーモンド、皮を取ったアーモンドどちらにも効果があったということでアーモンドの成分によるものではないかと言われています。

またアーモンドには食物繊維が豊富に含まれているので、食物繊維が食品の中に含まれる糖質を吸収しにくくサポートしてくれたのではないかと考えられます。

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間食にアーモンドを食べるとコレステロール値が下がる理由

実は以外にもアーモンドを食べた研究があるのですが、どの研究でも大幅にコレステロール値が減少したのは間食に食べた場合のみらしいのです。

アーモンドには良質な脂質が多く含まれており、より吸収しやすい空腹時の間食にアーモンド摂取することによってアーモンドの良質な脂質が効率よく吸収された結果ではないかと考えられています。

<アーモンドに含まれる良質な脂肪酸>

  • オレイン酸:オレイン酸は、生活習慣予防の効果が高く、血管内の環境改善効果が高い脂肪酸です。悪玉コレステロールの量を減らし、出来た過酸化脂質の量を減らすことで、血管壁へのプラーク生成を抑制します。結果として、動脈硬化や心疾患の予防に役立つ栄養素です。
  • リノール酸:リノール酸は、コレステロールや中性脂肪を下げる働きがあり、高脂血症を防ぐことで動脈硬化の改善をする働きを持っています。また、リノール酸の代謝によって、リノレン酸の材料になります。血液をサラサラにし、細胞膜の材料にもなる栄養素です。

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アーモンドは食べ過ぎ注意!

そんな優秀な脂質を多く含むアーモンドですが、たくさん食べれば良いというわけではありません。

<ナッツ類の1日の摂取量>

  • アーモンド:23粒
  • カシューナッツ:16粒
  • くるみ:10粒
  • ピスタチオ:40粒
  • マカデミアナッツ:13粒

アーモンド以外の代表的なナッツについても表に載せてみました。

だいたい一つのナッツで、このくらいの量を摂れば150~200kcalになりますので参考にしてみてください。数えるのが面倒だと言う人であれば、片手の手のひら一杯(25g程度)を目安にお好きな量をミックスして食べるようにしてもOKです。

塩分や糖質量も注意

ここまで紹介したのはあくまで何も調味料を使っていない素焼きのナッツです。最近ではバリエーションが増え、黒糖の味がついていたり、塩がまぶしてあったりなど様々な調味料が付いている場合があります。

この様に加工されているものに関してはカロリーが高くなりやすいですし、糖質や塩分量が過剰になってしまうので注意しましょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • アーモンドは食前に食べると脂肪の吸収を抑制してくれる
  • 食事中に食べると血糖値の上昇を抑えてくれる
  • 間食に食べるとコレステロール値を下げてくれる
  • アーモンドは体によいものを食べ過ぎてしまうとカロリーオーバーになるので注意しよう

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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