コーヒーはお好きですか?最近はコンビニで買えるコーヒーのクオリティも高く、立ち寄るとついつい買ってしまいます。ペットボトルや缶入りのコーヒーも、昔と比べてどんどんおいしくなっていますよね。仕事や勉強のお供に、デスクに置いているという方も多いのではないでしょうか。
ですが、ペットボトルで買った希釈用のコーヒーや、家でひく用のコーヒー豆。気づくと、これいつ買ったっけ?なんて思うことも。そこで今回は、
- コーヒーは腐るとどうなる?
- コーヒーはなぜ腐る?
- 腐ったコーヒーを飲んでしまった!どうなるの?
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目次
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コーヒーは腐るとどうなる?
腐ったコーヒーって、あまり想像がつきませんよね。実は製造の過程で高温加熱され、さらに水分が非常に少ないコーヒー豆や、インスタントコーヒーに代表される粉コーヒーは、基本的に腐ることはありません。
ですが、開封後に酸化によって劣化することも。また、液体状に加工されたコーヒー飲料は、やはり腐敗しやすいため注意が必要です。
以下に、それぞれどんな変化が起こるのか、まとめてみました。
見た目の変化は?
【コーヒー豆の場合】
- 袋がガスで膨らんでいる
- カビが生えている
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ドリップするとアクが大量に出る
【粉コーヒー(インスタントコーヒー)】
- 粉の表面にカビが生えている
【コーヒー飲料】
- カビや浮遊物が浮いている
- 濃度が増したようにとろっとしている
匂いの変化は?
【コーヒー豆】
- 酸っぱいような臭いがする
- 酸化した油のような臭いがする
- カビ臭くなっている
【粉コーヒー(インスタントコーヒー)】
- カビ臭くなっている
- 油臭くなっている
- コーヒーの臭いがしない
【コーヒー飲料】
- 酸っぱい臭いがする
- ツンとした刺激臭がする
- 水が腐ったような悪臭がある
味の変化は?
【コーヒー豆】
- ドリップしたものを飲むと舌にぴりぴりとした刺激がある
- 生ごみやカビのような香りがする
- コーヒーの味がしなくなっている
【粉コーヒー(インスタントコーヒー)】
- コーヒーの味がしなくなっている
- 古い油のような風味がある
【コーヒー飲料】
- 変なとろみが感じられる
- ぴりぴりとした刺激を伴う酸味がある
- 苦味が明らかに増している
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コーヒーはなぜ腐る?
コーヒー豆や粉状のコーヒーは、基本的には腐らないとお話しました。では、なぜこのような変化が起こるのでしょうか。
コーヒー豆の場合
腐敗とは、 食品に付着した菌が、増殖の過程で食品内のたんぱく質を分解し、人の健康へ悪影響を及ぼす物質を産生する ことで起こります。
高温で焙煎されるコーヒー豆には、加熱の過程で殺菌されるため、そもそも菌が付着しにくい食品。また、菌が増殖するために必要な水分もほとんど含まれません。 さらに コーヒー豆は、それ自体が弱酸性、つまり菌が増殖しにくい環境 になっているため、理論的には腐敗することがありません。では、なぜ見た目や味に変化が起こるのでしょうか。実はこれ、「酸化」によって生じた劣化なのです。
- 空気に触れる
- 湿度が高いところで保管している
- 高温になる場所で保管している
- 直射日光が当たる場所で保管している
酸化したコーヒーは風味が落ち、人によっては気分が悪くなることも。保管には十分気をつけて、味に異変を感じたら飲むのを止めておきましょう。
インスタントコーヒーをティースプーンですくってカップに入れるという方、ちょっとご注意ください!そのスプーン、水分や油分がついていませんか?豆状のコーヒーよりも表面積が多い粉状のコーヒーは、ただでさえ劣化が早い食品。さらに水分や油分が混ざることで、カビや腐敗の原因にもなりかねません。スプーンを使う時は、乾いた清潔なものを使うようにしましょう。
ペットボトルの場合
ペットボトルに入ったコーヒー飲料は、基本的に清涼飲料水と同様の扱い。開封後は空気中の細菌や、口をつけて飲んだ場合は唾液から菌が混入し、腐敗の原因となります。
飲み切れなかったものは、きちんと蓋をして冷蔵庫で保管し、1両日中には飲み切って!口をつけて飲まない場合でも、必ず冷蔵庫で保存し、2、3日中には飲み切るようにしましょう。
冷たくても温かくてもおいしいカフェオレやカフェラテ。ですが、ミルクや乳成分に含まれるたんぱく質は、菌に取って最高の栄養に。劣化や腐敗も早くなるので、ブラックや糖分だけのコーヒーよりも注意が必要です。
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腐ったコーヒーを飲んでしまった!どうなるの?
腐ったコーヒーを故意に飲む、なんてことはまず無いはず。ですが、作業に没頭していてついつい時間の経ったコーヒーを飲んでしまった、劣化に気づかずに古いコーヒー豆をひいて飲んでしまった、ということもあるかもしれません。そんな時はどうすればいいのでしょうか。
どんな症状が出る?
まず、注意しなければならないのは、実際に飲んだコーヒーが「腐敗」していたケース。ひどい時は食中毒を起こすリスクも考えなければなりません。
飲んだコーヒーが「酸化」していたものの場合、気分が悪くなる可能性はありますが、体にひどい悪影響を及ぼすことはあまりありません。ただし、胃腸の弱い方は腹痛を起こす場合がありますので注意が必要です。
飲んでしまった時の対処法は?
お話したように、怖いのは「腐敗」が始まったコーヒーを飲んでしまった場合。飲んだ後、下痢や腹痛、嘔吐、発熱等がある場合は、まずは安静に。脱水を起こさないよう、水分補給には気をつけてください。
自分で水分が摂れ、症状が時間とともに落ち着いてくる場合は様子を見ても構いません。ですが、水分の摂取も難しく、ぐったりしている、熱が高いといった場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
飲む前に注意する点は
まずは見た目やにおいに変化が無いか、要チェック!ペットボトル入りのコーヒー飲料であれば、この段階で異変が生じているものは飲むのをやめておきましょう。
コーヒー豆や粉状のコーヒーの場合、実際にドリップしたり、お湯を注いだりして初めて異変が見られることも。体に悪影響が無くても、風味は各段に落ちています。油分が多く浮いていたり、粉状のコーヒーが固まって溶けてくれない、といった場合はやめておいた方が無難です。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- コーヒー豆や粉状のコーヒーは基本的に腐らない!酸化による劣化には気をつけよう
- ペットボトル入りのコーヒー飲料は清涼飲料水と同じ扱いを!開封後は腐敗しやすいので要注意!腐敗したものを飲むと食中毒のリスクも!
- 酸化したコーヒー豆や粉状のコーヒーを飲んでも問題は無いが、風味は格段に落ちてしまう!酸化を防ぐには保存環境がポイント!高温多湿や直射日光を避けて保存しよう
ちょっと一息入れたいとき、集中して作業したいとき、コーヒーは私たちの日常生活に、もはや欠かせない存在ですよね。上手に保管して、おいしいコーヒーブレイクを楽しんでくださいね!
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