チーズの中でも脂肪分が少なく、高たんぱくでカルシウムもたっぷりなカッテージチーズ。その栄養分の優秀さから、健康食やダイエット食の心強い味方となっています。また、ぽろぽろとした食べさせやすい形状から、離乳食に取り入れられることも多いです。
今回は、そんなカッテージチーズの保存方法や離乳食レシピについてご紹介します。
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目次
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カッテージチーズの保存方法
カッテージチーズは、フレッシュチーズと呼ばれる種類に入ります。フレッシュチーズというのは、熟成させないタイプのチーズのこと。原料の乳に乳酸菌や酵素を混ぜて固め、余分な水分を取り除いて完成です。そのため、熟成させることで自然と水分が抜けていくナチュラルチーズなどに比べて水分量が高く、カッテージチーズの冷凍保存は難しいと言われています。
分かりやすくお伝えすると、普段私たちが食べる機会の多い6Pチーズやベビーチーズの100g当たり水分量が45gであり、カッテージチーズの水分量は100g当たり79g!約1.7倍も水分量が多いのです。とはいえ、賞味期限などが気になってくると、どうにかして冷凍保存したくなりますよね。
ここからはカッテージチーズを上手に冷凍保存する方法と、その解凍方法についてご紹介します。
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冷凍保存
前述したとおり、カッテージチーズはその水分量の高さから冷凍保存には不向きな食品です。そのため、冷凍前の味わいや食感は損なわれてしまうことを頭の片隅に置いておいてくださいね。
その上で、できるだけフレッシュな品質を損なわないようにする冷凍保存の方法をご紹介します。ここでポイントになるのは、できるだけ空気に触れない様にすることと、なるべく早く冷凍完了させることです。
フレッシュな品質を損なわないようにする冷凍保存の方法
- ラップやクッキングシートなどにカッテージチーズをできるだけ薄く平らに広げて包む。
- 密閉できるジップ付きのフリーザーバッグのような保存袋に、平らな状態を保ったまま①のカッテージチーズを入れる。
- 空気を抜きながら開口部を閉じて密閉する。
- ③の保存袋の上からアルミホイルで包み、金属製のトレーに入れて冷凍庫へ入れる。
少し手順が必要ですが、参考にしてみてくださいね。
保存期間は?
冷凍したカッテージチーズの保存期間は、2~4週間です。できるだけ品質をキープした状態で食べるために、早めに使用することをおすすめします。
冷蔵保存
カッテージチーズを冷蔵保存するうえで重要になってくるのは、「乾燥させない」、「臭い移りを避ける」ということです。フレッシュチーズの一種であるカッテージチーズは、乾燥に弱く他の食材の臭いを吸収しやすいという特性を持っています。
そのため、密閉できる保存容器に入れ、しっかりとふたを閉めて保管しましょう。
できればドアの開閉による温度変化の少ない冷蔵庫の奥側に保管するのがおすすめです。また、保存できる期間は手作りのもので3日程度とされています。市販のものは賞味期限を守り、開封したものは賞味期限内であってもできるだけ早く使用するようにしましょう。
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カッテージチーズの解凍方法
せっかく気を付けて冷凍保存したカッテージチーズも、解凍の仕方を間違えると一気に品質の劣化をまねいてしまいます。ここからは、冷凍したカッテージチーズの上手な解凍方法についてご紹介します。
解凍方法
一度冷凍保存したカッテージチーズは生食で食べるには不向きです。冷凍後美味しく食べるためには、凍ったまま料理などに混ぜ込み、一緒に加熱してしまう方法がおすすめです。
解凍のコツ
レンジでの解凍や常温での解凍は避けましょう。解凍時にカッテージチーズに含まれていた水分が流れ出てしまい、著しく風味や食感が劣化してしまいます。
冷凍したカッテージチーズは、挽肉料理を作る際に挽肉に混ぜこんで調理すると、タンパク質とカルシウムを多く摂取できますし、水分量もアップするのでよりジューシーな仕上がりに。
ピザやグラタンにトッピングしてからオーブンで焼き上げれば、解凍時に出てきてしまうドリップも気にならず、美味しくいただくことができます。
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カッテージチーズは離乳食にも
カッテージチーズはチーズの中でもクセが少なく、高たんぱくでカルシウムも豊富なので離乳食にぴったり。お家で簡単に作ることもできるので、できるだけ手作りで自然なものを食べさせたいというママの気持ちに寄り添った優秀な食材です。
どの時期に食べられる?
乳製品使用OKになる生後7~8か月の離乳食中期から食べ始められます。原材料は牛乳なので、アレルギーなどに気を付けるためにも少しの量からスタートし、食べさせてあげましょう。
離乳食レシピ
カッテージチーズ入りにんじんポテトサラダ
〈材料〉1人分
- にんじん…10g
- じゃがいも…15g
- カッテージチーズ…小さじ1/2
- 水…小さじ2
〈作り方〉
- 皮をむいて輪切りにしたにんじんと水を耐熱容器に入れ、ふんわりとラップをかけて電子レンジ600Wで約1分加熱しすりつぶす。
- じゃがいもは皮をむいてつぶしやすい大きさに切り、水にさらしてアクを抜く。
- 耐熱容器に水を切ったじゃがいもを入れ、電子レンジ600Wで約1分加熱しすりつぶす。パサつきが気になるときは、少し水を入れて調整する。
- ①と③とカッテージチーズを混ぜ合わせて完成!
まとめ
高たんぱくでカルシウムが豊富、そして脂質も少ないカッテージチーズは、ヘルシーな食事を心掛けている人やダイエット食で頑張っている人の心強い味方!さらに、世代問わず食べられる汎用性の高さも魅力的です。
ぜひ、今回ご紹介した保存方法などを活用しながら、皆さんの食生活にもカッテージチーズを取り入れてみてくださいね。
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