紅芋とさつまいもの違いって?紫芋とは違うもの?アントシアニンがかなり優秀! |

皆さんは沖縄のお土産で有名な紅芋タルトは食べたことはありますか？紅芋タルトと言うと、鮮やかな赤紫色が特徴的ですが紅芋と紫芋って何が違うの？と思ったことがありませんか？またべに芋や紫芋と、普通のさつまいもは何が違うの？と様々な疑問を持つ方も少なくないかと思います。

今回の記事では紅芋とはどのような食材なのか、紅芋と紫芋の違い、紅芋とさつまいもの違いについて解説していきたいと思います。

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1 紅芋とはどんな食材？
- 1.1 紫色である原因はアントシアニン
2 紅芋と紫芋の違いって何？
- 2.1 紫芋はあまくならない
3 紅芋とさつまいもの違いは？
4 紅芋の栄養価について解説
5 まとめ

紅芋とはどんな食材？

紅芋は沖縄県で収穫されるヤムイモの一種で、色鮮やかな紫紅色が特徴です。別名「ダイジョ」と呼ばれており、沖縄の方言では「ウム」「ンム」「アコン」と表現されることもあります。

紅芋の歴史は1605年に中国の福建省から苗が持ち帰られたのが始まりと言われており、その後沖縄の各地で栽培が広まっていきました。紅芋には豊富なでんぷんやブドウ糖、ビタミンが含まれておりカリウムやミネラルといった栄養素も含まれているのが特徴です。

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紫色である原因はアントシアニン

紅芋の特徴でもある美しい紫紅色はアントシアニンの色素によるものです。アントシアニンはポリフェノールの一種であり、強い抗酸化作用を持っていることが知られています。特に目に対して効果があると言われていて白内障や視力低下の予防にも効果が期待出来ると言われています。

紅芋100g当たりに含まれるアントシアニンは品種によっても異なりますが、おおよそ76.8mgです。

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紅芋と紫芋の違いって何？

紅芋と紫芋は見た目は本当に同じように見えますが、明確な違いはなく一般的にどちらもサツマイモとして扱われています。ですが品種としては紅芋はヤムイモの一種であり、紫芋はサツマイモの種類に分類されます。また、どちらの芋も生の状態では収穫地から持ち出しには厳しい規制が掛かることがあります。

これは、イモゾウムシやサツマイモノメイガなどの害虫の拡散を防ぐために植物防疫法によって定められています。尚、加工品として持ち出すことには規制はありませんので安心してくださいね。

紫芋はあまくならない

紫芋は紅芋と比較すると加熱してもあまり甘くならないという特徴があります。そのため紫芋を食べる際は、はちみつなどを使用して甘さの調節を行うとよいでしょう。

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紅芋とさつまいもの違いは？

紅芋と紫芋の違いは非常に難しいところでしたが、紅芋とサツマイモの違いというのはどこにあるのでしょうか。

そもそも紅芋は先ほど申し上げたとおり「ヤムイモ」の一種です。なのでさつまいもとは全く異なるものです。紅芋は見た目本当にただのさつまいもなのですが、全く違う品種であるというのはなんだか違和感がありますよね。

ちなみに沖縄でイモといえば、紅芋をイメージする人がほとんどです。

ヤムイモ：ユリ目ヤマノイモ科ヤマノイモ属
さつまいも：ナス目ヒルガオ科サツマイモ属

紅芋はさつまいもと同じく糖度が高いのですが、さつまいもほど甘さを持ちません。ですが紅芋はアントシアニンが豊富に含まれているので、栄養価は紅芋の方に軍配が上がるかもしれませんね。

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紅芋の栄養価について解説

ここまではさつま芋や紫芋との違いについて解説してきましたが、最後は紅芋の優秀な栄養価について解説していきたいと思います。

お肌に嬉しいビタミンＣが防府

紅イモには多くビタミンＣが含まれています。ビタミンＣが健康をサポートしてくれるというのは皆さんもご存知ですよね。ビタミンCはお肌の老化を防ぎ、健康な若さを保つ源です。その他に食物繊維を多く含んでいますので、腸内環境をきれいにして肌をきれいに保ってくれる効果が期待できます。

意外とカルシウムも多い！

紅いもで意外なのが、カルシウムがたくさん含まれていること。皮をむいた紅いも100ｇ中にカルシウムを32mgも含んでおり、これは牛乳の1/3に当たる量なのです。しかも皮ごと食べると肉質部の4～5倍も含まれるという試験結果があるので、紅いもは皮ごと食べることでカルシウムの補給が効率的に行えます。