紅ほっぺととちおとめはどっちを選べばいいの?甘さや酸味の強さの比較・栄養価

皆さんはイチゴはお好きですか?またイチゴと言うとどのような品種を思い浮かべますか?一番代表的な苺といえば、栃木県のブランドイチゴであるとちおとめですよね。今では50種類以上の品種があるイチゴですが、種類によって様々な味わいがあります。

今回は紅ほっぺというブランドイチゴと、とちおとめについて解説していきたいと思います。

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東日本で一番有名なイチゴ「とちおとめ」

とちおとめは知名度も人気も一番高いと言われているイチゴで1996年に品種登録されています。とちおとめ以降にたくさんのイチゴが品種登録されていますが、それでもなおとちおとめは日本全国で愛されているイチゴなのです。

とちおとめは甘みと酸味が非常にバランスよく、それでいてイチゴの中でも果汁が多いので、そのままかじると口の中にジューシーな果汁が広がります。とちおとめは11月~6月と長い期間食べることができます。この中で最も美味しく食べられる旬の時期は「1月~2月」です。

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とちおとめに負けない人気がある「紅ほっぺ」

紅ほっぺという種類のイチゴをご存知ですか?紅ほっぺはとちおとめよりもメジャーではないものの、とちおとめに負けないくらい美味しいとして有名なイチゴです。

紅ほっぺの特徴的なところは、見た目が非常に鮮やかな紅色をしているところです。さらに外側だけでなく果肉まで真っ赤になり、一口食べるとほっぺが落ちるほど美味しいということから「紅ほっぺ」と名づけられました。

紅ほっぺのシーズンはとちおとめよりも短く、12月~5月です。一番旬の時期は3月になります。

紅ほっぺは直接食べるというよりも、ケーキやスイーツなどの甘味を邪魔することなくしっかりとした色合いで存在感を出してくれることから、デザートとの相性が良いとされています。お菓子作りに使うならとちおとめよりも紅ほっぺを選ぶようにするのがおすすめです。

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紅ほっぺととちおとめの違いとは?

上記の2種類を紹介しましたが、違いについて分かりやすく表を作ってみました。

<とちおとめ>

  • 品種登録:1996年
  • 旬の時期:1月~2月
  • 味の特徴:非常に甘く、酸味とのバランスが良い
  • 大きさ:比較的大きめ
  • 果肉の色:淡い紅色
  • 糖度:9~15度

<紅ほっぺ>

  • 品種登録:2002年
  • 旬の時期:3月
  • 味の特徴:甘みも酸味も強い
  • 大きさ:比較的大きめで長い円錐形の形をしている
  • 糖度:12~13度

どちらも販売時期は非常に似ていますが、形や糖度、酸味、果肉の色などに差がありますね。とちおとめと紅ほっぺの大きな違いといえば、甘味でしょう。甘味が強い方が好きな人は「とちおとめ」を選ぶのが良いですね!特に酸味になれていない子供むけなのはとちおとめです。

一方で酸味も楽しみたい大人向けのイチゴが「紅ほっぺ」ですね。

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イチゴは栄養価がたっぷり!

ここまではとちおとめと紅ほっぺの違いについて解説してきました。次はイチゴ全体における栄養素の解説をしていきたいと思います。

イチゴはビタミンや食物繊維、ミネラルが豊富!

イチゴには、ビタミンCや女性に必要な栄養成分と言われる葉酸・食物繊維・カリウム・ポリフェノールなどが含まれています。ビタミンCの含有量は果物の中でも高く、みかんやグレープフルーツの倍近くの数値で、イチゴ4粒で1日の推奨量を摂取できます。

  • ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
  • 食物繊維:食物繊維は、植物の細胞壁を構成する、人間の消化酵素では消化できない成分とされています。食物繊維は、植物しか作り出すことしか出来ず、水に溶けるか溶けないかで種類が分かれます。人間の腸内環境を整える免疫力改善等の働きがあります。
  • 葉酸:葉酸は、細胞分裂の核酸合成に不可欠であり、胎児の発育や妊婦において重要なビタミンです。胎児の場合は、脊椎の正常な分化を促進し先天性の奇形リスクを減らします。赤血球の分化に特に関わっており、貧血予防に効果があります。アミノ酸代謝にも関わるビタミンです。
  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
  • ポリフェノール:ポリフェノールは、植物に含まれている成分で苦味や色素の成分で、5000種類ほど存在していると言われており、その種類ごとに特徴ある健康効果を持つ栄養素です。共通点はとても強い抗酸化作用を持ち、活性酸素の除去や体の酸化による老化に関わる病気の予防に役立つ栄養素です。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?紅ほっぺもとちおとめも大きな違いはありませんが、甘さの違いだったり、デザートに使うにはどちらが良いのかなど、絶妙な違いを楽しんで選ぶことができればより美味しくイチゴを食べることができるでしょう!イチゴは栄養満点な食材なので、ぜひ毎日の食生活に取り入れていただきたいですね!

この記事をまとめると

  • とちおとめは東日本では非常に有名なイチゴで糖度が高い
  • 紅ほっぺはとちおとめよりも糖度が低いが、他の食材を邪魔しない適度な糖度と酸味のバランスを持つ
  • いちごにはビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれている

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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