皆さんはフレッシュなバジルを手に入れたことはありますか?あまり日本では手に入れる機会は少ないかもしれませんがフレッシュバジルはとても香りが良くどんな料理にも合わせることができてとても使い勝手の良いハーブなんですよ!
今回の記事では
- バジルはどんな種類?
- バジルの栄養素
- バジルの保存期間
- 乾燥バジルの作り方
これらについて解説していきたいと思います。
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目次
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バジルってどんな食材?
分類 | シソ科 |
英名 | basil |
旬の時期 | 夏(7月〜9月頃) |
主な産地(国内) | 沖縄県、茨城県、千葉県など |
バジルはシソ科のハーブの一種で、インド、熱帯アジアが原産です。英語ではバジル(basil)、イタリア語ではバジリコ(basilico)と言います。葉はふっくらとした卵型をしています。生のまま食されるほか、乾燥させて使われることもあります。
バジルと人との関わりは数千年前までさかのぼります。エジプトでは4千年前に利用されており、さらにローマや南ヨーロッパなどの地中海沿岸の国々へと広まったとされています。インドではヒンドゥー教の神であるクリシュナ神にささげる高貴なものとされ、寺院の周辺などにも植えられていたと言います。日本には、16世紀ごろにヨーロッパから伝わりました。
バジルにはどんな種類がある?
私たちがバジルと呼ぶのは「スイートバジル」と呼ばれる品種です。イタリア料理をはじめとした料理に利用され、甘みのあるさわやかな香りが特徴です。
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バジルの栄養素がすごい!
バジルにはどんな栄養があるのでしょうか?実はバジルの栄養やその効果には注目すべきものがあるのです!
バジルといえば、あの特徴的な香りですよね。その香りの成分は、大きくテルペンとフェノールに分類され、これらには、ガンを引き起こす活性酸素を抑える働きがあるといわれています。その効果を裏付けるものの一つが、β-カロテンだと考えられています。
β-カロテンは体内でビタミンAに変わる成分ですが、ビタミンAに転換されないβ-カロテンには、ガン、動脈硬化などの疾患を引き起こす有害な活性酸素から身体を守る抗酸化作用があるのです。
- β-カロテン:β-カロテンは、人間の体内でビタミンAに変化し、細菌やウイルスの侵入を防ぐために必要な粘膜を丈夫にする作用があります。肌のシミの原因になる色素発生を抑制する抗酸化作用も持っています。緑黄色野菜では黄色の色素に多く含まれているビタミンです。
- ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
- カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
- 鉄:鉄は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
- マグネシウム:マグネシウムは、健康な骨を作る上でビタミンDを活性型にする働きや、エネルギー代謝、たんぱく質の合成を担います。マグネシウムは、体内の酵素の要になる触媒や酵素反応を助ける働きを含めると300種類以上サポートしています。血圧の調整機能もあり、片頭痛や冷え性の改善にも効果があるとされています。
詳しくはこの記事をチェック!
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バジルは乾燥させると使いやすくなる?保存方法は?
とても優秀な栄養素をもつバジルですが、収穫後はあまり日持ちしません。せっかく手に入れたフレッシュバジルを少しでも長く日持ちさせるために、冷蔵保存時と乾燥保存時のそれぞれの方法を紹介します。
冷蔵保存時の方法
バジルは元々暑い地方の植物であるため、冷風が大敵です。冷たすぎる場所や風が当たる場所では、低温障害を起こし黒く変色してしまう可能性があります。バジルを冷蔵保存する時は、湿らせたキッチンペーパーに包み密閉できる袋に入れ、冷蔵室よりも温度が高い野菜室で保管するようにしましょう。
乾燥保存時の方法
バジルをすぐに使わない時は、乾燥させて長期保存できるようにしましょう。乾燥の仕方がコチラです。
<乾燥方法>
- キッチンペーパーに葉を並べたら、その上からもう一枚キッチンペーパーをかぶせます
- それを電子に入れ1分加熱します
- 一度取り出し、そのまま上下をひっくり返してさらに1分加熱
- あとは自然乾燥させればOK
バジルを乾燥させた場合は約6か月程度保存することができます。保存するときは匂い移りや湿気に気をつけるために、密閉できるジップロックなどの保存袋に入れてなるべく冷蔵庫の中で保存することをお勧めします。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- バジルはシソ科のハーブの一種で、インド、熱帯アジアが原産
- 生のままも食べることが出来るし、乾燥させて使われることもある
- バジルにはとても優秀な栄養素が豊富に含まれている
- ベータカロテンやカルシウム、ビタミンEなどが豊富!
- バジルを乾燥させると非常に長持ちし6ヶ月程度も保存することができる
- 家でも簡単に乾燥させることができるのでやってみよう!
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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