「あさつき」はネギの仲間で、味噌汁など料理のトッピングとして重宝する薬味の一つですが、「球根・根っこ」も食べられることをご存知ですか?根っこを食べるの?と思うかもしれませんが、色々な料理にアレンジできる部位なのです。今回は、
- あさつきは球根も食べられる?
- あさつきの球根の栄養と効能
- あさつきの根っこ大量消費レシピ
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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あさつきは球根も食べられる?
あさつきの根元部分には、小さならっきょのような球根が付いています。この部分はカットしてしまう方も多いですが、実は食べることができるのです。根っこの料理のバリエーションは意外にもいくつかあるので、今まで捨てていた方、もったいないですよ!
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生で食べられる?
一般的によく食べられている「あさつきの茎の部分」は生のまま薬味などで生のまま食べることができますが、実は 球根の部分も生で食べることができます 。
イメージとしてはらっきょと同じで、シャキシャキとした食感で特有のツンとした味わいが特徴です。
ひげ根は食べる?
あさつきの球根部分の下には、もじゃもじゃとしたひげ根はさすがに捨てる?と思うかもしれませんが、 あさつきはひげ根まで食べることができる んです!
ひげ根は、腎臓や肝臓の薬と言われているほど健康効果があります。こちらは生ではなく炒めたり揚げたり、加熱するのが一般的です。
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あさつきの球根の効能・栄養は?
あさつきの球根には、どのような栄養と効果があるのでしょうか?せっかく食べるなら、その効能について知っておきたいですよね。ひげ根は腎臓や肝臓の薬と言われている、とお話しましたが、あさつきの根っこに含まれる栄養・効果はこちらです。
栄養
あさつきなどのネギ類には、特有のツンとした香りの元でもある硫化アリルという成分が含まれています。また、緑黄色野菜なのでβカロテンが含まれていたり、ビタミンB2・葉酸・カルシウムも豊富です。
- 硫化アリル:硫化アリルは、抗酸化作用や抗がん作用があるにんにくやねぎ類のツンとする香り成分です。抗菌作用も持ち体内に入った細菌の駆除効果だけではなく、血中のコレステロールの低下や肝臓の解毒補助を担う栄養素です。
- β-カロテン:β-カロテンは、人間の体内でビタミンAに変化し、細菌やウイルスの侵入を防ぐために必要な粘膜を丈夫にする作用があります。肌のシミの原因になる色素発生を抑制する抗酸化作用も持っています。緑黄色野菜では黄色の色素に多く含まれているビタミンです。
- 葉酸:葉酸は、細胞分裂の核酸合成に不可欠であり、胎児の発育や妊婦において重要なビタミンです。胎児の場合は、脊椎の正常な分化を促進し先天性の奇形リスクを減らします。赤血球の分化に特に関わっており、貧血予防に効果があります。アミノ酸代謝にも関わるビタミンです。
- カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
- ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
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効能
あさつきの球根に含まれる栄養素には、血中コレステロールを下げたり、抗酸化作用でがんを予防したり、ウイルスの侵入を防いだりする働きがあります。コレステロール値が高いと、動脈硬化や脳卒中に繋がる危険性が上がるため、あさつきの球根によって生活習慣病を予防することができるのです。
- がん予防
- コレステロール値を下げる
- 生活習慣病予防
- 免疫力アップ/風邪予防
- 胎児の形成を助ける(妊婦さん)
あさつきの根っこを大量消費!食べ方は?
あさつきの根っこには豊富な栄養と、それによる効能がたくさんあることがわかりました。捨てずに料理に活かして、健康的な食事にアレンジしましょう!あさつきの球根を大量消費できるおすすめの食べ方をご紹介します。
これまで球根を捨てていた方は、こんな風にアレンジできるの!?とびっくりされるかもしれません。
あさつきの球根部分(鱗茎)の味は、例えるなら「らっきょう」です。生のまま食べれば、ピリッとした辛みと葱の香りが口に広がります。逆に天ぷらやフライにすると辛みと風味は弱まりほのかな甘みも感じられてこれまた違う楽しみ方ができますよ!
天ぷら
引用:cookpad
あさつきの球根は生でも食べることができる部位ですが、天ぷらにすると甘みが出て非常に食べやすくなります。球根だけで揚げてもOKですが、茎の部分と合わせて丸めるようにして揚げると彩りも綺麗ですよ◎
いか酢味噌
引用:cookpad
「あさつき・いか・酢味噌」、実はこの3つの組み合わせが最強なんです!輪切りにしたいかを軽く炒めたあさつきを、酢味噌で和えるだけの簡単料理◎球根も一緒に合わせることで、いかの柔らかさと球根の食感の違いを楽しめる一品です。
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醤油漬け・味噌漬け
引用:cookpad
あさつきの球根の醤油漬け・味噌漬けは、生のまま使ったシャキシャキ食感の一品です。球根部分をカットしたら、醤油・味噌をベースとした漬けダレに漬け込みます。1晩漬ければ、白いご飯がよく進むおかずの完成です◎唐辛子を入れるとピリ辛になって後引く美味しさになります。
浅漬け
浅漬けも醤油漬け・味噌漬けと同じように漬け込んで作る白ごはんのお供です。こちらも生のまま漬けるので、シャキシャキ食感が美味しいですよ◎
詳しくはこの記事をチェック!
まとめ
「あさつきの球根・根っこの食べ方」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- あさつきの球根は生でも食べることができる
- 球根には強い抗酸化作用を持つ硫化アリルが含まれており、がん予防など生活習慣病予防に効果がある
あさつきの根っこはこれまで捨てていた!という方は、ぜひ酢味噌和えや天ぷらなど料理に活かしてみてくださいね。
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