あん肝にアレルギーある?嘔吐や蕁麻疹・口内のしびれが⁉原因と日持ちを解説

あん肝を食べて吐き気や手のかゆみ、口内のしびれなど感じたことはあるでしょうか?

居酒屋や日本のフランス料理店でもアレンジして出されるほど日本でのあん肝の歴史は長く、食べる機会も多くありますが、食後このような症状が出る人も多くいるようです。あん肝にアレルギーはあるのか?探ってみましょう!

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あん肝でアレルギーが!?こんな症状起きたことある?  

あん肝を食べた後、以下のような症状が出ることがあります。過去の体験に該当するものはあるでしょうか?大きく5つの症状で解説していきます。

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口の中が痺れる  

口の中がピリピリとし、痺れるような違和感がある。

手に湿疹、痒み  

腕や手にプツプツと蕁麻疹のようなものが出たり、痒みに襲われる。

嘔吐  

胃痛や激しい吐き気がし、嘔吐をする。

下痢  

一定の間隔で腹痛を繰り返す、またお腹を下す。

胃腸炎

食あたりのように気分が悪くなり、嘔吐下痢、食欲不振になる。

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あん肝で起こるアレルギー症状の主な原因  

あん肝を食べた後の吐き気や下痢、痺れなどの発症例がありますが、その原因は一体なんなのでしょうか?

湿疹、痒み症状の原因はビタミンA  

ビタミンAは目や皮膚の粘膜を保護したり健康維持にはかかせない栄養素ですが、過剰摂取をすると皮膚に異常をきたす原因となります。

またビタミンAは脂溶性ビタミンであるため過剰分は体内に蓄積されてしまいます。ちなみにビタミンAの一日に必要な摂取量はあん肝で男性は10グラム程度、女性は9グラムほどの少量なので、うっかり食べ過ぎになりがちです。酔っ払っても十分に気をつけたいですね。

また、妊娠中の方も十分に気をつけなければなりません。ビタミンAをとりすぎるとお腹の赤ちゃんの身体の成長に支障が出ると言われています。栄養素がたっぷりのあん肝ですが、いいことばかりではないようです。

口の痺れ症状の原因は胆嚢の液  

胆嚢は肝の横についる内臓です。捌かれる際に胆嚢に傷が入ってしまうとその液があん肝に付着してしまうことがあります。

魚の胆嚢は非常に苦く、大体はちゃんと取り除かれるものですが、稀に傷を入れてしまうことがあるようです。そのたん液が少量でもあん肝についてしまうと痺れとして人体に症状が出てしまいます。もし、家で捌いている最中にたん液が付着した場合、その部分はすぐに取り除きましょう。そうすれば残りの部分は食べられます。

嘔吐、下痢症状の原因はアニサキス

激しい腹痛や嘔吐、下痢の症状が起こった場合は、アンコウに寄生するアニサキスが原因と考えられます。

アニサキスはあんこうの食べるイカによく生息する寄生虫で、それを食べることでアンコウにもアニサキスが寄生します。この症状はアニサキス症と言って、放っておくとアレルギー反応を起こすことがあるので、できるだけ早く医師に診てもらいましょう。

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購入したあん肝の日持ちはどれぐらい?  

スーパーでも気軽に購入できるあん肝。もちろん買ってすぐに食べた方がいいですが、いつもそれができるとは限りませんね。どのくらいの期間保存できるのかみてみましょう。

塩して強く蒸せば1週間程度

あん肝を下処理して保存すれば少しだけですが保存可能期間は延びます。その方法は意外とシンプル。

まずあん肝の筋や血管などをとり、血抜きをします。その後塩をまぶして水抜きをしましょう。その後にラップとアルミホイルに包んでしっかりと蒸し、粗熱をとって冷蔵庫に保管します。少し手間のかかる作業ですが、これをしておけば後の手間が省けるので少し気持ちも楽になります。

しかしながら早めに食べることは心がけましょう。また再加熱することが安全性を高めます。

まとめ

あん肝を食べた後にアレルギー反応のようなものが発症するケースはありますが、それが常にアレルギーというわけではないようですね。それぞれのケースで原因は違い、重症度も異なりますが、心配になったらお医者さんに診てもらいましょう。

またあん肝は食べ過ぎに注意することと、鮮度が命です。美味しいうちに、適切な調理法で楽しくいただきましょう!

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