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アカマンボウを食べたことはありますか?あまり馴染みのない魚だと思われるかもしれませんが、ハワイや沖縄などでは食用として珍重されています。また、格安の回転寿司で出されるネギトロなどは、マグロの代わりにアカマンボウが使用されているという噂も!?知らないだけで、意外と私たちも食べているかもしれないアカマンボウですが、寄生虫の心配なないのでしょうか?そこで今回は、
- アカマンボウって食べれるの?
- アカマンボウの使われ方
- アカマンボウを食べて健康への影響は?
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目次
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アカマンボウって食べれるの?
アカマンボウとは
アカマンボウとは、アカマンボウ目アカマンボウ科の深海魚です。大きいものは全長2m程度、重量270~300kg程度になる大型魚!体型はマンボウに似ていますが、マンボウの仲間ではなく、リュウグウノツカイに近縁の魚です。アカマンボウは世界中の温帯・熱帯の海に生息しており、日本では主に沖縄県などで水揚げされています。
アカマンボウは、大きさの割に、値段が非常に安い魚でもあります。一匹丸ごと(約30kg)で、大体1万5000円ぐらいが相場とみられています。マグロのような味と食感がありますが、漁獲量や流通量などはそれほど多くありません。
また、アカマンボウは、地域によって呼び方が異なり、沖縄県では「マンタイ」、東京都や高知県などでは「マンダイ」、和歌山県では「ヒャクマンダイ」と呼ばれています。その周辺では、スーパーなどで、切り身にして販売されることが多いようです。
更に、最新の研究では、アカマンボウには「バレニン」という抗酸化成分が含まれることが発見されています。バレニンには筋肉の維持や抗疲労作用が報告されています。今後は、アカマンボウの「バレニン」を使った健康サプリなどの開発にも注目したいところです。
寄生虫がついてるって本当?
マンボウは寄生虫が多いことで有名です。しかし、アカマンボウはマンボウとは全く縁のない魚です。アカマンボウには、寄生虫の報告がほぼありません。よって、寄生虫による食中毒についても、現在のところ報告はありません。
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アカマンボウの使われ方
回転ずしの100円ネタ
アカマンボウは、特に、腹側は程よく脂がのった赤身で、色合いや食感もマグロに似ています。そのため、安価な回転寿司では、マグロの代用品としてアカマンボウが使われているという噂も出ています。実態はどうなのでしょうか?
アカマンボウは、「一般的な流通に乗せることは困難であり、安定供給もされていないため、所謂都市伝説である」という意見もあります。
しかしながら、実際、回転寿司店で、ネギトロの材料がアカマンボウであることを明言している所もあります。関東では、40年ほど前に、既にネギトロの材料としてアカマンボウが使われていました。現在では、地域によっては、回転寿司の100円ネタとして「マンダイ」の名前で見かけることもあります。また、ネギトロの場合は、アカマンボウの割合を高くしたり、中にはアカマンボウだけを使っている店もあるようです。
プロの板前さんが食べたら、その違いは一目瞭然ですが、たまに食べる一般人には、マグロとアカマンボウの味の違いを見分けるのは難しいものです。年々、マグロの水揚量が減少する中、アカマンボウは、マグロに変わる条件である「見た目・味・触感」がすべて揃っていることから、回転寿司を救う深海魚として、今後も食する機会が増えるかもしれませんね。
焼きや揚げても美味しい
ハワイや沖縄の島々では、一般的にアカマンボウが食べられています。おすすめのアカマンボウ料理をご紹介します。
カルパッチョ
刺身として食べても美味しいですが、新鮮なアカマンボウの背側は、カルパッチョにするものおすすめです。背部分はできる限り薄切りにしましょう。お皿に、ベビーリーフを敷き、切り身をキレイに並べ、オリーブオイル・レモン汁・塩などで作ったドレッシングをかければ出来上がり!
塩焼き
アカマンボウの塩焼きもおすすめです。腹側には脂がのっていて、自然な甘みが味わえます。適当な大きさに切り、塩を振って1時間ほど寝かせておきましょう。その後、魚焼きグリルでじっくりと焼き上げれば完成。フライパンで焼いてもOKです。
フライ
アカマンボウはフライや唐揚げにしても美味しくいただけます。適当な大きさに切ったら、塩コショウを振りかけましょう。その後、小麦粉・溶き卵・パン粉を順番につけて、170~180℃程度の油できつね色に揚げましょう。外はサクサクのフライが出来上がります。
その他、アカマンボウは、煮付け、照り焼き、ムニエル、あら汁などでも美味しくいただけます。
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アカマンボウを食べて健康への影響は?
食べても問題ない
アカマンボウは、水深500mに生息している深海魚です。アカマンボウ自体、まだよく知られていないため、「食べても問題ないのか?」と心配する方もいらっしゃるかもしれません。しかし、上記でもおいしい食べ方をご紹介した通り、食べても問題ありません。現在のところ、アカマンボウを食べて、食中毒になった、腹痛を起こしたなどの健康被害は報告されていません。
どこで買える?
アカマンボウは漁獲量が多くないため、一般的なスーパーでは見かけることはあまりありません。アカマンボウの水揚げ量が多いのは、沖縄県です。他に、関東、近畿、四国の一部地域です。漁業が盛んな地域では、スーパーや魚屋で見かけることがあるかもしれません。旅行などで行った際に、ぜひ、探してみてくださいね。
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まとめ
今回は、アカマンボウについてご紹介しましたが、いかがでしたか?
この記事をまとめると
- アカマンボウは、マンボウに似ているがマンボウの仲間ではない
- ハワイや沖縄の島々では日常的に食べられている
- 回転寿司では、マグロの代用品(代用魚)としてアカマンボウが使われることもある
- 現在、寄生虫による健康被害の報告はない
- 刺身、塩焼き、フライ、ソテーなどいろんな調理法で食べられる
マグロの漁獲量は年々減少しており、将来的には食べられなくなるかもしれないとも言われています。マグロ好きにはショックですが、アカマンボウがマグロの代用魚として、今後さらに身近な存在になるかもしれませんね。
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