味の素の代わりとなるものが⁉だしの素・鶏ガラ・昆布だしなど解説

”うま味調味料”として有名な「味の素」。これさえあれば野菜炒めやチャーハン、中華スープなどさまざまな料理が作れてしまう万能な調味料ですよね。

どんな料理にも対応できるので、常備されているご家庭も多いかと思いますが、ついつい買い忘れてしまうこともありますよね…。時間に余裕のあるときであれば、買いに走ることもできますが忙しい夕飯時などは時間との勝負であるため、買いに行くのもなかなか難しいもの…。

今回は、そんなときのために「味の素」の代用として使うことのできる調味料類についてご紹介していきます!これされ覚えておけば忙しい日でも大丈夫です。ぜひ参考にしてくださいね。

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味の素の代わりとなるものは?

(画像引用:味の素株式会社)

”うま味調味料”として有名な「味の素」ですが、そもそもどのような役割をしているかご存知ですか?

「味の素」が果たす役割とは…?

  • 減塩効果が期待できる

    「料理の味が決まらない…」というときはありませんか?そういったときに味の素を加えると”うま味成分”によって味がぐっと引き締まります。余計な塩分を足さずに美味しさを引き出してくれるので減塩効果が期待できるというわけです。
  • 料理に旨味を足す

    「味の素」は旨味成分であるグルタミン酸ナトリウムから作られています。そのため、どんな料理にも相性が良く素材本来の美味しさを引き立ててくれます。

手間をかけずに料理に”うま味”を足してくれる「味の素」は、なくてはならない存在ですよね。下記では、もしも「味の素」を切らしてしまった際に代用品として使えるものを具体的に挙げてみました。ぜひ参考にしてくださいね。

昆布・干ししいたけ・かつお

「昆布」「干ししいたけ」「かつお」はいずれも美味しい出汁がでる食品ですよね。それもそのはず。「昆布」には先ほどもご紹介した”グルタミン酸”、「干ししいたけ」には”グアニル酸”が、「かつお」には”イノシン酸”が含まれているからなんです。

この3つを「味の素」の代用品として使用する場合には下記のような使いかたがおすすめですよ。

「昆布」の場合

  • 乾燥昆布を使用する際には、昆布ではなく出汁汁を使うのがおすすめ!
  • 出汁を取らずに手軽に使いたいときには「昆布茶」を代用品として使うことができる
  • 炒め物には、最初から塩分が入っている「昆布茶」が向いている

「干ししいたけ」の場合

  • 水で戻した干ししいたけは、具材として食べられる
  • 干ししいたけの戻し汁にも”うま味成分”がたっぷりなので、汁物などに入れるのがおすすめ!

「かつお」の場合

  • かつおぶしを振りかけて使うことで”うま味”が足されるだけでなく風味も引き立つ
  • スーパーで売っている顆粒状や粉末のもので手軽に代用することも可能!

ウェイパー

同じ”うま味調味料”として販売されている「ウェイパー」ももちろん代用品として使うことが可能ですよ。

少量加えるだけで本格的なお店の味に…。特に中華料理向きですので「味の素」を切らしてしまった際にはぜひ代用してみてくださいね。

だしの素

かつおぶしの旨味と風味を手軽に出すことのできる「だしの素」も代用品として使うことが可能です。ただし「だしの素」には、塩分や砂糖が多く含まれているため代用品として使う場合には量に注意が必要です。

鶏ガラ

「味の素」と同様にグルタミン酸から作られている鶏ガラ。市販品で販売されている鶏ガラスープの素などは「味の素」と同じく粉末状になっているため使い勝手も良いですよ。どんな料理とも相性が良いので代用品として1番おすすめかもしれません。

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味の素の社員は味の素を使わない?

「味の素の社員は自社製品を使わない」という話を耳にしたことはありませんか?これは、化学調味料である「味の素」が体に良くないという根拠のない噂が派生してこのような話に発展してしまったよう。

実際にはそのようなことは全くない、完全な噂話です。

アメリカでは禁止されている?

「味の素」は”グルタミン酸ナトリウム(MSG)という成分から作られています。

アメリカでは、このMSGという成分が味覚障害を引き起こすなど人体に有害なダメージが与えると考えるかたが大多数…。そのためMSG製品である「味の素」の発売が禁止されているそう。

MEMO
常識的な量であれば人体には無害ということが確認されているグルタミン酸ナトリウム。近年では、徐々にですが外国からも受け入れられているようですよ。

健康への影響は?

健康への影響が懸念されるグルタミン酸ナトリウムについては、日本はもとより国連などの権威ある機関からも安全であると認められています。

また「味の素」が体内に入ると、イノシン酸・グルタミン酸・グアニル酸・ナトリウムとに分かれ腸管や肝臓で代謝され体内に蓄積されることはないとのこと。

これは販売元である味の素株式会社から発表されているので、安心して使うことができますね。

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代用品を使ってチャーハンを作る!

レシピ

それでは、実際に代用品を使ってチャーハンを作ってみましょう!代用品を使ったとは思えないほどうま味が詰まったチャーハンです。ぜひご家庭で作ってみてくださいね。

材料

チャーハンを作る際に「味の素」の代用品として特に、おすすめしたいのが鶏がらスープの素とウェイパー。

このどちらかがあれば、料理店に出てきそうなほど美味しいチャーハンを作ることができますよ。

その他には、卵やネギや肉などお好みの具材を用意してくださいね。

作り方

代用品を使ったチャーハンの作り方は、いたって簡単です。

  1. 肉やネギなどを炒める
  2. 具材に火が通ったら白米を入れる
  3. 鶏ガラスープの素またはウェイパーを適量入れて味を調える

なお、鶏ガラスープの素とウェイパーには塩分が入っているので入れすぎには注意してくださいね。

MEMO
卵はお好みのタイミングで入れましょう。パラパラチャーハンがお好みのかたは白米と溶き卵を混ぜてから火にかけると黄金チャーハンが出来上がります。

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まとめ

今回は、主に「味の素」の代用品となる調味料類についてご紹介しました。

この記事をまとめると

  • 昆布・干ししいたけ・かつお・ウェイパー・だしの素・鶏ガラが代用品と使用可能である
  • 「味の素」はグルタミン酸ナトリウムから作られている
  • 人体への害が心配されるグルタミン酸ナトリウムだが常識的な量であれば人体へは無害である

「味の素」を切らしてしまったときに家にあるもので代用できると助かりますよね。今回ご紹介した代用品を上手く活用してみてくださいね。

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