古くなった食べ物や、汚れた場所に生える『カビ』。カビには白カビや黒カビ・赤カビなど、色々な種類があります。どんなカビが、どんなものに生えるのか、カビの種類と特徴について着目しました。今回は、
- カビの種類6つ
- 特徴や生えやすい場所は?
これらのテーマについて紹介いたします。
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【色別】カビの種類6つ
カビは賞味期限切れの食品、保存状態の悪い食品、お風呂の中など、様々な場所に生えるものです。カビの種類には白カビ・黒カビ・赤カビなど色がありますが、その種類と特徴・生えやすい食品や場所について詳しく確認してみましょう。
白カビ
白カビは、食べ物や家の中など様々な場所に発生します。白カビは白くてふわふわしているものや、塊になっているものなど見た目は様々です。
白カビは青カビや黒カビの仲間で、中には強い毒性を持つものもあります。しかし、白カビはチーズに使われることもあり、種類によっては食べられることもあるのです。
食べられる白カビは、カマンベールチーズやブリーチーズなどに使われています。味のクセはあまり強くなく、比較的食べやすいのが特徴えす。
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黒カビ
黒カビは、カビの中でも最も一般的なものです。黒カビにも様々な種類がありますが、「クラドスポリウム」という種類がメジャーで、空気中に多く存在しています。
黒カビの特徴としては除菌に弱く、アルコール消毒で簡単に取り除くことができます。毒性はないものの、吸い込むとアレルギーや気管支炎の原因となるので、エアコンなどの掃除はこまめに行う必要があります。
赤カビ
赤カビは、植物などを腐食させる作用を持つカビの種類です。野菜には「赤カビ病」というものがありますが、これも赤カビによって枯れてしまう病気です。
また、毒性があるので人や家畜などが吸ってしまうと中毒症状を発症することもあります。この毒性は「マイコトキシン」と呼ばれるもので、酷い場合は免疫不全や重篤な中毒症状を引き起こすことがあります。
お風呂などの水回りに生えるピンク色のカビは赤カビではなく、「ロドトルラ」という酵母菌です。赤カビではなく、中毒性はないので安心しましょう。しかし、放っておくと黒カビとなるので掃除はこまめに行いましょう。
青カビ
青カビは「ツチアオカビ」とも呼ばれるもので、家の中で湿気が高いところに生えやすいです。カビの中でも発生しやすい種類で、食品に生えやすいのもこの青カビです。
古くなったパンなどに生えるのもの青カビですが、ゴルゴンゾーラやブルーチーズなどのチーズ類にも使われています。
緑カビ
緑カビは、畳や木材などの湿気た場所に生えているカビの種類です。青カビと似ていますが、「トリコデルマ」という青カビとは全くの別物になります。
トリコデルマは危険性が高く、吸い込んで体内に入ると下痢や腹痛といった中毒症状を起こすことがあります。そのため、カビた畳や家屋の中で生活していると体調不良を起こすことがあるのです。
湿気を好むので特に梅雨の時期に発生しやすく、木造住宅にお住まいの方はメンテナンスが必要です。
黄カビ
黄カビの特徴は、湿度ではなく乾燥した場所に生えるのが他のカビと異なる特徴です。『カビ=湿度の高い場所』に生えるイメージが強いですが、黄カビやオレンジ色のカビはガラスや刀剣・フィルムなど一見カビが生えなさそうな場所に発生します。
これらのカビは「カワキコウジカビ」という正式名称を持っており、空気中の湿気をエサとして乾燥した場所に生息します。建物だけではなく、保存食などの食品に発生することもあります。
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まとめ
この記事をまとめると
- カビには白・黒・青・緑・赤・黄カビなど場所と菌に特徴がある
- カビの中で最も発生しやすいのは黒カビ
- 中には毒性があるものもあるので、こまめな掃除が重要
カビは種類によって食品に使われるものもありますが、基本的には体に影響のある菌です。家の中に生えるカビは、湿度に注意することで発生を抑えることができるので、こまめに掃除するなどして対策しましょう。特に湿度が高くなる梅雨の時期には注意してくださいね。
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