ネギに似ている野菜で「わけぎ」というものがあります。見た目は殆ど青ネギなので、見分けがつきにくいです。その「わけぎ」はきちんと調理をすると、非常に美味しく食べられるので、かなりおすすめの野菜なのです。今回は、この「わけぎ」について詳しく解説していきます。記事内容を一覧にしてみました。
- わけぎとはどんな野菜?
- わけぎのぬたはどうやって保存すればいい?
- わけぎをぬた以外で大量に沢山食べる方法とは?
この記事をしっかり読み込んで頂いて、わけぎについて徹底的に理解していきましょう。わけぎはかなり使える野菜です。
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目次
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わけぎのぬたって何?
わけぎの最も有名な料理に「わけぎのぬた」があります。わけぎのぬたとはどんな料理なのでしょうか?わけぎについても簡単にご紹介しておきましょう。
わけぎとは?
わけぎとは、「ネギと玉ねぎの雑種の野菜」です。ネギでも玉ねぎでもない、わけぎという品種なのです。ネギに見た目がかなり似ていますが、根元の球根部分がふっくらとしているところが、ネギとの違いです。このふくらみを確認するだけで、青ネギとは簡単に見分けられるでしょう。
日本では、広島県で多く栽培されていて、海外ではヨーロッパ地方で多く栽培されています。ネギよりも若干甘みがあり、癖が少ないのがわけぎの特徴となっています。
わけぎのぬたとは?
わけぎのぬたとは、「わけぎと海産物などを、酢味噌で和えた食べ物」です。昔から、わけぎを大量に消費する時には、ぬたにして食べられていて、ご飯のおかずにもバッチリ合う料理とされています。あまり日持ちしない料理なので、作ったらすぐに食べるのがおすすめです。
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わけぎのぬたはまずい?
わけぎのぬたはまずいという話を聞かれた方も多いかもしれません。一体、わけぎのぬたとはどんな味をしていて、本当にまずいのか?を詳しく見ていきましょう。
どんな味?
わけぎのぬたは、基本的に「酢味噌の味」です。わけぎにはネギに似た独特の香りと、甘みがありますが、その香りと甘みに甘酸っぱい味噌を加えた物が、わけぎのぬたです。貝やわかめなどの海産物と一緒に和えて完成しますが、この「ぬた」の味が苦手な人は多いのです。
というのも、和える時に使う「酢味噌」は地域ごとに味が異なります。なので、使っている味噌の味が自分の好みに合わなければ、わけぎ自体も美味しく食べることが出来なくなり、「ぬたはまずい」と言われてしまうのです。
好みに合った、酢味噌を使って、わけぎが新鮮なうちに食べると、美味しくいただくことは可能でしょう。
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わけぎのぬたの保存方法
では、わけぎのぬたを保存するには、どうすればいいでしょうか?最も簡単な方法をご紹介しておきます。
冷蔵
まずは冷蔵保存する方法です。わけぎは20秒程度お鍋でサッとゆで、冷水で一気に冷やします。ここで熱を必要以上に入れてしまうと、わけぎの香りが無くなったり、味が落ちてしまうので要注意。冷水でしっかり冷やしたわけぎは、そのままタッパー容器などに入れて、冷蔵庫へしまいましょう。
実はわけぎは「酢味噌と和える」と変色しやすいので、ぬたにする前の状態で保存するのが最もおすすめです。冷蔵庫で保存すれば3日から4日は持たせることが出来るでしょう。
冷凍
次に冷凍庫で保存する方法です。こちらも冷蔵同様に、サッとお鍋で茹でます。その後冷水でしっかりと冷やし、1回分ごとに分けてラップでくるみながら、まとめてジップロックなどに入れて冷凍しましょう。
1回使い切り分に分けて保存することで、使う時に簡単に使いやすいですし、何度も冷凍と解凍を繰り返して鮮度が落ちることを防げます。使う時は、常温で自然解凍し、酢味噌や海産物と和え、ぬたにして食べましょう。冷凍保存をすると1か月程度は日持ちするので、長期保存したい人にはおすすめです。
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ぬた以外のわけぎ大量消費レシピ
とはいえ、どんな味噌を使っても「ぬたは苦手」と感じられる人は多いでしょう。そこでわけぎの「ぬた以外の調理法」をいくつか調べてきたのでご紹介していきます。
味噌汁
まずはみそ汁です。よく、みそ汁にネギを入れることはありますが、その代わりにわけぎを使うと、ちょっと違った香りになって美味しいです。豆腐や油揚げを入れて、普通通りに味噌汁を作ります。そこに、小口切りに下わけぎ投入しましょう。サッと沸騰させるだけで火は通るので、それで完成です。
ネギよりも甘みが強いので、美味しいお味噌汁になるでしょう。ポイントとしては、ちょっと多めにわけぎを入れることです。ネギよりも食べやすいので、癖がなく食べられます。
チヂミ
わけぎは韓国料理の「チヂミ」に入れても美味しいです。上の青い部分は、3㎝幅にカットし生地の中に練り込みます。根元の白い部分は、薄くスライスして同様に練り込みましょう。そのままごま油を敷いたフライパンなどで焼けば完成。合いびき肉などを入れても美味しくいただけるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はネギによく似た野菜の「わけぎ」をご紹介してきました。日本の野菜のようですが、実はヨーロッパ原産の野菜だったのです。簡単に記事内容をまとめてみます。
この記事をまとめると
- わけぎはネギと玉ねぎの雑種で甘みがある
- わけぎのぬたを保存する時は、味噌を入れる前に保存する
- わけぎはみそ汁やチヂミなどにもよく合う野菜
こんな内容でした。ここまできっちり読んで頂ければ、わけぎがどれだけ素晴らしい野菜なのかが、よくお分かりいただけたでしょう。早速わけぎを購入して、料理に生かしてみましょう。
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