春になると色々なところで目にするようになるのが「ふきのとう」です。特有な苦みが、春の訪れを感じさせてくれる日本人に大人気の食材と言えます。そんなふきのとうは「どうやって保存すれば長持ちする」のでしょうか?今回の記事では、ふきのとうに関して、以下のようなことをまとめています。
- ふきのとうはどんな野菜で、旬はいつ?
- ふきのとうはどれくらいの期間もつのか?
- ふきのとうはどうすれば長期間保存できるのか?
こういった感じで、今回は「ふきのとうの保存方法」について詳しく解説していきます。この記事を最後まで読んで、ふきのとうを美味しく食べるコツを徹底的に理解しましょう。
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目次
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ふきのとうってどんな野菜?
ふきのとうとは、スーパーでよく見かける食材「ふき」の花のつぼみの部分を指します。2月から3月ごろに地上に芽を出すため、日本では昔から「春を告げる食材」として人気が高くなっています。すっきりとした香りと、独特の苦みがポイントの野菜です。
旬の時期
ふきのとうの旬は芽が出始めた2月から3月ごろになります。出来るだけ芽が出たての「柔らかいもの」を食べた方が、えぐみも少なく美味しいので、2月から3月ごろの新芽を摘むようにしましょう。
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ふきのとうの日持ち・賞味期限
ただふきのとうは、あまり日持ちがしない食材でもあります。常温で保存する場合は、摘んでから2日程度で食べるのが絶対です。出来ることであれば、その日のうちに調理をして、その日のうちに頂きましょう。ただ、長期的に保存する方法もあるので、記事の後半でまとめています。
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ふきのとうは腐るとどうなる?
ふきのとうは腐ってくると、様々な症状をあらわします。一体どんな症状があるのか?簡単にまとめておきます。
カビ
まず、ふきのとうは水分を多く含む食材なので「カビが生えやすい」特徴があります。表面をよく観察して、カビが生えてしまっているようであれば、その部分は食べられないので、必ず廃棄するようにしましょう。部分的なカビであれば、取り除くだけでも問題ありません。
変色
また、ふきのとうが変色してしまう場合もあります。この場合も、臭ってみて「カビのようなにおい」がするのであれば、腐っている証拠なので、廃棄されることをおすすめします。
中が黒い・茶色いのはなぜ?
とはいえ、ふきのとうの中身が黒い場合に、腐っていないのに「黒い」ということもあります。これは、ふきのとうの「灰汁」がそう見えているだけで、実際には腐っていません。まずは、塩を揉み込んで、お湯を沸かした鍋で数分間茹でてみましょう。
その後、冷水に浸して一晩置くと、かなり灰汁は除去されるはずです。この時点で、黒味が落ち着いていれば食べても問題ないでしょう。
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ふきのとうの保存方法
ふきのとうを出来るだけ長く保存するには、どうすればいいのか?簡単にまとめておきます。
常温
まずは常温保存する方法ですが、この方法は前述した通りあまり日持ちしないので、お勧めできません。風通しのいい冷暗所に保管して、早めに調理をして食べてしまいましょう。
冷蔵庫
次に「冷蔵する方法」です。この方法は新聞紙などに包んで、野菜室で保存するのがおすすめ。1週間程度は鮮度が保てるはずなので、常温よりは長持ちします。
冷凍
そして最も長期間保存できるのは「冷凍保存」です。冷凍保存の場合は、事前に下茹でして灰汁抜きを行ってから冷凍庫に移します。きちんと灰汁抜きをして冷凍することで、保存状態をよくすることも出来ますし、解凍した後にすぐ料理に使えるメリットがあります。
固い部分などは包丁で取り除いてから、下茹でし個別にラップして保存しましょう。
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ふきのとうの大量保存レシピ・食べ方
ふきのとうは「簡単に調理してしまうと」長期間の保存が簡単です。主だったものとしては、以下の2つの調理があります。
- オリーブオイル漬け
- 塩漬け
それぞれの調理方法を簡単に見ていきましょう。
オリーブオイル漬け・炒め
まずはオリーブオイル漬けです。ふきのとうの固い部分や根元の部分を包丁で切り取り、塩を揉み込んで下茹でを行います。その後、灰汁抜きをしっかりしたら、多めのオリーブオイルを敷いたフライパンで軽く炒めます。お皿に移し、熱が冷めたらそのままジップロックに入れ、冷凍保存しましょう。
後は、解凍するだけでいつでも新鮮なふきのとうを頂けます。
塩漬け・味噌漬け
次に「塩漬け・味噌漬け」もおすすめです。同様に、塩を揉み込んで下茹でし、灰汁を抜きます。灰汁を抜いたふきのとうに、さらに塩や味噌を揉み込んで、冷蔵庫で暫く寝かせれば、塩漬けの完成になります。このままジップロックなどに入れて冷凍保存しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は「ふきのとうはどうやって保存すればいいのか?」「ふきのとうは腐ったらどうなるのか?」などについて詳しく解説してきました。最後に記事内容をまとめておきましょう。
この記事をまとめると
- ふきのとうは常温ではあまり日持ちしないが、冷蔵庫では1週間、冷凍庫では1か月程度保存可能
- ふきのとうは下茹でしてから冷凍保存するのがおすすめ
このような内容となっていました。あなたもふきのとうを手に入れる機会があれば、冷凍保存すると長期間楽しめます。下処理をして、冷凍保存をしてみましょう。
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