ぶりの刺身の日持ちはどれくらい?栄養・特徴・オススメの保存方法

皆さんはブリはお好きですか?しっかりとした厚みを残して切られたブリの刺身は、うまみや歯ごたえが最高ですよね!脂が多いわりに臭みが少なくとても食べやすいお魚です。サバなどの生臭い魚は苦手だけど、ブリは大好き!という人も少なくないのではないでしょうか。

今回はそんなブリのお刺身について、どんな栄養があるのか、どのくらいの日持ちなのか、おすすめの保存方法などについて解説していきたいと思います。 

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ぶりってどんな食材?

ぶりはアジ科ブリ属の魚で冬に旬を迎えます。「カンパチ」「ヒラマサ」と共に鰤御三家とも呼ばれています。日本では長崎県・島根県・千葉県が主な生産地です。ぶりは成長するにつれて呼び名が変わる出世魚です。大きさに加え、地域によってもその呼び名は異なります。

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ぶりの栄養って何がある?

ブリに含まれている栄養成分

ぶりをはじめとする魚類には、DHAやEPAといった脳に働きかける栄養素が含まれています。サプリにも使われており、脳の老化防止にも効果があると言われています。

また、ビタミンB1・B2・ビタミンDなどのビタミン類も豊富です。お肉では摂ることのできない栄養成分がいくつかあるので、普段から取り入れるようにしましょう。

  • DHA(ドコサへキサエン酸):DHA(ドコサヘキサエン酸)は、脳や血管、加えて代謝にも関わる多くの健康効果を持つ栄養素です。脳の栄養素としての働きは特に有名で、脳の発達や神経の機能維持に使われています。眼精疲労の解消や情報伝達にも使用され、疲労を軽減します。血液の脂質を減少させ、脂肪燃焼も助ける栄養素です。
  • IPA/EPA(イコサペンタエン酸):IPA(イコサペンタエン酸)はEPAにとも呼ばれ、人間の血管性の病気を予防する働きが特に強く、ドロドロになっている血液をサラサラにする力が強い脂質です。そのため、心筋梗塞や脳梗塞と言った病気や高血圧の改善効果があります。最近の研究ではアレルギー症状の改善も報告されている栄養素です。
  • ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
  • ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
  • ビタミンD:ビタミンDは、カルシウムの働きをサポートし主に骨形成を助けます。加えて、筋肉や神経伝達において不可欠なカルシウム濃度の調整も担っています。細菌の研究では、ウイルスや細菌に対する免疫効果の向上する。抗うつ作用も注目されています。

ブリを食べて期待できる効果

ぶりは焼いたり煮たりお刺身として食べたり、アレンジも豊富なので楽しみながら栄養摂取ができますね。

  • 脳の働きを活性化させる
  • 糖尿病・心臓病・動脈効果予防
  • 血液サラサラ効果
  • 中性脂肪を下げる
  • コレステロール値を下げる
  • 生活習慣病予防

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ぶりの刺身の日持ちはどれくらい?

ブリの日持ち日数の目安は、冷蔵・冷凍それぞれ下記の日数となっています。

ブリの日持ち

冷蔵保存…1〜2日

冷凍保存…2〜3週間

ブリは冷蔵保存で1〜2日、冷凍保存で2〜3週間日持ちします。

刺身は翌日でも食べられる?

お刺身のブリを翌日食べるのはあまりおすすめではありません。生魚は鮮度が落ちるスピードが速いので、購入したその日のうちに消費するのが望ましいです。

こんな状態なら食べないで!

ぶりのお刺身は腐るとどうなるのでしょうか?腐ったブリの特徴・まだ食べられるブリの特徴を、それぞれ確認してみましょう。

腐ると…

ぬるぬるしてヌメリがある

ねっとりしている

酸っぱい臭い・生臭いにおいがする

黒く変色している(※特に血合い部分)

ぶりが腐るとこのような状態になります。スーパーに販売されている状態で、傷んできたぶりを見分けるには「色」がポイントになります。黒っぽく変色しているぶりは、傷んでいる証拠ですので選ばないようにしましょう。特に血合い部分が黒く変色しやすいです。

購入後の見分け方ですが、ぬるぬる・ねっとりしたぶりには注意が必要です!ヌメリはぶりの臭いの原因にもなりますので、臭いでもよく見極めましょう。どろどろして身が溶けているぶりは、だいぶ腐敗が進んでいます。味も変わっている可能性があり、食中毒の原因となりますので廃棄しましょう。

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美味しく保存するなら冷凍がおすすめ!

ブリの刺身は非常に傷みが早いので、もし食べきれないと思ったらそのタイミングですぐに冷凍保存するようにしましょう。

冷凍保存する手順はキッチンペーパーで水気を拭き取ってからラップできっちりと空気が入らないように包んでください。その後にジップロックなどのジッパー付きの保存袋に入れてしっかりと空気を抜いた状態で冷凍庫に入れるようにしましょう。

解凍する時

解凍するときは、食べる半日~1日くらい前に冷凍庫から冷蔵庫に移す「冷蔵庫内自然解凍」がおすすめです。冷蔵庫内での自然解凍は細菌の繁殖を防ぐことができるだけでなく、お刺身の中にある水分を保ったまま解凍することができるところがメリットです。

常温解凍や流水解凍してしまうと、お刺身の中から水分が余分に出てしまい旨味も一緒に出てしまうことで美味しくなくなってしまいます。少し時間がかかってしまうのが欠点ですが、美味しく食べるためにも必ず冷蔵庫内で自然解凍させてくださいね。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • ブリは美味しいだけでなく良質な油やビタミンを多く含む食材
  • ブリの刺身は日持ちしないので購入した当日に食べきろう
  • オススメの保存方法は冷凍保存
  • 解凍するときは冷蔵庫内自然解凍がおすすめ 

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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