栄養豊富で、スーパーフードとして有名なビーツですが、食べたあと便や尿が赤くなります。一体なぜ赤くなるのか、また食べすぎるとどうなるのか気になりますよね。
今回は、
- ビーツとはどんなものか
- ビーツを食べすぎるとどうなるのか
- ビーツの食べ方とは
以上を詳しくご紹介していきます。ビーツについて詳しく知りたい方はこの記事を参考にしてください。
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目次
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ビーツってどんなもの
ビーツとは、鮮やかな赤色が特徴的な野菜です。地中海沿岸地方原産であるビーツは、アカザ科のサトウダイコンの一種になります。
和名では火焔菜(カエンサイ)とも呼ばれいるビーツですが、ロシア料理のボルシチには欠かせない野菜です。
また、ビーツの旬は6月〜7月・11月〜12月ごろです。さらに、スーパーフードとしても有名なビーツはこのような効能があります。
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効能は?
ビーツの効能は次の3つです。
- むくみや高血圧の予防・・・カリウムによって余分な塩分が排出されるため
- 骨の形成・・・骨の形成に必要なカルシウムやマグネシウムが含まれていることによって作られるため
- 血流・冷え性の改善・・・葉酸やビタミンB3によって身体を温める効果があるほかに、一酸化窒素によって血流が良くなるため
これらは、ビーツに含まれるさまざまな栄養素によって効果がでています。むくみや冷え性の改善など、女性にとってさまざまな嬉しい効果があります。
続いて、ビーツに含まれている栄養素についてご紹介しますね。
栄養成分は?
ビーツには7つの栄養成分が含まれています。
- カリウム・・・血圧を下げる効果があります。ビーツには、トマトやレタスの2倍のカリウムが入っています
- ビタミン・・・ビタミンB群の一種である葉酸が豊富。1つで1日に必要なな葉酸をとることができます
- 食物繊維・・・腸内環境や血糖値の上昇を抑えてくれます
- ベタレイン・・・赤色のもとになっている栄養素 腎機能の改善もできます
- 一酸化窒素・・・体内で作られる栄養素です。血流を良くする効果もあります
- ポリフェノール・・・免疫力の増加や老化の抑制の効果があります
- ベタイン・・・髪や肌の潤いを保つ効果があります
このように、7つの効果をあげただけでも栄養が豊富であることが分かりますよね。普段の食事の中でもビーツを取り入れることで、栄養をしっかり取ること出来ます。
後ほど、ビーツの食べ方についてもご紹介します。
糖尿病に効くって本当?
ビーツは、糖尿病に効果的です。ビーツに含まれているアルファリポ酸には、抗酸化物質が含まれています。
アルファリポ酸には、インスリン感受性の増加など糖尿病の患者さんの酸化ストレスに起因する変化の防止にも役立つため糖尿病にも効きます。
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ビーツを食べ過ぎるとどうなる?
ビーツの適量は、こっぷ1杯くらいのジュースの量または週に3日ビーツ2個を目安としています。栄養素が豊富にあるからといって過剰摂取するのはやめておきましょう。
しかし、ビーツを食べすぎてしまうとこのような症状がでてきます。
便や尿が赤くなる?
ビーツには、栄養成分でご紹介したベタシアニンが含まれています。赤い色素であるベタシアニンは、水溶性の色素であるため、便や尿が赤くなる原因です。
しかし、便や尿が赤くなる現象は身体に害はないのでご安心ください。ただし、ビーツを食べていないにも関わらず便や尿が赤い場合は注意しましょう。
吐き気がする
ビーツには、ベタインという肝臓の機能を高めてくれる成分が含まれています。ベタインを過剰に摂取することで吐き気を引き起こします。
お腹を壊す
ビーツには、食物繊維も豊富に含まれています。そのため、食べすぎると下痢などお腹を壊す原因になります。
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ビーツの食べ方は?
ビーツの効能や食べすぎた時の症状をご紹介しましたが、実際にビーツを食べる時はどうやって食べればよいのでしょうか。
ビーツの食べ方について、詳しくご紹介しますね。
皮ごと食べる
ビーツの皮には、ポリフェノールという栄養素が多く含まれています。ポリフェノールには、視力回復や血圧低下などさまざまな効果があるため、皮ごと食べた方が栄養をさらに取れますよ。
ビーツを皮ごと食べるには、茹でてから食べる方法があります。茹で方は簡単です。
水を入れて鍋を強火で沸騰されたあと、洗ったビーツを丸ごと入れて弱火でじっくり10分以上かけて茹でます。
中まで柔らかくなったら完成です。ただし、ビーツにはシュウ酸という灰汁が含まれているので、食べ過ぎには注意をしましょう。
芽は食べられる
ビーツの芽はベビーリーフとして食べることが出来ます。ベビーリーフは、サラダとして簡単に調理ができるためおすすめです。
葉はどう食べる?
ビーツは、芽だけでなく葉も蒸して食べることが出来ます。ビーツの葉の食べ方をご紹介しますね。
- 少量の水で鍋に蓋をして蒸しあげます。
- 湯気が出てから、弱火で7分ほどで柔らかくなります。
炒め物や調理にして食べることが出来ますよ。また、ビーツの葉はおひたしもおすすめです。
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まとめ
栄養豊富なビーツは、食べ過ぎてしまうと吐き気やお腹を壊す原因になります。今回この記事でご紹介したことをまとめますね。
この記事をまとめると
- スーパーフードとして有名なビーツは栄養が豊富
- ビーツには、むくみや高血圧の予防のほかに冷え性の改善など、さまざまな効果がある
- ビーツには、カリウムやビタミン・食物繊維など栄養が豊富
- ビーツを食べ過ぎてしまうと、吐き気やお腹を壊してしまうため過剰摂取は控える
- ビーツを食べて出る赤い尿やベンは、ベタシアニンという赤い色素によるもので身体には害はない
栄養豊富なビーツですが、食べ過ぎにはくれぐれも気をつけましょう。
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