甘エビに寄生虫がいることはある?アニサキスの心配をした方がいいって本当?

皆さんはエビはお好きですか?エビといえばプリプリとした食感が特徴的で、臭みもなくとてもおいしく食べることのできる魚介類ですよね。特にお寿司のネタにされる甘エビは、ほのかな甘さを感じることができてとても美味しいですよね。

話は変わりますが魚介類といえば、「寄生虫」というイメージがありませんか?でもエビにはあまり寄生虫がいたということは聞きませんよね。

今回の記事ではエビには寄生虫が付く可能性があるのかどうかについて解説していきたいと思います。

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エビの基本情報

エビ(海老)”の種類は世界中に3000ほどあると言われています。しかし、日本で食用として出回っているものはわずか20種類ほどです。その中でもスーパーでよく見かけるえびは、ブラックタイガー(和名:うしえび)、バナメイエビ、アルゼンチン赤えびです。

  • ブラックタイガー:名前のとおり見た目は黒味が強いですが茹でると綺麗な赤色に変化します。大ぶりでプリッとした食感が特徴的でエビフライ、エビチリなどに使用されることが多いです。
  • バナメイエビ:ブラックタイガーより柔らかい食感が特徴的でより安く手に入れることができます。その理由は、ブラックタイガーよりバナメイエビの方が成長が早く、病気にも強いといったような点から養殖しやすいからです。どちらも美味しく味の違いはほとんどありませんが、強いていうなら食感に若干の差があるといったところです。
  • アルゼンチン赤えび:ブラックタイガーやバナメイエビは養殖ものがほとんどですが、アルゼンチン赤えびは全て天然ものです。ですので、生でも美味しく食べることができ、もちろん火を通して召し上がることが可能なため万能食材と言われています。回転寿司でもアルゼンチン赤えびはよく見かけますね。
  • 甘エビ:甘エビは「ホッコクアカエビ(北国赤海老)」と言います。北太平洋の深海に生息するタラバエビ科タラバエビ属に分類されるエビです。体や足が細長く、甲が柔らかいのが特徴的です。生で食べるとグリシンやアラニンなどのアミノ酸による甘味があり、刺身や寿司種として提供されることが多い食材です。

エビの旬の時期は?

エビやカニなどの甲殻類は、季節によって脂がのるということがないため、1年を通して味に変化がありません。そのため、この時期が旬!というような旬の時期がないのが特徴です。また、産卵期は禁漁期間となることもあるため、禁漁期間や産卵期以外を旬の時期と言うこともあります。

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エビにも寄生虫はつく可能性がある!

冒頭で説明したとおりエビにはあまり寄生虫がついたという話をききませんが、実はエビにも寄生虫がつく可能性は十分にあります。しかし私たちがよく耳にするアニサキスなどのような危険な寄生虫がつくことはありませんので、あまりエビに寄生虫がつくイメージがないだけかもしれません。

エビに潜む寄生虫について

エビには、“エビヤドリムシ“という寄生虫が寄生している可能性があります。エビヤドリムシは目でも確認できるサイズではありますが、万が一食べてしまっても人の体に害はありません。

エビヤドリムシは、エビやヤドカリの腹部や鰓室(さいしつ)寄生するダンゴムシのような寄生虫です。オスかメスかにより大きさや形状が異なるのが特徴で、オスは体長2mmと小さいですがメスは4〜9mmほどのサイズです。メスは左右不対称の体で、オスは左右対称の体をしています。万が一エビヤドリムシを食べてしまっても、 食中毒になることはなく害は特にありません。

買ってきたエビの頭付近にコブがあった場合、そのコブを取り除いてみるとエビヤドリムシに出会えるかもしれません。

エビにアニサキスはどうして寄生しないの?

エビにアニサキスが寄生しない理由としてはアニサキスの生態が関係しています。 基本的にアニサキスは甲殻類や貝類には寄生しないことが分かっています。ですので、エビにアニサキスが潜んでいる可能性は考えなくても良いといわれています。

しかしエビは傷みがとても早い食品であり、エビの表面には細菌が繁殖しやすいという特性があるので食べる時は出来るだけ鮮度のよいものを選び表面をきちんと洗ってから食べることが大切になってきます。

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甘エビを食べる時の注意点は?

殻付きの甘エビは、刺身用にさばかれた甘エビと違って、事前にきちんと下処理をして食べる必要があります。そのまま食べられるイメージの強い甘エビですが、きちんと下処理をしないと細菌が繁殖していて食中毒の原因になったりするのです。

下処理の方法については後述しますが、必ず下処理をしなければいけないことを頭に入れておきましょう。

アレルギーはある?

エビにはアレルギーの原因となる特殊なたんぱく質が含まれています。このたんぱく質を体内できちんと分解できない体質の方は、エビアレルギーになってしまいます。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • エビは3000種類以上も種類があるが日本で取れるのは20種類程度
  • エビにも寄生虫がいる場合がある
  • エビに寄生する寄生虫はエビヤドリムシという寄生虫
  • アニサキスなどの体に害を与える寄生虫は寄生しないことが分かっている
  • 寄生虫はいないものの傷みが早い食材であるので食べる時は注意しよう

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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