ターサイという野菜を知っていますか?聞きなれない野菜ではありますが、中国が産地の野菜で、最近ではスーパーでも見かけるため気になっていた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、そんなターサイについて、保存方法やレシピなどの観点から紹介しています。ターサイが気になるけどどう食べていいかわからない、と悩んでいた方はぜひ参考にしてみてください。
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目次
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ターサイとは?保存方法は?
ターサイはアブラナ科で、白菜やチンゲン菜の仲間です。生で食べることもできますが、甘みが増すため、加熱して食べるのがおすすめ。
冬が旬の野菜で、中国だけでなく、茨城県や静岡県でも栽培されています。ここでは、そんなターサイの保存方法などを紹介します。
ターサイは小松菜に似ている?違いは?
ターサイと小松菜の見た目や栄養素は極めて似ています。主な栄養素はビタミンA・ビタミンC・カリウム・カルシウムです。
ビタミンA・Cは免疫系に関わる栄養素のため、風邪予防にも最適。カリウムは余分な塩分を取り除く働きがあるので、むくみや高血圧予防にぴったりです。
味も比較的似ていますが、ターサイの方が苦味が少ないと感じる方もいるようです。
保存方法
ターサイはそのまま保存しておくと3日ほどで悪くなってしまいます。新聞紙で包み、ポリ袋に入れた状態にして野菜室で保存すれば1週間ほどもちます。
それ以上持たせたいとき・食べきれないときや、すぐに食べられないときは、冷凍保存するのがおすすめです。
- ターサイをキレイに洗って、キッチンペーパーなどで水気をふき取ります。
- 根を切り落とし、3~4cmくらいの長さに切ります。
- フライパンにサラダ油をひき、ターサイの茎部分を中火で炒めます。
- 油が馴染んだら葉の部分も入れ、全体がしんなりするまで炒めてください。
- 粗熱が取れたら小分けにしてラップで包み、ジップロックなどに入れて冷凍庫で保存します。
この方法で保存すると、約1ヵ月は持ちます。
子供でも食べられる?
ターサイは、離乳食のレシピもある程で、子どもでも食べられます。ターサイはカルシウムなど、子どもに嬉しい栄養素も豊富です。
しかし、クセや苦味があるので、味付けには工夫が必要でしょう。中華風や胡麻和え、お肉と炒めるなど、子どもにも食べやすいように調理するのがおすすめです。
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ターサイの作り置きメニュー
ターサイは生で食べると苦味を感じやすいので、加熱調理するのがおすすめ。また、ターサイに含まれているビタミンAは、油と取ると吸収率が上がる脂溶性ビタミンです。
ビタミンやミネラルは熱に弱いので、さっと短時間で炒めましょう。ここでは、栄養も取れて簡単に作れる、ターサイを使った作り置きメニューを紹介します。
中華炒め
ターサイは中国出身の野菜なので、中華風の味付けと相性抜群。オイスターソースで炒めればごはんのおかずとしても大活躍です。
- タアサイ(200g)を洗い、根元を切り落として4~5cmほどのざく切りにします。
- 豚バラ肉(100g)を食べやすい大きさに切り、塩(少々)・こしょう(少々)を振って片栗粉(大さじ1/2)をまぶします。
- しめじ(1/2パック)の石づきを取ってほぐし、にんにく(1片)をみじん切りにします。
- フライパンにごま油(大さじ1/2)をひき、にんにくを入れて中火にかけ、香りがたってきたら豚バラを入れて炒めます。
- 豚バラの色が変わったら、ターサイ・しめじを加え、しんなりするまで炒めます。
- オイスターソース(大さじ1)・しょうゆ(大さじ1/2)・みりん(大さじ1/2)を加え、味がなじんだら完成です。
卵炒め
ターサイと卵を炒めるだけの簡単レシピです。
- ターサイ(約200g)を洗い、根元を切り落として、5cmの長さに切ります。
- 長ネギ(1/2本)をみじん切りにします。
- フライパンに油をひき、炒り卵を作り、皿に取り出します。
- フライパンにごま油をひき、長ネギとすりおろした生姜(小1かけ)を炒めます。
- 香りがたってきたら、ターサイを入れてください。
- ターサイに火が通ったら中華あじ(小さじ2)を入れ、塩コショウで味を整えてください。
- 火を止めて、炒り卵を加え、ターサイと混ぜ合わせたら完成です。
おひたし
ターサイの味がシンプルに楽しめるレシピ。ターサイのシャキシャキ感を活かせるよう、あまり茹ですぎないようにするのがポイントです。
- ターサイ(約200g)を洗い、根元を切り落として、3~4cmの長さに切ります。
- 沸騰したお湯に塩(少々)を入れ、ターサイを30秒ほど茹でます。
- 30秒経ったらザルに上げ、流水で冷まし、水気を切ります。
- だし汁(100ml)・しょうゆ(大さじ1)・みりん(大さじ1/2)を混ぜ、ターサイを浸します。
- 5分程経ったら汁気を切り、器に盛ります。
- 鰹節を乗せたら完成です。
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ターサイのおすすめレシピ
ターサイはさまざまな味付けと相性が良く、バリエーション豊富な食材です。彩りもいいので、食卓に並べれば華やかな印象にもなるでしょう。
ここでは、そんなターサイのおすすめレシピを紹介します。どれも簡単なものなので、ぜひ試してみてください。
味噌汁
ターサイを味噌汁にすれば、豊富な栄養素を余すことなく摂取できるでしょう。風邪予防や疲労回復にも最適。
- ターサイ(ひと株)を洗い、根元を切り落として、3~4cmの長さに切ります。
- 油揚げ(1枚)は細めに切ります。
- 水を火にかけ、沸騰したらだしの素(小さじ2)・ターサイ・油揚げを入れます。
- ターサイや油揚げに火が通ったら、味噌(大さじ2)を溶かして完成です。
お好みで酒と醤油を加えても美味しいでしょう。ターサイは灰汁がないので、そのまま茹でられるのも嬉しいポイントです。
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うま煮
- ターサイ(1/4株)を食べやすい大きさに切ります。
- ターサイ・水(100cc)・鶏がらスープの素(小さじ1/2)を鍋に入れ、蓋をして火にかけます。
- 沸騰したら弱火にし、蒸し煮にしてください。時々混ぜるのがポイントです。
- ターサイが煮えたら、塩(少々)で味を調え、ごま油(ひとたらし)を加えます。
- 水溶き片栗粉でとろみをつけて完成です。
中華風の味付けはターサイと相性ばっちりです。
豆腐スープ
- ターサイ(適量)の葉をざく切り、茎を小さめに切ります。にんじん(30g)はみじん切り、豆腐(1丁)は食べやすい大きさにしてください。
- 鍋にごま油(小さじ2)をしき、ターサイの茎とにんじんを炒めます。
- 水(600cc)を入れ、沸騰したら鶏がらスープの素(大さじ1)を入れます。
- 豆腐を入れ、お好みで塩コショウをして完成です。
さっぱりとしたメニューが好きに方におすすめです。
まとめ
ターサイの特徴やレシピを紹介しました。ターサイは中国が原産の野菜で、さまざまな料理にぴったり合います。スーパーで見かけた際は、ぜひ手にとってみてください。
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