『しらす』は丼やおにぎり、パスタなど色々な料理にアレンジできる小魚ですが、”体に悪い”や”健康に悪い”と言われることがあるようです。その理由や、本当に体に悪いのか着目しました。それでは、
- しらすは体に悪い?
- 健康に悪いと言われる理由
- 1日の摂取目安量はどれくらい?
これらのテーマについてご紹介いたします。
スポンサードリンク
|
|
しらすってどんな魚?
英名 | Icefish |
別名・和名 | 白魚 |
エネルギー(100gあたり) | 77kcal |
糖質量(100gあたり) | 0.1g |
シラウオ(白魚)は、乳白色で透き通った小さな魚です。「シラウオ(白魚)」という名前も持っており、通年出回っています。他にもいくつかの別名があり、「アマサギ」「シラオ」「シラユ」「スベリ」などとも呼ばれています。
日本では静岡県や神奈川県をメインに収穫されており、春から夏にかけた時期に一番の旬を迎えます。
スポンサードリンク
しらすの栄養
しらすには、カルシウムをはじめとするミネラル類やビタミン類が豊富に含まれています。高栄養で低脂質なのでヘルシーで、ダイエット中にもオススメの食材です。
- カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
- ビタミンA:ビタミンAは、抗酸化作用、皮膚や肌の粘膜を作る、人間の視覚情報の伝達に関わるビタミンです。体内にある活性酸素を協力に除去し、肌の生成にも関わるため美肌作用、体内へのウイルスや細菌の侵入を防ぎます。加えて、視覚情報に関わる神経伝達に不可欠なロドプシンの生成の主成分にもなっています。
- ビタミンD:ビタミンDは、カルシウムの働きをサポートし主に骨形成を助けます。加えて、筋肉や神経伝達において不可欠なカルシウム濃度の調整も担っています。細菌の研究では、ウイルスや細菌に対する免疫効果の向上する。抗うつ作用も注目されています。
- ビタミンB12:ビタミンB12には、細胞分裂に関わり、特に乳児や人間の血球の文化には不可欠な栄養素です。細胞分裂の際の、DNAの複製に関わるため、不足すると正常な組織が作られず体の機能維持に影響が出ます。神経伝達や脂質代謝にも関わる酵素です。
- マグネシウム:マグネシウムは、健康な骨を作る上でビタミンDを活性型にする働きや、エネルギー代謝、たんぱく質の合成を担います。マグネシウムは、体内の酵素の要になる触媒や酵素反応を助ける働きを含めると300種類以上サポートしています。血圧の調整機能もあり、片頭痛や冷え性の改善にも効果があるとされています。
スポンサードリンク
しらすが体に悪いと言われる理由は?
“しらすは体に悪い・健康に悪い”と言われることがあります。カルシウムやビタミン類など栄養豊富な小魚ですが、そう言われる理由には何があるのでしょうか?
塩分量が多い
しらすには「塩分」が含まれています。塩分が多いため、食べ過ぎると塩分過多になることも。塩分の取り過ぎは、健康にこのような影響を及ぼすことがあります。
- 高血圧
- 動脈硬化
- 心筋梗塞
- 腎不全
もちろんしらすの塩分だけで上記のような生活習慣病を引き起こすことはなく、普段の食生活も大きく関係しています。コンビニ弁当やジャンクフードを頻繁に食べる方は要注意です。
コレステロール値が高い
しらす100gあたりに含まれるコレステロールの量は380mgで、たくさん食べるとコレステロールを多く摂取することになります。
しかし、コレステロールを上げる脂肪酸は含まれておらず、カルシウムやDHA・IPAなど魚特有の成分が豊富です。
DHAやIPAにはコレステロール値を下げる働きがあるため、あまり心配する必要はない◎
スポンサードリンク
しらすの1日の摂取目安量
しらすの1日の摂取目安量ですが、塩分量が多いので毎日食べる場合は1日大さじ1杯程度とされています。しかし、大さじ1杯ではしらす丼にもなりませんし、時々しか食べない食材かと思うので、たまに食べる程度であればしらす丼くらいの量を食べても問題はありません。毎日継続的に食べる習慣のある方は、1日大さじ1杯を目安にしましょう。
まとめ
この記事をまとめると
- しらすの食べ過ぎが体に悪いと言われる理由①塩分量が多い
- ②コレステロール値が高い
- しらすの1日の摂取量目安は、大さじ1杯!(※毎日継続的に食べる場合)
しらすは体に悪い・健康に悪いと言われることもありますが、食べ過ぎなければカルシウムが豊富で体に良い効果をもたらす食材です。1日の摂取量目安を超えないよう注意すれば問題ないので、安心しましょう。
スポンサードリンク