血流や代謝を良くし、美肌効果・便秘解消・冷え性対策など、美容と健康の基礎とも言える白湯。健康意識が高まる中、白湯を飲み始めている方も多いのではないでしょうか。忙しい中で、それを習慣にしていくために電子レンジを使って簡単に白湯を作っている方もいらっしゃるかと思います。そこで、
- 電子レンジで本当に白湯の効果は得られるのか
- 電子レンジで白湯を作る注意点
- 白湯の基本の作り方
この3つのテーマについてご紹介いたします。
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目次
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電子レンジのお湯がまずい原因
電子レンジでチンをすると実はお湯がおいしく作れないことがあります。今回はまずくなる原因を2点紹介します。
500W~600Wでは沸騰していない
電子レンジで温めたお湯や食べ物も、お鍋を使ったものと比べるとなんだか美味しくない…と感じることがありませんか。一般的に電子レンジを使う場合、500~600Wで温めるかと思いますが、それでは加熱するだけで沸騰させることはできていません。
さらに、 お鍋で作る場合はお水に空気を含ませながら沸騰させるので柔らかな白湯ができる のに比べ、電子レンジを使うとトゲトゲしさを感じることがあります。
また、電子レンジ内が汚れていたり、匂いが残っていたりするとシンプルなお水への影響は避けられないでしょう。こういったことが「美味しくない」と感じてしまう原因と考えられます。
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ラップは覆わない方がいい
また、電子レンジで食べ物を温める際にラップを使いますが、 液体にはラップは不向き です。ラップをしてしまうと、コップ内に溜まった水蒸気が破裂し火傷の恐れがあります。
そして、ラップの耐熱温度にも注意が必要です。耐熱温度が低いとラップが溶けてしまい、その白湯を飲むことは、逆に体に悪影響なので気をつけましょう。
電子レンジで白湯を作るコツ
電子レンジでまずくなってしまう原因を述べましたが、電子レンジで白湯を作ってはいけないということではありません。上記の点にも気をつけながら、電子レンジで作るコツをご紹介いたします。
金属製のコップや紙コップは控える
まず使うコップですが、金属製コップは電子レンジの故障に繋がるのでやめましょう。紙コップも、加熱により内面のポリエチレンが溶けてしまうので適していません。この場合は 陶器や磁器、ガラス製のコップが望ましい です。
500W~700Wで2~3分温める
用意したコップの8割程度のミネラルウォーターかフィルターを通したお水を入れ、500~700Wで2~3分温めたら出来上がりです。
お使いの電子レンジの加減があるかと思いますので、初めは500Wで2分でスタートし、温め足りない場合は少しづつ加熱していくことをオススメします。
少し置いてからとりだす
電子レンジだと沸騰しないので油断しがちですが、過加熱状態から熱いお湯が飛び出してくる危険性があるので、しばらく様子を見てから取り出すようにしましょう。作り方は簡単なので、忙しい朝でも習慣化しやすいところがメリットです。
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電子レンジで温めたお湯でカップ麺等は作らない
電子レンジでお湯を沸かし、調理に使うという方がいるかもしれませんが、上記で述べたように、電子レンジでは加熱はしても沸騰はできません。
また、沸騰させようとして加熱時間やW数を上げると、突沸現象が起き危険なので注意する必要があります。沸騰していないお湯で麺類を作っても、麺の芯が十分に湯がいた状態にならなっかったりと、美味しく調理できないことが多いです。
正しい白湯の作り方
最後に、基本の白湯の作り方を確認していきましょう。電子レンジよりは時間がかかりますが、一番体と心に優しい効果がある方法です。
多めに作ってしっかり沸かす
用意するお水は、ミネラルウォーターか塩素除去されたお水がいいです。無ければ、水道水でもしっかり沸騰させることで不純物除去や殺菌させることができます。
お水をやかんかお鍋に入れ、蓋をしてから火にかけます。沸騰したら蓋をとり、10分から15分しっかりと沸かすことが重要です。この時に蒸発してしまうので、お水は多めに入れておくといいでしょう。
沸かし直しはだめ
一度沸かした白湯を、再度沸かし直すのはNGです。風味も落ちますし、アーユルヴェーダにおける白湯のバランスが乱れてしまうので効果が得られなくなってしまいます。できた白湯は、保温ポットや保温ボトルに入れましょう。
適正温度は約50℃
熱々の状態では、火傷をしたり消化にも良くないので、沸騰したらしばらく置いて冷ましましょう。水分が体に吸収されやすい50℃程度がちょうどいいです。
飲む時は、ゆっくり味わい、体が温かくなるのを感じながら飲みましょう。お水が甘くなっていくのを感じられると思います。
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まとめ
この記事をまとめると
- 電子レンジで白湯を作るには、500〜700wで2〜3分加熱する
- 陶器・磁器・ガラス製のコップが望ましい
電子レンジでも、注意点を配慮して作れば白湯の効果が得られます。使うお水やコップ、火傷や突沸症状には十分に気をつけましょう。ただ、基本を忘れずに早寝早起きをして、白湯をじっくり作れる時間を確保し、ゆっくり味わいながら有意義な朝を迎えることが一番の体と心の健康です。それぞれのメリットデメリットを考えて、白湯生活を維持していきましょう!
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