お米は普段の食事やお弁当に欠かせない食材ですが、余ったお米はどう保存していますか?冷凍する方も多いかと思いますが、冷凍と常温の日持ちはどのくらいなのでしょうか?今回は、
- 炊いたお米の日持ち
- お米の栄養と効果・効能
- お米は腐るとどうなる?
- 炊いたお米の保存方法
これらのテーマについてご紹介いたします。
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目次
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お米ってどんな食材?
英名 | Rice |
別名・和名 | 米 |
エネルギー(100gあたり) | 358kcal |
糖質量(100gあたり) | 77.1g |
お米はイネ科の植物である稲の種子です。田んぼに田植えされた稲が成長し、成熟すると籾(もみ)が実ります。籾とは稲の果実に相当する部分のことです。その籾を収穫し脱穀、精米の工程を経て、私たちがいつも食べている米になります。お米の種類は大きく分けて、こちらの3種類があります。
- ジャポニカ(日本型イネ)
- インディカ(インド型イネ)
- ジャパニカ(ジャポニカとインディカの中間型)
ジャポニカは普段私たちが食べているごはんです。炊くとツヤが出て、粘り気があります。日本の他、朝鮮半島や中国東北部でも作られています。インディカはエスニック料理店などでおなじみの細長いお米です。ジャパニカはジャワやイタリアで作られています。
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お米の栄養と効果
栄養
お米は炭水化物なのでダイエット中には避けられてしまう食材ですが、ビタミンB群が豊富に含まれているので美肌効果や健康効果があります。ダイエット中でも夜はお米を抜いて朝は食べるなど、食べる時間を考えて摂取したい栄養価の高い食材です。
- 炭水化物:炭水化物はブドウ糖・果糖などから構成されているものを総称です。大きく分類すると体内に吸収されてエネルギー源になる「糖質」、消化吸収されずエネルギーにならない「食物繊維」とに分類できます。
- たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
- カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
- 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
- ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
- ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
- ビタミンB6:ビタミンB6は、たんぱく質をアミノ酸に分解し、再合成して筋肉や必要な組織を作る働きがあります。加えて、体内のホルモン分泌のバランスも整える働きを持っています。エネルギー代謝にも関わり、加えて神経伝達にも関わる多くの役割を持つビタミンです。
- 食物繊維:食物繊維は、植物の細胞壁を構成する、人間の消化酵素では消化できない成分とされています。食物繊維は、植物しか作り出すことしか出来ず、水に溶けるか溶けないかで種類が分かれます。人間の腸内環境を整える免疫力改善等の働きがあります。
効果・効能
お米は、生活習慣病にも効果があります。健康が心配で朝ごはんにパンを食べている方は、是非お米に変えてみましょう。αグロブリンという成分が代謝を促進し、血中コレステロールの抑制や中性脂肪を減らす効果をもたらします。
- コレステロール値を下げる
- 中性脂肪を減らす
- 生活習慣病予防
- メタボリックシンドローム改善
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お米の日持ちはどのくらい?
お米は冷蔵保存よりも冷凍保存が向いているので冷凍する方も多いかと思いますが、どのくらい保存できるのでしょうか?炊いお米の日持ち日数の目安は、常温・冷蔵・冷凍それぞれ下記の日数となっています。
- 常温保存…1日
- 冷蔵保存…約2日
- 冷凍保存…約1ヶ月
お米は涼しい時期でその日のうちなら常温保存でもOKです。炊飯器に入れっぱなしにするのは、その日にうちに消費できる場合のみです。
冷蔵保存は2日ほど日持ちしますが、お米が硬くなってしまうのでオススメではありません。すぐに食べない場合は、冷凍保存がオススメで1ヶ月ほど日持ちします。
お米は腐ると・傷むとどうなる?
お米は腐ったり異端だりするとどうなるのでしょうか?炊いたお米は傷みやすいです。冷蔵保存していたも傷むことがあります。腐ったり傷んだりしたお米の特徴を確認してみましょう。
- 黄色っぽく変色している
- カビくさい臭いがする
- カビが生えている
- ねばねば糸を引いている
お米は腐るとカビが生えたり糸を引いたり、くさくなったりします。特に暖かい時期に炊飯器に入れっぱなしにしておくと、このような状態になりやすいです。
すぐに食べないお米は、冷蔵か冷凍で保存してください。冷蔵庫で保存していても、長時間放置すると腐ってしまうので気をつけましょう。
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お米が冷蔵庫で固くなる原因
お米を冷蔵保存すると、腐ってはいないけれど硬くなることがあります。これはお米が含む“でんぷん”が変化したことによるもので、食べられないわけではありません。
ただ、食感や味が劣化しているので美味しくないと感じる方が多いでしょう。ちなみに、 冷凍庫保存の場合はでんぷんが劣化しないので、解凍後ももっちりとした食感が残ります ◎
お米に含まれるでんぷんは、0〜3度の時に変質しやすく、冷蔵庫は5度前後に設定されているので劣化してパサパサしたり、味が落ちる原因となってしまうのです。
お米が固い時の対処法
お米が固くなったりパサパサになった時の対処法としては、“水をかけて電子レンジで加熱する方法”があります。茶碗1杯分のお米に対して小さじ1杯の水をかけ、ラップに包んでレンジ加熱します。お米に水分が入っていくので、食感が戻りますよ。
お米を長持ちさせる保存方法
炊いたお米の保存方法について、常温・冷蔵・冷凍別にご紹介いたします。
常温保存
炊いたお米を常温で保存するには、下記の項目が必須となります。
- その日のうちに消費する場合のみ常温可能
- 涼しい時期に限る
冷蔵保存
炊いたお米は冷蔵保存も可能ですが、でんぷんが変化して硬くなったり乾燥しやすくなるので、あまりオススメではありません。冷蔵保存の日持ち目安は、約2日です。
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冷凍保存
冷蔵保存したお米はどうしてもパサパサしたり、味が落ちてしまうので、できれば冷凍保存がオススメです!冷凍おにぎりや冷凍チャーハンが販売されているように、冷凍したお米は劣化しにくいのが特徴です。
冷凍庫ではでんぷんが変化することもないので、1ヶ月以上保存しておくことができます。
- 温かいうちにラップに包む
- 粗熱が取れたら冷凍庫へ入れる
- 更に密閉袋に入れると乾燥しにくい
ラップには小さな穴が空いているため、ラップだけだど乾燥してしまいます。更に保存容器や密閉袋に入れることで、より乾燥から防ぐことができます。
まとめ
この記事をまとめると
- お米の日持ち日数は、常温:1日(涼しい時期のみ)
- 冷蔵:約2日
- 冷凍:約1ヶ月
- お米は冷蔵保存するとデンプンが変化して固くなる
炊いたお米をすぐに食べない時は冷凍保存の方が美味しく保存できるので、冷蔵庫ではなく冷凍庫で長期保存させましょう♩
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