皆さんはパプリカといえばどのような料理をイメージしますか?私はピクルスだったりサラダなんかに彩りとして入っているイメージがあります。和食にはあまり使わないので、日本人にはなかなかなじみのない野菜ですが、栄養価も高くしかも調理してもあまり栄養が失われにくいという特徴を持つ素晴らしい野菜なのです。今回はそんなパプリカの栄養価や冷凍方法について紹介していきたいと思います。
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目次
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パプリカの栄養は?
パプリカには赤と黄色の種類があります。しかも種類によって含まれる栄養素は少し違いますので、赤パプリカと黄色パプリカを比較しながら栄養素を見ていきましょう。
パプリカに含まれる栄養素
可食部100gあたり 赤パプリカ
- エネルギー(kcal) 30
- たんぱく質(g) 1.0
- 脂質(g) 0.2
- 炭水化物(g) 7.2
- カリウム(mg) 210
- βカロテン(μg) 940
- ビタミンE(μg) 4.7
- 葉酸(μg) 68
- ビタミンC(mg) 170
- 食物繊維(g) 1.6
可食部100gあたり 黄パプリカ
- エネルギー(kcal) 27
- たんぱく質(g) 0.8
- 脂質(g) 0.2
- 炭水化物(g) 6.6
- カリウム(mg) 200
- βカロテン(μg) 160
- ビタミンE(μg) 2.5
- 葉酸(μg) 54
- ビタミンC(mg) 150
- 食物繊維(g) 1.3
この表から分かるとおり赤パプリカの方が黄色パプリカに比べて少しだけ栄養素が優秀であることがわかりますね!特に色素成分のベータカロテンが赤パプリカには豊富に含まれていることがわかります!それ以外は特に大きな差はないのでどちらのパプリカを選んでも十分に栄養価の高い食事ができると思います。
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カリウムが豊富!
パプリカにはカリウムが豊富に含まれています。カリウムは私たちの体の水分を調節する働きがあり、摂取することでむくみの防止や、塩分の調節、血圧上昇の抑制などに役立ちます。
尿の排出を促して体温を下げる効果もあるので、夏バテ防止にも一役かってくれる成分なのです。ただし過剰摂取にも注意が必要で、カリウムは大部分が尿中に排泄されますが、腎不全などで腎機能が低下するとカリウムがうまく排泄されなくなり、高カリウム血症になります。高カリウム血症になると、筋収縮が調節できなくなり、四肢のしびれ、心電図異常などの症状が現れ、重篤な場合は心停止を起こすこともあります。
βカロテンがたっぷり!
赤パプリカに特に多いβカロテンは体にとても良いと言われており、目を守ってくれたり生活習慣病の予防やガンを抑制してくれたりなど様々な健康に良い効果を持ちます。
β-カロテン当量が多い食品は、にんじん、ほうれん草、ピーマン、かぼちゃなどの緑黄色野菜や、かんきつ類、スイカなどの果物です。※引用:栄養相談ナビゲーター
ルテインが目の健康を守ってくれる
赤パプリカにはベータカロテンが豊富に含まれているとお伝えしましたが、黄色パプリカには赤パプリカよりもルテインという黄色い色素をたくさん含んでいます。
ルテインはカロテノイド色素の一つであり、ベータカロテンと同じような効果があります。免疫力を上げてくれたり、がんを予防したり、アンチエイジング作用も期待できます。
ビタミンCが凄い!
パプリカにはさらにビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCはかなり有名な栄養素なので知らない人のほうが少ないかもしれませんが、鉄分の吸収を促進したり、シミやほくろの原因になるメラニン色素ができるのを予防したりと嬉しい作用がたくさん詰まっています。
そんなビタミンCですが、ストレス社会で戦う現代人の心のサポートもしてくれるのです。心が弱ると体調も悪くなりますが、さらにビタミンCには免疫力を高める効果があり細菌やウイルスが体内に侵入するのを防いでくれます。また既に侵入してしまった細菌やウイルスを退治する働きももち、症状が長く続くのを抑えてくれます。まさにスーパー栄養素なのです。
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パプリカを冷凍する方法
様々な栄養価を持つパプリカは冷凍保存することができます。
生のまま冷凍
冷凍する方法は以下の手順で行うと良いでしょう。
①パプリカのわたと種を取ってから好きな大きさにカットしておく
②水気をしっかり拭き取る
③出来るだけ平らな状態でジップロックなどの密閉できる保存袋に入れて中の空気をしっかり抜いておく
④金属トレーに乗せて冷凍保存する(金属トレーに乗せておくと凍るまでの時間が短縮されより栄養価や美味しさが損なわれないというメリットがあります)
茹でてから冷凍
茹でてから保存する方法は以下の手順で行なってください。
①パプリカのワタと種を取ってから好きな大きさにカットしておく
②沸騰したお湯に入れ1分ほど茹でる
③ざるにあけて熱が取れるまでそのまま置いておく
④冷めたら可能な限り水気を取って、ジップロックなどの密閉できる保存袋に入れて冷凍する。
加熱することで、パプリカに含まれている傷みを促進する「酵素」の働きを抑えることができますので、解凍した後もパプリカの鮮やかな色を残すことができます。
冷凍保存したパプリカは生のまま冷凍した場合でも茹でて冷凍した場合でも約一ヶ月程日持ちします。一か月ほど持つと言っても早く食べることに越したことはありませんので、できるだけ早く消費するようにしましょう。
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悪くなったパプリカの状態
こうなったら食べないで!
パプリカは腐っていてもあまり見た目に変化がないので見分けるのが難しい食材です。以下のように状態が変化していたら食べるのをやめた方が良いです。
- 全体がしわしわになっている
- ぶよぶよ柔らかくなっている
- ぬめぬめしている
- 明らかにおかしい匂いがする
- 茶色や白っぽい液体が出てくる
- カビが生えている
このような変化が見られた場合は腐敗が進んでいる証拠ですので、口に入れるとお腹を壊したりなどの食中毒の危険性がありますので絶対に食べないようにしてください。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?パプリカは肉厚でとてもジューシーな野菜です。栄養価もたっぷり含まれているので私たちの健康をサポートしてくれること間違いなしですよ!
この記事をまとめると
- 赤パプリカにはベータカロテンが、黄パプリカにはルテインが豊富に含まれている!
- パプリカにはカリウムやビタミンCなどの身体に栄養成分が豊富!
- 冷凍することで約一ヶ月程日持ちさせることが可能!
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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