生はちみつの危険性・注意点!毎日食べる効果・食べ方・はちみつとの違いは?

「生はちみつ」という蜂蜜の種類を知っていますか?健康効果や美容効果が注目される生はちみつですが、危険性や注意点はあるのでしょうか?普通のはちみつとの違いについても着目しました。今回は、

  • 生はちみつとは?栄養 / 効能
  • 生はちみつの危険性 / 注意点
  • 生はちみつの食べ方

これらのテーマについて紹介いたします。

スポンサードリンク

生はちみつとは?

「生はちみつ」とは、加熱処理やろか処理を行っていない自然の状態そのままのはちみつです。通常のはちみつは加工段階で加熱したり、ろ過したりして殺菌します。

しかし、その工程を踏むことで栄養素や効果が減ってしまいます。生はちみつは手を加えず、収穫した状態に近い蜂蜜なのです。

スポンサードリンク

生はちみつの良さ

生はちみつの良さは、加熱処理を行っていないので栄養成分をそのまま残すことができることです。通常のはちみつとは異なり、本来の成分がそのまま入っています。

生はちみつの栄養

生はちみつは手を加えていない分、栄養成分が豊富に含まれています。代表的なものとしては、乳酸菌・グルコン酸・オリゴ糖・ブドウ糖・ビタミンB1などです。これらは体に良い栄養素で、通常のはちみつより多く含んでいることで少量でも効果を実感することができます。

  • ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
  • オリゴ糖:オリゴ糖は、複数のブドウ糖、果糖といった単糖類が結合して鎖になった状態のものです。体内に入ってから酵素で分解されるため、血糖値の急激な上昇を抑えることが知られています。虫歯にもなりにくく、腸内環境を整える働きも持っています。
  • ブドウ糖:ブドウ糖は、穀類や果物に多く存在している糖分です。水に溶けやすく0.1%血液に存在しています。脳はブドウ糖しかエネルギーにすることができず、1日に摂取したブドウ糖の約20%を消費すると言われています。また、体の酸素を運ぶ赤血球もブドウ糖をエネルギーにするためかけがえのない栄養素です。

生はちみつの効果

生はちみつに含まれる上記の栄養成分によって、このような効果を期待することができます。

生はちみつの効果
  • 便秘解消
  • 疲労回復
  • 保湿力アップ
  • 免疫力向上/風邪予防
  • 脳の活性化

乳酸菌やグルコン酸・オリゴ糖には腸内環境を整える働きがあり、悪玉菌を増やして善玉菌を増やしたり、便秘を解消する効果などを期待することができます。

また、ビタミンB1がブドウ糖と合わさることにより疲労回復効果をもたらしたり、生はちみつに含まれる生きた酵素により免疫力をアップさせる効果もあります。

生きた酵素には強い抗酸化作用があるので、体の老化の原因となる活性酸素の働きを抑えるアンチエイジング効果も期待できます。保湿効果もあるので、美容にピッタリの食材なのです。

スポンサードリンク

生はちみつの危険性・注意点

生はちみつは加熱していないはちみつですが、そのままで食べる危険性や副作用はないのでしょうか?生はちみつで起こり得る危険性について、いくつか確認していきましょう。

ボツリヌス菌

はちみつには「ボツリヌス菌」という菌(芽胞)が含まれており、胃腸が発達していない1歳未満の赤ちゃんに与えるのは絶対禁止とされています。

ボツリヌス菌は120度以上で4分加熱することで消滅しますが、生はちみつは加熱していないので生きた状態で含まれている可能性があります。

ボツリヌス菌を摂ると?

ボツリヌス菌を乳児が食べると、腸内で芽胞が発芽し増殖して”乳児ボツリヌス症”を引き起こす

乳児ボツリヌス症の症状としては、便秘・筋力の低下・表情の喪失・脱力状態となります。死亡例は少ないですが、悪化すると命に関わることがあるので注意が必要です。

大人はボツリヌス菌を食べてもこの症状になることはないので、生はちみつを食べても問題ありません。しかし、既に菌が増殖した食品を食べると症状が出ることがあります。

アレルギー

はちみつはアレルギーを持つ食品で、症状としては蕁麻疹・口周りや口内のかゆみ・くしゃみ・鼻水などがあります。生はちみつでも通常の加工済みはちみつでも起こり得る症状ですが、生だとよりアレルギーを起こしやすくなる可能性があります。

スポンサードリンク

はちみつを毎日食べる効果

はちみつは体に良い食材なので、毎日大さじ1杯ほどのはちみつを摂り続けることで便秘解消・疲労回復・免疫力向上・風邪予防・美肌効果などを期待することができます。通常の砂糖よりもずっと栄養価が高いので、料理に砂糖を加える代わりにはちみつを使用するのもオススメです。

寝る前に食べる効果

寝る前にはちみつを食べる効果として、眠りにつきやすくなることが挙げられます。寝る1時間前に大さじ1杯のはちみつを食べることで、睡眠時の成長ホルモンの分泌が円滑に行われます。これにより体脂肪が燃焼される作用も期待することができます。

生はちみつの食べ方 

生はちみつの魅力は、”手を加えていないそのままのはちみつ”なので、そのまま舐めたりヨーグルトにかけたり、フルーツにかけたりとシンプルな食べ方がオススメです。加熱すると壊れてしまう栄養成分もあるので注意しましょう。

まとめ

「生はちみつの危険性と毎日食べる効果」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • 生はちみつは加工処理していないありのままの蜂蜜!本来の栄養成分がそのまま含まれている
  • 生はちみつにはボツリヌス菌が含まれている可能性があるので、1歳未満の子供には絶対与えない!

生はちみつは通常のはちみつと比べて少々高いですが、本来の栄養素がそのまま含まれているので美容効果・健康効果共に期待することができます。アンチエイジング効果もあるので、見かけた際は是非お試しください♩

スポンサードリンク