「牛乳の飲み過ぎは体に悪い」と聞いたことはありますか?いろいろな意見がありますが、中にはデマもあるようなので注意が必要です!体に悪いという科学的根拠はあるのでしょうか?今回は、
- 牛乳の飲み過ぎは体に悪い?
- 体に悪いと言われる理由
- 牛乳のメリット / デメリット
- アメリカ人は牛乳を飲まなくなってる?
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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牛乳の飲み過ぎは体に悪い?健康?どっち?
牛乳はカルシウムをはじめ、ビタミン類・ミネラル類・たんぱく質・脂質をバランス良く含んでいる飲み物です。骨を強くしたりエネルギー源となるなど健康に良い飲料のイメージが強い牛乳ですが、「牛乳は体に悪い」と言われることもあるようです。
果たして牛乳は健康にいいのか、体に悪いのか、どっちなのでしょうか?
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牛乳が体に悪いと言われる理由!デマも
まずは”牛乳が体に悪い”と言われる理由について、いくつか見ていきたいと思います。事実なこともあれば、中には完全なデマであることも!デマに惑わされないよう、一つ一つ確認していきましょう。
乳糖不耐症
「乳糖不耐症(にゅうとうふたいしょう)」という言葉を聞いたことはありますか?牛乳だけに関わらず、チーズやヨーグルトなどの乳製品に体が反応して腹痛や下痢・消化不良を起こすことを指します。
乳糖不耐症は 牛乳に含まれる乳糖(ラクトース)を消化吸収するために分解する”ラクターゼ”という消化酵素が不足するために起こる症状 で、小腸内でトラブルとなります。
また、牛乳に含まれる乳酸菌には腸内環境を良くして便秘解消や予防をする働きがありますが、過剰摂取することによって消化不良となり、下痢や腹痛の原因となります。
牛乳アレルギー
食物アレルギーには様々なものがありますが、牛乳はその代表的な食品で、鶏卵アレルギーに次いで多いアレルギーと言われています。
牛乳アレルギーの症状としては蕁麻疹が多く、咳・呼吸困難・嘔吐・腹痛・下痢などがあります。また、重症化した場合はアナフィラキシー症状を起こすこともあり危険性の高いアレルギーです。
アレルギーを発症するまでの時間は食後1時間以内が多いようですが、中には数時間後に現れることもあります。
“牛乳=太る”イメージ
牛乳のカロリーは1杯(200ml)あたり約140kcal、脂質は約8gと高めです。脂肪分を抑えた低脂肪乳であればそれぞれの数値は下がりますが、通常の牛乳は飲みすぎると肥満に繋がることもあります。
アレルギーや乳糖不耐症の人にとっては牛乳のイメージが悪いかもしれませんが、直接的に牛乳が体に悪いことはありません!
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牛乳を飲むメリット・デメリットは?
では、牛乳を飲むメリットとデメリットを比較してみましょう。それぞれどのようなものがあるのでしょうか?
メリット
牛乳にはビタミン類・ミネラル類・たんぱく質・脂質など栄養成分がバランス良く含まれていますが、特に有名なのはカルシウムです。カルシウムには骨を強くする働きがあるため、 成長期の子供の骨を形成したり、高齢で弱くなった骨を強化する働き があります。
また、美肌作りや美髪作りに欠かせないビタミンB2も含まれているため、 美容にも効果的 です◎そして乳酸菌によって腸内環境を良くするため、便秘を解消して肌を綺麗にする働きもあります。
デメリット
牛乳を飲むデメリットはアレルギーや乳糖不耐症以外あまりありませんが、牛乳に含まれる”乳糖”は糖分なので、口の中に残ったままだと虫歯になる可能性があります。牛乳を飲んだ後は必ず歯を磨いたり口をすすぐなどすることで対処することができます。
“牛乳が体に悪い”化学的根拠
“牛乳は体に悪い”と言われることがありますが、実はこれに科学的根拠はありません。デマも多く飛び交っているようなので、あまり悪い意見に左右されない方が良いでしょう。
アメリカ人は牛乳を飲まない?
日本では牛乳は日常的に飲まれ、学校給食でも1人200mlパックが配られるほど当たり前の飲み物ですが、アメリカでは近年牛乳を飲まない人が増えているようです。
その理由として、健康志向が高まりアーモンドミルクや豆乳・オーツミルクなどの植物性ミルクの人気が急増したことが挙げられます。これらの植物性ミルク飲料は日本でも販売されていますが、まだまだ牛乳の消費量の方が多いです。
もちろん牛乳にも健康効果があるので、個人的には牛乳を飲み続けたいと思います…!
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牛乳は飲まない方がいいの?
結論として、牛乳は栄養バランスが良く健康効果・美容効果が期待できる飲料なので、1日1〜2杯という適量であれば体に影響が出ることはありません。牛乳アレルギーをお持ちの方や乳糖不耐症の方にとっては危険な飲み物ですが、そうでなければ健康に害のあるものではないので安心しましょう。
まとめ
「牛乳は体に悪い?」というテーマについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- 牛乳が体に悪いと言われる原因は、①牛乳アレルギー ②乳糖不耐症 ③高カロリー高脂質で太るから
- 牛乳が体に悪いという科学的根拠はない!
牛乳の体への影響は賛否両論あるようですが、体に悪いという科学的根拠はなく、中にはデマのまま広まっていることもあるようなので安心してください。栄養バランス豊富でカルシウムたっぷりなので、ぜひ普段の食事に取り入れてみてくださいね。
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