「ハタハタ」は秋田県や兵庫県を中心に獲ることができる小さめな魚ですが、「調理の際の内臓」でお悩みの方はいませんか?下処理した方が良いのか丸ごと食べたら良いのか、どうすれば良いのでしょうか?今回は、
- ハタハタの旬と産地
- 塩焼けと煮付けで内臓は食べる?
- 内臓の取り方&下処理
- ハタハタを丸ごと調理食べるレシピ
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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ハタハタとはどんな魚?
英名 | Sandfish |
別名・和名 | 鰰 |
エネルギー(100gあたり) | 113kcal |
糖質量(100gあたり)
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0g |
ハタハタは、スズキ目ハタハタ科の魚です。「ハタハタ」という特徴的な名前は、鳴りとどろく雷を意味する「はたたがみ(霹靂神)」に由来しています。というのも、産卵期を迎えたハタハタが冬になると勢いよく沿岸に押し寄せるからだそうです。
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生産地
ハタハタの生産地は、国内では兵庫県が一番の生産量を誇っています。それ以外の地域では、鳥取県や秋田県での生産も有名です。
旬
ハタハタの旬の時期は、生産地によって異なります。鳥取県や兵庫県では9月〜翌年5月、秋田県では11〜1月にかけた時期を旬としていますが、「ハタハタ=冬の魚」というイメージとして知られています。
栄養素
ハタハタをはじめとする魚類には、DHAやEPAといった脳に働きかける栄養素が含まれています。サプリにも使われており、脳の老化防止にも効果があると言われています。また、若返りに必要と言われるビタミンEも豊富です。
- DHA(ドコサへキサエン酸):DHA(ドコサヘキサエン酸)は、脳や血管、加えて代謝にも関わる多くの健康効果を持つ栄養素です。脳の栄養素としての働きは特に有名で、脳の発達や神経の機能維持に使われています。眼精疲労の解消や情報伝達にも使用され、疲労を軽減します。血液の脂質を減少させ、脂肪燃焼も助ける栄養素です。
- IPA/EPA(イコサペンタエン酸):IPA(イコサペンタエン酸)はEPAにとも呼ばれ、人間の血管性の病気を予防する働きが特に強く、ドロドロになっている血液をサラサラにする力が強い脂質です。そのため、心筋梗塞や脳梗塞と言った病気や高血圧の改善効果があります。最近の研究ではアレルギー症状の改善も報告されている栄養素です。
- ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
- カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調節してくれる働きがあります。
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ハタハタの内臓は食べる?処理する?
ハタハタを調理する際、「内臓はどうすればいいの?」と疑問に思う方も多いようです。ハタハタの内臓の処理について、代表的な料理「煮付け」と「塩焼き」のパターンを見てみましょう。
ハタハタの塩焼き
ハタハタの内臓は基本的にあまり食べるものではありませんが、 塩焼き前に内臓を取り取出そうとすると卵まで出てきてしまうため、そのまま焼いた方が綺麗に焼くことができます 。
ハタハタの煮付け
ハタハタを煮付けにする場合も、内臓処理は特にする必要がないとされています。そのまま丸ごと煮込んで、食べる時に内臓を避ければOKです。丸ごと調理できるのは、下処理時間の時短になって非常に便利ですよね。
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ハタハタの内臓の取り方・下処理
どうしても調理前にハタハタの内臓を処理したい場合は、取ってから調理してもOKです。内臓の取り方としては、頭と身を切り分けた後、包丁の刃先で内臓をかきだし、洗うのが一般的です。
ハタハタは大きい魚ではないので、魚調理初心者の方でも処理しやすいかと思います。また、ハタハタにはウロコがないため、ウロコを剥がす下処理は不要です。
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ハタハタの焼き方(塩焼き)
ハタハタを塩焼きにして食べる時の焼き方を、簡単にご紹介したいと思います。内臓は取らず丸ごと焼いた方が綺麗に焼けるので、これといった下処理は不要です。
- ハタハタの表面に塩を付ける
- 片面ずつじっくり焼く
シンプルですが…ハタハタを焼く時のコツはあまりありません。小さな魚なので生焼けになりにくく、手軽に焼くことができますよ。
ハタハタを丸ごと食べるレシピ・食べ方
ハタハタを丸ごと食べるには、煮付けや塩焼きが有名ですが、他にもこのような料理にアレンジすることができます。
- 唐揚げ
- 天ぷら
- 一夜干し
ハタハタは身が小さいので、唐揚げにすることで丸ごと美味しく食べることができます。焼き魚や煮付けが苦手な方にはオススメです。また、一夜干しにしたハタハタはお酒のお供として相性抜群です◎食べ方のバリエーションは様々なので、是非試してみてくださいね。
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まとめ
「ハタハタの内臓は食べる?処理は必要?」というテーマについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- ハタハタは煮付けや塩焼きにする際、内臓処理は不要◎
- 丸ごと食べるオススメの食べ方は、唐揚げ・天ぷら・一夜干しなど
ハタハタはあまりメジャーな魚ではありませんが、調理方のアレンジは様々なので是非試してみてくださいね。
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