最近、毎年ニュースで話題になるようになった食中毒。さまざまな食中毒の原因がありますが、カツオを食べてから生じる食中毒で一番多いのが寄生虫アニサキスです。
今回は安全にカツオをたべるためにどのようなことに気をつければいいのか、どんな症状が出るのか、アニサキスに当たる確率はどのくらいなのかをご紹介します!
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美味しいカツオが食べたいけれど
カツオのお刺身やカツオのたたきって本当においしいですよね!ポン酢と一緒にからめて食べるイメージをするだけで唾が出てきてしまいそうです。しかし、そんな美味しいカツオですが、毎年なにかしらの問題が起きているイメージがありますよね。
食中毒のイメージが!
カツオのお刺身というと「アニサキス」というワードが頭に思い浮かぶ人も少なくないはず。アニサキスの被害件数は2018年に468件で、過去の総件数1330件のうち35%を占めています。2017年の230件から倍増しているんです!確かに最近アニサキスって名前をよく聞くな〜と思っていましたけど、2017〜2018年の間に被害件数が倍になっているとは・・・。
実は被害件数の増えた理由の一つとして、アニサキスの知名度が高まっていることが挙げられます。2017年より前でもアニサキスの被害にあっている方は多かったのですが、2017年に芸能人がアニサキスの食中毒を体験し、その内容を公表したため一気に世間に知られることになりました。それからアニサキス食中毒の届出が増えたため、被害件数が明らかになったということですね!芸能人の方の影響ってすごい。
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アニサキスって?
食中毒を引き起こすアニサキスというのは、アニサキスの幼虫のことを言います。白い糸のような姿をしていて体長は2〜3cm程度です。カツオに限らず、サバやサンマなどの魚介類の体内に住み着いています。アニサキスの幼虫がいる魚を生で食べたり、生に近い状態で食べると生きた幼虫が人の胃や腸の壁に入り込むといった場合があります。
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食中毒になると?
食中毒症状
アニサキスによる食中毒(アニサキス症)は食後数時間から数10時間後に、みぞおち付近に激しい痛み、悪心、嘔吐などの症状が生じます。この他にもアニサキスがどこで体内に入ったかによって場所が変わり、激しい下腹部痛が起きる場合もあります。ほとんどの場合は急性胃アニサキス症といい、みぞおち付近に激しい腹痛が出ることが多いです。
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カツオの刺身やたたきを食べてアニサキスに当たる確率
実は相当低い!!
厚生労働省によると年間の食中毒患者は4000人から7000人ということが言われています。アニサキスを食べた人全員がかならずアニサキス症になるわけではなく、食中毒患者の中でも0.6%ほどしかアニサキス症はみられないようです。
刺身を食べてアニサキス症になる確率をざっくり計算した方からの情報によると、日本の全国民が毎週1回、生魚(カツオに限らず)を食べて、年間7000人食中毒が発生したと考えた場合、900000人に1人の確率と同じであるらしいです。これは1000万円の宝くじが当たる確率と同等と言われています!
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食中毒は予防できる
安全にカツオを食べるために
食中毒は予防することができます。丸ごと一匹の魚を購入した際はすぐに内臓を取り除いてください。そして内臓は生では絶対食べないようにしましょう。その後、目視で体についたアニサキスの幼虫を除去するようにしてください。これらが手間に感じる場合は、すでにさばいてある生食用の魚を購入すると安心ですよ!
もし一匹そのまま生魚を食べる必要がある場合は、-20°で1日以上冷凍するとアニサキスは死滅すると言われています。一般的に料理で使う酢や塩漬け、醤油、わさびなどをつけてもアニサキスの幼虫は死滅しないことが確認されていますのでご注意ください。
◯アニサキスから身を守る5つのポイント!
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- 新鮮な魚を選び早めに内臓を取り除く
- 目視で幼虫の有無をチェックする
- しっかりと噛むようにする刺身(生食)を控える
- 冷凍する(-20℃で24時間以上)
- 70℃以上で加熱する
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まとめ
いかがでしたでしょうか?アニサキスの被害をここ数年でよく聞くようになったのは、ある芸能人の方の公表によるものだったのです。やはり芸能人の方の影響力は凄まじいですね。私たちも他人事とは思わずしっかり気をつけて、安全に美味しくカツオを食べたいですね!
この記事をまとめると
- アニサキスは予防することで完全に防ぐことができる!
- ここ数年でアニサキス症の被害件数が倍増しているのはある芸能人のおかげ!
- アニサキス症になる確率は非常に少ないけれど、十分に注意しよう。
このように様々な食品についての知識をシェアしております。気になった方は他の記事もぜひ読んでいただければと思います!
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