カツオのたたきを日持ちさせる方法は?旬の時期やアレンジも紹介

脂が乗って濃厚なカツオと爽やかな香りを持った様々な薬味を一緒に味わえるカツオのたたきは、カツオを美味しく食べる方法として知られていますよね。

このカツオのたたきを、長く日持ちさせる方法をご存知でしょうか?

  • カツオについて詳しく知る
  • カツオのたたきを日持ちさせるには?
  • カツオのもつ栄養素と健康効果
  • カツオのアレンジレシピ

今回は、こちらについて詳しく解説します。

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カツオとは

カツオの特徴

カツオは、スズキ目・サバ科に属する魚で、全世界の熱帯・温帯海域に広く分布しています。日本においては、主に太平洋側で多く漁獲される傾向にあります。

毎年初夏に行われるカツオの水揚げは「初鰹(はつがつお)」と呼ばれていていますが、この時期のカツオにはまだ脂が十分に乗り切っていないため、比較的低価格で取引されることが多くなっています。

カツオの旬の時期

その一方で、カツオが南下を始める9月〜10月は「戻り鰹(もどりがつお)」と呼ばれており、非常に脂が乗っていて美味しいことから取引される価格も高くなるのが特徴です。

この時期に作るカツオのたたきはまさに絶品と言えるでしょう。

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カツオのたたきを日持ちさせる方法

新鮮なカツオで作ったカツオのたたきは、なんと言っても鮮度が一番です。ここでは、カツオのたたきを美味しい状態を保ちながら日持ちする方法を解説します。

冷凍で2~3週間日持ちする

結論から言うと、カツオのたたきの保存は冷凍保存が一番です。-18℃の温度帯にて、以下の手法で適切に保存を行うことで食中毒などの発生リスクを大幅に抑えることが出来ますよ。

  1. カツオのたたきを食べやすい大きさにカットしておく
  2. キッチンペーパーでカツオのたたき表面の余分な水分を拭き取る
  3. 1食分のカツオのたたきをラップで包み十分に空気を抜く
  4. ラップごとジップロックに入れて再度空気を抜き、しっかりとチャックを閉める
  5. ジップロックの表面に冷凍実施日を記入する
  6. ジップロックが平らになるように金属トレイに乗せる
  7. 速やかに冷凍庫内に保管する

この方法で冷凍保存を行えば2週間〜3週間は鮮度を保ったまま冷凍保存することが出来ますよ。

どうして金属トレーに乗せるの?
金属は熱が逃げやすく、冷却効率が非常に良い素材です。そのため、金属トレイに冷凍させたい食材を乗せることで冷却された金属の冷たさが食材へと伝わり、結果として冷凍までの時間を短縮させることが出来るのです。

なお、冷凍したカツオのたたきを解凍させたい場合は、食べるまでの時間によって手法を切り替えると良いでしょう。

時間が半日以上ある場合

冷凍したカツオを冷蔵庫へと移し入れて、半日以上の時間をかけてゆっくり自然解凍させると良いでしょう。

なお、解凍させる際にカツオからドリップなどが流れ出る可能性があるため、深型のバットなどにカツオを入れておくと冷蔵庫内の他の食材を汚染させずに済みますよ。

時間があまりない場合

氷を張ったボウルに冷凍状態のカツオのたたきを入れて、上から流水を流し続けることで流水解凍が可能です。なお、注意したいのは流水の温度はできるだけ低い温度を保つこと。お湯などで解凍を行うと、カツオの鮮度が一気に低下して、場合によっては食中毒菌を増殖させてしまう原因に繋がります。

加熱調理をする

一度冷凍したカツオのたたきは加熱調理を行うことでより安全に食べることが可能です。具体的なレシピは後ほど解説しますね。

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カツオの栄養素・味

栄養

カツオは老化防止に効く

カツオには豊富なたんぱく質や、良質な脂が脂が含まれています。また、運動によって分解された筋肉を補修したり、疲労回復効果のある必須アミノ酸も含まれているのが特徴です。

更に、老化防止や美肌効果もあると言われているビタミンB6 が豊富に含まれていることもカツオの特徴の一つです。

ビタミンB6は、傷ついた細胞を補修して肌の新陳代謝を整える作用があります。通常、ビタミンB6を体内に吸収させるためには別途ビタミンB2の助けが必要となります。しかし、カツオにはこのビタミンB2自体も含まれているため、まさに完璧な食材であると言っても良いでしょう。

カツオの味の口コミ

カツオが好きな人は、なんといっても独特の香りと脂の乗った濃厚な味がたまらないと言う声が多いですね。

一方で、カツオの味が苦手であると感じる人の多くが血の臭いがしたり生臭いと言った声が多くなっています。これは、カツオには鉄分が豊富に含まれていることが原因です。

なお、カツオに生臭さを感じてしまう場合は加熱調理することで改善が可能です。

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カツオのアレンジ方法

レシピ

余ってしまったカツオのたたきを全く別の料理に生まれ変わらせるアレンジレシピを紹介します。

炙りカツオ

引用:クックパッド

一度炙ったカツオにマヨネーズを掛けることで臭みを一切感じること無く食べることが可能です。カツオにマヨネーズと聞くと敬遠してしまう人も多いですが、実はこの食べ方はカツオ漁師さんが始めたもの。毎日カツオを食べても飽きないように、工夫した結果生み出された食べ方なのです。

カツオのフライ

引用:クックパッド

解凍したカツオにマヨネーズと醤油で下味を付けたら、パン粉を付けて油でカラッと揚げればカツオのフライの出来上がりです。揚げたての味はまさに格別で大人から子どもまで夢中になってしまうほどの美味しさがありますよ。

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まとめ

この記事をまとめると

  • カツオは太平洋側で漁獲される魚で、特に脂の乗った戻り鰹は重宝されている
  • カツオのたたきを鮮度を保ったまま保存するには、冷凍保存が最適
  • カツオには豊富な栄養素が含まれているものの鉄分の多さから生臭さを感じる場合がある
  • カツオを加熱調理することで、生臭さを感じること無く美味しく食べることが可能

いかがだったでしょうか。

旬の脂が乗ったカツオのたたきは、なんといっても鮮度が命。この記事の冷凍保存方法をしっかりと実施することでカツオのたたきの鮮度を十分保つことが可能なので、是非試してみてくださいね。

この記事が、皆さんの参考になれば幸いです。

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